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2040年の景観

今の時刻は18時頃、またレンダリング合間に日記を書いている。今日は台風の影響なのか、札幌も雨。一日中家にいたので、作業をしながらNetflixを観た。

観たのはドラえもんの”STAND BY ME 2”。のび太が死んでしまったおばあちゃんに自分の結婚式を見せるために、未来と現在と過去を行き来しながら問題に対処していくというストーリー。全編CGで作られていて、シェーディングや物理シミュレーション、表情の描写まで、1人の努力では到底作り込めない手の混んだ表現に感動と悔しさを感じた。

このドラえもんの映画で描かれていた未来は、浮遊走行するモビリティや自然と上手く調和の取れた美しい都市設計を提示していた。


2040年の日本はどんな景色になっているんだろう。あと18年でどのように物理的な景観が変わるんだろうか。こんなことを純粋に感じた。

3年前に母とSydneyを訪れた時、あまりに美しい都市の景観に圧倒された思い出がある。特にDarling Squareは印象深い。隈研吾の設計による図書館がアイコニックな存在となって、中心には公園、そこをレジデンスやカフェが取り囲むことによって、この一帯の空間が統制的にデザインされていた。

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この一角のアパートメントに滞在し、翌朝に近場のカフェで朝日を浴びながら朝食をとった。単純な話だがなんだかとても幸せな時間だった。

そのうちこの辺りに一角の部屋を買って、近くのChina Townでおいしい中華を食べ漁りたいなぁとか思う。まだ無理だけど頑張ろう。

ここに来るまではあまり意識していなかったけど、日本はあんまり魅力的な都市の景色がないなぁって思っちゃう。地下に埋まっていない電線が多いから?ドンキやアコムの広告がうるさいから?(個人的にはアドハラと呼んでいる:Advertising Harassment)

多分、比較的歴史の浅い都市の方が計画的な都市設計にしやすいから美しくなりやすいのかも。札幌も歴史の浅い都市なので、地下に電線が埋まり、一直線に開けた視界がとても気持ちいい。それが自分がここに住みたくなった理由だ。

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FICTITIOUS BIOGRAPHYはフィクションみたいなアンフィクション日記になると思います。架空のことが現実になったり、現実が架空…

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