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市川猿之助判決に思うこと。

こんばんわ。家刑ジゴロです。
昨日、歌舞伎俳優の市川猿之助被告の判決期日だったんですね。(忘れてました)
傍聴希望者が429人ほどで、実際に配布される傍聴券が25枚ほど・・・。
倍率17.16でしょうか。

前回の初公判の日、こんな記事をあげていたわけでして、執筆している間に
「即日結審してんじゃん!!」ってことになってたから、結構ひっどい記事にはなっていたんですよね・・・。(滝汗)

今日は、この間風邪引いたのが治ったばかりなのでずっと家にいて、「某ミヤネ屋」を見て今日判決だってことを知ったんです。

前回期日での、検察からの求刑は「懲役3年」でしたね。
それに対し、弁護側からの最終弁論では、「執行猶予付きの判決を求める」でしたね。

翌日にある弁護士さんのコメントによると、
「検察が懲役3年を求刑したと言うことは、そもそも検察側が執行猶予付き判決を織り込み済みで求刑しているのでは」と言うご指摘がありましたね。

そして本日。
報道にもある通り、
「懲役3年、執行猶予5年」の判決が言い渡されましたね。

個人的には、その判決言い渡しの後の裁判官が猿之助被告に対して何を言ったのか?と言う事が気になるのですが、それはさておき。

ここからはあくまでも個人的な話ですよ?
ぬるい判決やなぁ〜って思っちゃうんです。

ちょうど、こないだの初公判の後、私自身のカウンセリングがありまして。
話がコレになっちゃったんですよ。
なんせ、事件の内訳がこれなので。

心理師さんと、オイラ、2人揃って
「ちょっとこの裁判の流れはねぇ〜、検察、被告に忖度しすぎなんだよ!!」
から始まり、
自殺の手段に使用した薬の飲み方が水に溶かして・・・と言うことで、
「人生の終わりの時に味わう味がこんな苦いのは嫌だ〜!!だから普通の薬って苦い思いしないように色々とコーティングしてんじゃん!!」とか、
「いくら自殺するにしても、飲んだ薬のシート捨てるってまずありえないし。なんで⚪︎人で引っ張れなかったワケ?!」とか、もう、メンタルの専門家と何度も自殺未遂を経験しているオイラという、ある種、その手の最強布陣に近い人間らによる考察が始まってしまいました。

で、今日の判決。
弁当(執行猶予)が付くのは予想はついてましたが・・・
被告自ら自殺未遂してるわけだし、今だって、もう自殺の危険性はなんら問題ないと言えないのであれば、保護観察処分付けろや!!千葉県野田市の虐待死事件の時だって、夫からのDVを受けて加担してしまった母親に保護処分付きの執行猶予出ただろうが!!コレでこのあと、猿之助被告が・・・となったら、判決下した裁判官は大変な事になるぞと。

いくら、判決に先立ち、親族から「あの子を刑務所に入れないで」と言う嘆願書が出たと言っても、執行猶予つけた後、本人が後追いしないような支援体制が確立できてると認定できなきゃ、「本人の命を守るために、敢えて懲役刑にし、医療刑務所でケアをする」などと言う手段も考えられるのに。

なんか、検察も、裁判官も、実は歌舞伎ファンだったり、歌舞伎ファン(特に猿之助ファン)を恐れてしまって、ぬくい判決出したか・・・。と、傍聴系のパンピーなオイラなんかは思うんですよね。

とはいえ、2週間以内に、検察もしくは被告、どちらからも控訴がされなかったら、この判決は確定します。

猿之助被告がしてしまった罪は大きすぎる。
でも、判決を受け、この十字架を背負って生きて、天寿を全うする事が、残されたたったひとつの贖罪の道。

この世に生を受けた時から、家のレールしか歩めないところに生まれてしまったが故に、別の道をいくらでも歩く事ができると言うことさえ許されないと言うのは、辛いなとは思う。
でも、一歩、勇気を出して、別の道を歩くことをあの事件の前に選んでいたら、こんな惨劇は起きなかったと思うし、あの件で傷つく人もいなかった。
親だって今も生きられた。

もう、自分には無理だな。
別の道で生きていきたいな。
そう思いかけた時に、「頑張ってやってみろよ」と背中を押してくれる人がいたら、彼もどれだけ救われたかと思う。

執行猶予が終わっても、歌舞伎の世界に残ろうが、別の世界で頑張ろうが、彼は彼であることは間違いない。

だから、辛くても、生きろ。

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