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【都知事選】実はすきま風 蓮舫候補と共産党、言うほど蜜月の関係か⁉

まさしく立憲共産党の都知事選

話題性がありすぎた都知事選も終盤に入りました。情勢調査では各社によって差があるものの小池氏リードで蓮舫氏、石丸氏が追うという状況で一致しています。

X上ではやたら蓮舫ネタが目立つのは声の大きな活動家、ユーザーが連日のように投稿していること、また共産党による超前のめりの運動によるものでしょう。

共産党員を名乗るユーザーが投稿した「END百合子」が注目されましたが、このパフォーマンスについては蓮舫サイドからも苦言が呈されていました。相手を茶化すパフォーマンスは確かに選挙運動におけるカンフル剤、陣営の結束を高める効果を持ちます。

しかし無党派層が見た場合、「幼稚」「悪ノリ」「イタい人」に映る場合もあり、諸刃の剣です。

6月30日にバスタ新宿前で行われた街宣もYOUTUBEやSNSに投稿されていますが、街宣というよりもお祭り、ミサです。

「楽しそう」と思う無党派層もいるかもしれませんが、「内輪ウケ」「入れない」と感じる人も多いはずです。蓮舫陣営の方は「盛り上がった」と反論されるかもしれません。しかし街頭演説が盛り上がることが票につながるならばれいわ新選組は大政党になっています。

主戦派の共産党だが立民と連携しているか?

傍で見ているとものすごく盛り上がっています。熱心というよりも狂気に近いものがあります。今回の都知事選ではWBPC(若草、BOND、PAPS、Colabo)追及で実績がある暇空茜さんも立候補していますが、暇空茜さんを支持表明しただけで蓮舫支持者から攻撃されるほどです。

こうした行為が蓮舫さんに好影響をもたらすとは思えません。

老婆心ながらですが、こうした攻撃性は都知事選という共通目的や小池百合子氏、暇空茜氏という敵がいるから発散されるだけであって、いずれその敵意は自陣に向かうことになるでしょう。

加えて「立憲共産党」と揶揄される両党ですが、確かに先の衆院補選など一定の成果はあります。しかし実際にそこまで両党は強力なタッグを組んだのでしょうか。

都知事選を見ていてもむしろ接近しすぎる共産党、お愛想程度の立憲民主党に見えます。

例えば6月29日、杉並区阿佐ヶ谷駅前の街頭演説を収めた共産党東京都委員会のYOUTUBE動画。これ一見、田村智子委員長(左から2番目)と合同で凱旋し最後は大団円で締めたかのようです。

しかし実際に動画を見てみると、サムネイル画像のような大団円的なシーンはありません。

6月30日の銀座街宣では立民の議員の姿は見えますが、共産党関係者が確認できずです。

共産党員が草分け的な運動を展開しているのは間違いありません。蓮舫さん個人の演説だけではなく、一部の支援者たちがスタンディングという形で応援しています。

蓮舫陣営のグループLINEをみると共産党系の「新婦人の会」がシャカリキになって運動していることが報告されています。しかし普通、一人でスタンディングなんてできます? それも自分の支持政党ではない候補なのに。これができるのは共産党員か世捨て人かどちらかですよ。

蓮舫陣営のLINEグループより。

現場の共産党員たちは必死で運動を続けているでしょうし、また共産党幹部、議員らも蓮舫氏支援に奔走しています。しかし当の蓮舫氏、そして立憲民主党幹部はかなり共産党に対して引き気味だと思われます。

と言いつつ蓮舫さんは神宮外苑再開発反対だけならまだしも今度は都民投票なんて言い始めました。これ明らかに大阪都構想の投票のパクリですよね。知恵をつけたのもまず共産党だと予想します。

ほとんど共産党丸抱えの選挙でありながらそれでいて距離感もある蓮舫・立民陣営。なんだか熱狂を得たものの票を失った気がしてなりません。


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