文春砲とは「文春法」だった! 復讐代行屋化するメディアの恐怖
復讐代行を「ジャーナリズム」と考える人たち
朝日、毎日、東京、神奈川新聞、または共同通信、テレビ局ならNHK、TBSの記者たちを見ていますと「当事者」なる人と行動を共にして個人攻撃を行う現象があります。記事といっても当事者の言い分を流すだけ。または記事にならない場合もあります。この場合は単に「マスコミ記者」で相手を威圧するという一種の用心棒役でしかありません。これが記者の仕事なのか疑問です。
しかしこうした用心棒、復讐代行を「ジャーナリズム」と考えているからタチが悪い。
その点、今メディア業界を席巻する「文春砲」こと週刊文春は確かに凄い実績です。ジャニー喜多川氏の性加害はもう何十年も前から、それこそマスコミが「ジャニーさんありがとう」という遥か以前から追及してきたのはご立派。今や週刊文春を新聞・テレビが後追いする状況です。
しかし話題のダウンタウン・松本人志氏の性加害疑惑に関する週刊文春のスタンスは若干、疑問もあります。それがYOUTUBE企画「【松本人志報道】後藤達也が過去一の激論!文春のドンが…真相告白【メディアとは?】」に出演した(株)文藝春秋・新谷学総局長の話に表れていました。
これ結構、怖いことを言っています。
文春砲とは「文春法」だった!
発言の一部も抜粋します(もちろんキリトリなし)。
松本氏の疑惑は「客観的な証拠がなく刑事事件としては立件できない」というわけです。
あれ? だったら松本さんはこれまで何を問題視されてきたのでしょう。飲み会に招いた女性へに支払う帰りの交通費や飲食費をケチった等々のセコイ話はあるけど、それはあくまで松本氏の度量の問題。
となるとお笑い、芸能界の大御所が立場を悪用して乱痴気パーティーを開催したことが問題ということなのか。しかしそれも刑事事件ではありません。
もちろん精神的苦痛を負ったという女性の主張もあるでしょう。しかしこの新谷氏の発言だけを聞くと、刑事事件化できない案件を週刊文春が代わって裁こうとしか思えなくて。
警察も手出しできない事案を裁けるのならばもはや「文春法」でしょう。
なんというか
愛と死と憎悪が渦巻くここメガロポリス・TOKYO
巨悪の取材に挑む心優しき彼ら「週刊文春」
こんな特捜最前線風のキャッチフレーズがピッタリです。実際に中の人が復讐代行だとか「ペンの正義」という意識があるのか分かりません。
しかし下手に屁理屈をこねないで「売れるからです、お札を刷ってるようなものです」と本音を語った方がいいのに。その方がむしろ雑誌ジャーナリズム的だと思いますがね。
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