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第7話  ”ディスレクシアゆうちゃんは、ミラーリングオフ機能 誤作動中”

ゆうちゃんが、ディスレクシア治療センンターに通い始めて、半年ほど経ちました。

冬休みに、1ヶ月ほど日本に帰っていて、センターを休んでいたので、現在、3クール目。

センターの先生は、発音も伝達速度も速くなっているとはいうが、実はよくわからない


変わったのは、私のゆうちゃんに対する気持ち。

なんで、できないの??なんで?っていうのが辛かった。

でも、ディスレクシアだもんねって思うと楽になった。

ゆうちゃんの良い所いっぱいあるし、そんな考え方するんだって理解しようとするようになって、前よりずっと楽しくなった


だけど、やっぱり理解できないこともまだまだいっぱいある。

特に、物を反対にするところ。

名前にもあるように、ゆうちゃんの脳はまだミラーリングオフ機能誤作動中なのだ。

子供の頃に、文字を反転して書くというのはよくあること。それだけじゃ、ディスレクシアって判定することにはならない。だんだん、成長するにつれて鑑文字を書かなくなるから。

でも、ゆうちゃんは今でもひらがなを反転させることがあるし、靴も右と左、逆に履いていることがしょっちゅうある。

靴なんて、反対に履いたら違和感あるんじゃないの?よく見てから履いたら、間違えないんじゃないの?

って思いますよね?

だけど、よーく見てもミラーリングオフ機能が誤作動を起こしているゆうちゃんには、どっちが右側でどっちが左側か瞬時に判断ができないようなのです。

結局、まぁ良いやって履いちゃう。

で、学校から帰ってから、玄関の靴を見た私に、

「ゆうちゃーーーん、また靴反対よーーー!!」

と叫ばれることになる。

もうこれ、何年もやってる・・・

ゆうちゃん、2分の1の確率で履いて帰って当たったらラッキーみたいな感じだと思う。

なんとかしたい。

足に良くない。

でも、もう良い?そんなこと大したことじゃないかな?

今も自分と葛藤中。


ディスレクシアを知ろうと、日本から買ってきた本

ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能 単行本 – 2021/10/19

ブロック ・ L. アイディ (著), ファーネット ・ F. アイディ (著), 藤堂栄子 (監修, 翻訳), 辻佑子 (翻訳), & 1 その他

この本に、

文字だけでなく数字、絵、その他視覚的なものすべてを裏返すのです。

ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能 P69

と書かれています。

ゆうちゃんは、文字だけではなく、日常生活のいろいろなものを反転させています。

Tシャツや、ズボンなども・・
出かける前に、私は必ずチェックします。
昨日は、上も下も後ろ前だった😭
Tシャツは、絵が書いてある方を前だと思い込む。
ズボンの履き間違えは理解不能・・・

朝は、私が洋服チェックできないままで、学校に行っちゃうことも。
本人は、合ってると思ってるので、全然気にしてない様子なんです。
ここが良い所🤣

意外と、チェックなしだった時は反対になってなかったりします。


空間認知能力に長けているディスレクシアの人たちが、文字を裏返してしまいやすい原因の1つとして考えられるのは、ディスレクシア脳が、とにかく空間イメージを自由に回転させることが得意すぎることにあるのではないか。

ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能 P70


本を読むとディスレクシアにどんな特徴があるのか、どんなものの見方や考え方をするのかを理解することができ、ゆうちゃんの頭の中に入りたくたくなります。

『ディスレクシアだから、大丈夫!』


毎日、自分にもゆうちゃんにも言っています。

ゆうちゃんだから、大丈夫!



参考図書
ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能

次回は、
第8話 ”年齢差6歳の兄妹かるた大会(真剣勝負)”
です。

ゆうちゃんと、娘との真剣勝負。さあ、どちらが勝ったでしょうか。

是非見てください!


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