見出し画像

航空自衛隊の時はどんな仕事をしていたか?

お疲れ様です。
元航空自衛官、現在経営者のアッシュです。

元航空自衛官と言うと、ほぼ必ずパイロットですかと聞かれますがパイロットではありません。
私が従事していた職種は兵器管制というもので、職務の内容は以下のとおりになります。

兵器管制
日本の領空を常時監視し、接近または侵入してくる航空機等を早期に発見、識別し、必要に応じて戦闘機などの誘導を行います。

ちょっと固い表現なので簡単にすると、日本及びその周辺の空を24時間監視して、何かわからないものが飛んできたならば戦闘機を離陸させてその確認に向かわせる仕事です。
領空を保全することが目的です。

航空自衛隊といえばパイロットがもちろん花形ですが、パイロットが単体で認識できる状況はとても狭い範囲になります。
そのため、全体が見えている兵器管制官から空域の状況を伝え必要に応じて指示をするような形になります。

航空自衛隊の頭脳と神経の役割をしているのが兵器管制になります。

こんな感じで簡単にお話しをしましが、これらの任務を遂行するには国際法、航空法及び自衛隊法の理解が前提であり、それだけではなく様々なことを考慮して即座に判断しなければなりません。

この仕事はとても緊張感があり、生身で飛ぶ操縦者と一心同体にならなければ勤まりません。
極端な話をすると、航空自衛隊の宝である操縦者の命を預かって戦うプレッシャーに打ち勝ち、主体的に判断して任務を完遂する必要があります。

訓練生(TR)の期間は結構きつかったですが、その分、管制ができるようになった喜びは自衛隊に入る理由として十分だと思います。

このように、自衛隊は面白いというか他の仕事にはない重要かつ難しい職務がいくつかあります。

自衛隊の発信力が十分でないことは問題ですが、私は自衛隊に居た身としてこのような発信をして募集、国防、国益に寄与していきたいと思います。

他にもこの職種はどうなの?等があれば積極的に発信していきたいと思います。

では!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?