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見つめてほしい、承認欲求

承認欲求は誰でも持っている訳でして、当然それは悪い事ばかりじゃありません。
因みに、今回投げ銭設定の練習もしたりしてますが全文読めます。

承認欲求は滴度に動けば適切な効果を出す訳で、それが仕事での成功だったり恋愛の成就だったり、または社会で認められる何がしかの仕事をするって事になります。
そのため、承認される為の努力をするのが従来のパターンなんですが、ネットの発展と共に、自分は力があると思いこむ傾向が強くなって、なんて事もあります。

承認欲求というもの

大まかに言って、自分を認めてもらいたい欲望ですね。
自分の言っていること、やっていること、作った物等々それらを他者に認めてもらう、社会で評価してもらうって事で満たされる欲望です。

この欲望を満たす為に人は何か発表したり行動したりする訳ですし、他者との交流から相手の望む答えを出す(何もおべっか使えと言う訳ではない)、人が求める成果を出すなんて事に動いていく訳ですね。

なので、結果がどうであれその人が行う行動に関しては失敗してもそれなりに力量が育つ事にはなるんですが…

承認欲求が肥大化する時

自分の現状以上に評価されたいと言う意識だけが強くなった時、承認欲求は肥大化するって感じですね。
自分の現状以上に評価されたいと言うのは大体小学校4年位までには経験する事かと思います。
中学になると、自分の能力以上の力を発揮できるという、自分自身への過信が生まれ、そういう評価を求める訳ですが挫折します。

その中学生気分のママの人をネットでは中二病なんて言ってたりしましたし、今や中二病は割とメジャー。
妄想と現実の区別がつかなくなったような人まで中二病としてしまったりと範囲が広まりまくってますが、根底には承認欲求がありますよね。

自分の能力を必要以上に過信する場合は、いまの自分に満足できてない事が多いですが、そこからの努力をするにせよしないにせよ、周囲が自分を褒めそやす展開が妄想として発展していくと思います。
誰でもモテモテの自分や、天才的に評価される自分とか。

そんなのに対して現実との接点や折り合いをつけて大人の階段を登っていくんですが、果たしてそれをできなかったら。

承認欲求と、それを満たすための自分が本当で世間が違う!とかなってきたり周りが理解してないと他者が全て問題としていく他罰主義が悪魔合体したらそれは承認欲求の肥大に繋がっていき、承認されるための承認になっていくってなっていきます。

暴走!承認欲求!!

その結果、自分が認められないのは他者の所為、あいつがもんだい!みたいになって他者排除に走ったり、望むべく形にならないのは周りが悪いからなんとかして!と誰かに頼んだり。

大人になってもそれだと、今度は相手に対してより攻撃的になったりしますね。
罠に嵌めてみたり、全否定!嘘の呼吸とかね。

そういう状態になった承認欲求は暴走状態ですが若ければ若いほどそうなりやすい、なんてのは過去の話。
現在はネットで、自分は凄いんだぞ!妄想が気楽にできるし、否定意見は見ないでもいい。

悪魔合体した承認欲求がネットの、一人遊びな状態で勝手に自己満足状態になってしまった上に他者を見下し始めたらそれは収まりがつきません。

攻撃型自己満足

自分の障害と思える存在に対して攻撃していきます。
そいつが邪魔する理解しないからいけない、なんて感じからそいつが悪い理由を必死で考え出してしまうんですが、必死で考えている割には無意識の産物的に動いています。

だって自分は崇高な存在でそういう事を考えていないけど、そう言う事実がないといけないから!そういう真実が存在しないといけないから!
なので相手は常に愚かで馬鹿、無能でないといけない状態になるんですがそういう事実はないんでその人の中の真実だけが暴走していく。
心の中で、どんどん憎悪とヘイトを溜めて行って、攻撃していき周囲を見なくなってしまうんですよね。

この状況に陥らない様にするには「経験が大事」なんですが何も歳を経ているからならないってもんじゃないんですね。
若くても色々な経験(情報も含む)や体験、歳をとっていても経験が少ないなら若造の無意味な怒りと同様の事をしてしまう様になります。
そういう事を避けるためには、ちゃんと考えていかないといけないですが、考えての行動を立ち止まっているとか後ろを振り返っているとか言い出し、突っ走る事が大事!みたいになってそれを若者の特権!みたいに言ってしまう人や周囲の年長者が出ると攻撃型の人は、さらに攻撃性を強めていってしまうことになってしまいますからねえ。

