見出し画像

それもまた、親子の形か

母親が死んで、明日は葬式だというのに、ひたすら論文書きに向かっているひとがいた。

本人にしてみれば、
「これは、私なりの、弔いの仕方なのだ」
と言うのだ。

この親子に、いったい何があったというのか。

わたしは、あ然としつつも、こう思った。
「それもまた、ひとつの親子の形か」
と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?