内向型自己満足

外への攻撃と違い、内に籠もるような感じで自己満足をするんですけれど、引きこもりがそうだと思われがちですが、引きこもりは自己満足を得られないパターンも多いので安易に混ぜたら危険です。

実際には、自分の中に溜め込んでいき周りの人や特定の人物に対して愚痴や泣き言、不平や不満を言って解決するタイプですね。
言い方を変えれば自分への理解者を設定して肯定してもらうことで自分の中でだけ満足する、他者が認めてくれているという満足でごまかすタイプ。

だからなんどか設定を変えることもありますが、理解者が肯定してくれることでたとえ仕事がうまくできなくても、たとえ長続きしなくても周囲の悪意が原因な可哀想な私を演じることができます。
一人の理解者が変わりに起こってくれれば認めてもらっている感はマックスになりますからね。
それを糧に、仕事にせよ生活にせよ自身の変化は必要ないし努力も放棄してしまう訳ですが、せまい範囲、個人の中での満足なので自然とコミュニケーションや人付き合いは減っていくことになったりします。

聞いた所では、モラハラやパワハラの被害者的な感じになっている、とか?

妄想炸裂自己満足

もう説明しないでも大丈夫ですよね、妄想で自分を勝手に世間に承認させてしまっているタイプです。

例えば、とんでもない陰謀論を信じてあちこちに説明してそれをきいてくれた人間が多ければ多いほど自分は世間に影響を与えている、とか。
または政治的な陰謀や捏造、マスコミやメディアの闇の世界なんてことをまことしやかに話していて、聞いてくれる人がいれば良し、否定する人は愚者もしくは工作員!みたいなそんな感じ。

昔だったらカルト教団だけで済んだかもしれない妄想型の自己満足ですけど昨今はネットが存在しています。
自分を認めてくれる人だけが見に来ている、読んでいるなんてことで自分の大物感、肥大化した承認欲求を満足させて居る状態ですけれど、それだと際限がない。

例えば否定する人は工作員や、敵対勢力で済ませられるから自分を否定することも非難する事も見ないで済む。
また同時に、自分の周りがイエスマンだけになるからだんだんと現実との接点も希薄になっていく。

大昔ならコミケ等の同人作家で人気がで始めた人の周囲に信者チックなひとが集まって出来上がるような妄想型自己満足が、ネットではお手軽に手に入るのでいまはこっちのタイプが主流かもしれませんよね。

昔、2ちゃんだった頃に話題になったなりきり厨だのお泊り厨だの前世厨みたいなのが、普通にネットで妄想を垂れ流し自己満足に浸り、そして悪化させてくんです。

もしかすると、麻薬よりひどい

酒やタバコや麻薬の様に外部からの刺激での妄想ではなく、自身の中で作り出し快楽に浸る訳ですから妄想能力があれば持続する酩酊状態。
この状態での酩酊に耽溺して長く浸かれば浸かるほど、現実復帰は不可能になりますし、妄想と脳内麻薬の強さによっちゃあより強力な承認欲求を求めて悪化する速度も上がる。

素を断てばなんとかなる酒やタバコや麻薬と違って内部だから遺憾ともしがたし。
断つことのできない酩酊物質に酔っ払い、どんどん変な妄想と変な信者に取り囲まれて、いつかはカルト教団の集団自決みたいになるんじゃないか?てな危機感も無い訳ではないし、カルト教団的なテロも起こりうるのではないか?と危惧してる面はあるんですけれどね。

解決方法は?

あまりない、かもしれない。
少なくとも、自分の欲求を満足させるための存在がそこにある間は絶対に無理だし、自身を否定する存在から逃げやすい状況ではまず無理。

いま、そんな風になってしまった大人年代の人たちを救う方法はないけど、子供らがならない様にするには、まあコミュニケーションを取ることかなあ?としか言えない。

いろんな話をして、時に肯定され時に否定され、あるときはめちゃくちゃバカにされてしまうような状況や成功と挫折を味わうような環境があってこそ承認欲求も自己肯定意識も正しく育つと思うのだけど、それがないまま大人になっていくと言うか年齢だけ重ねていくと、自分を否定する現実に対して攻撃的な承認欲求の発露があるかもしれないし、妄想に逃げるかもしれない。

要は、時にはアナログな生活も大事だよ、と。
人の社会に暮らすんだから、そういう部分が無くなったら暴走する利己主義の承認欲求だよねえ、と。
そういう認識をちゃんともった方が良いかもしれないですね、と言う現在の状況気分。

特にコロナ禍の中ではリモートだのオンラインだので、自分を肯定してくれるだけの状況により逃げ込みやすくなりましたもんね。



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