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継続してみて気づいたこと-daily logとミーニングノート-

昨年9月からデイリーログを始めました。およそ5ヶ月あまり。
そして昨年末からはミーニングノートも開始。こちらのほうは1ヶ月ちょっとが経ちました。
ぼちぼち自覚できる’気づき’がそれなりにある気がするので、ここらへんで一度まとめておこうかなと思います。


デイリーログをつけると、自分を褒めてあげられる

まずはデイリーログ。
「日々のあれこれを記録する」という位置づけで毎日書いてます。
ノートはこれ。

NOLTYのdaily log用ノート。
単色の地味カラーだったので、ペタペタシール貼ってます。

中はこんな感じ。

書き方は自由だと思うのですが、私の場合は、
 ・その日の動き(ざっくりとタイムテーブル的に記録)
 ・感じたこと
 ・買ったもの
 ・欲しいと思ったもの/調べる必要なあると思ったもの
を書いています。

私の記録タイミングは翌日の朝。
昨日のことを思い浮かべながら、1日全部経過した時点で「やったこと」を書き込むスタイルです(夜書く人もいるかもですが、私は夜はあまり頭が働かず)。
デイリーログをつけようと思ったきっかけは、昨年の前半、ものすごくいろんなことをインプットしていた時期を経たことでした。
ジャンルが多岐に渡り、読書ノートとかスケジュールアプリの余白とか、あちこちにインプットしたものや気づきを書き散らかしていたのですが、「これ俯瞰で見れたら『よくがんばってるね』と、自分で自分を褒めてあげられるのではないか」と思ったのがきっかけでした。

きりのいい日・月から始めるのが一般的かと思うのですが、助走に時間をかけるとやってみたい欲が下がってしまうので、9月の終わりの、特になんでもない日、思い立った日から急につけ始めました。
最初はA5のノートの1枚に2日分という形でこじんまり始めたのですが、今年に入ってこのノートに切り替えたタイミングで、1日1ページに。
(ノートは基本的にA5、方眼タイプを使います)

「感じたこと」はだいぶざっくばらんに書いてます。ジャーナリングぐらいのラフさ。きちんと書こうとすると逃げてしまう感情・衝動みたいなものをここに置いていこうという目的でもあったので、書きなぐっていてかなり字も汚いです、笑。

「これはもしかしたら毎日つけるのは大変かも…」と当初思っていたのですが、最初の「面倒かも」を乗り越えると、毎朝、これを書く時間が楽しみになり、1ヶ月もしないうちに、とても自然に自分の朝のルーティンに加わっていました。

デイリーログをつけてよかったことは以下:
・「かなりがんばってやってる!」と自分で自分を褒めてあげられる
・「その日の動き」と「感じたこと」をセットで留めておけるので、見返す時にラク。(「何でそう思ったんだろう」が明確化)
・「これは誰かに話したい、聞いて欲しい(おもしろいこと/いいこと/発見したことなど)」と思っていたりしていたことでも、ほとんどのことは「書くことでおさまる、すっきりする」と発見
・マイナスのこともとりあえずじゃんじゃん書く。案外すっきりする
・自分のやっていることに自覚的になり、次にどう動くべきかが自然とわかってくる
・日々が無為に過ぎていくのではなく、きちんと積み重なっていると思え、日々の充実感が増す=「日々が整っている」と感じられる。

マイナスな面はあるのかな…と考えてみたのですが、今のところありません。
忙しくてログを書く時間がとれない時は「あ、書けてないな」とちょっと後ろめたい気持ちになってしまうことぐらいでしょうか。
(仕事が立て込んでいる時は、2日連続書けず見開きが空白、ということもあります)
(私の場合、数ヶ月先まで日付を書き込んで場所取りをしています。’空白’も一つの意味ととらえたいので、「書いていない=存在していない」とはしたくなかったので)

これまで「あ、1ヶ月続いた!」「2ヶ月続いた!」と特に振り返ることもなく、気づけば5ヶ月強継続できていました。
これはたぶん「毎日書かなきゃ/続けなきゃ」というよりは、「書きたいから書いてる」「書くことが自分には良い」と思っているからだと思います。

出来事の意味を見出していくミーニング・ノート

そして、書き始めて2ヶ月くらいが過ぎた時、ふと
「ただ書きなぐっているばかりではなく、このログをベースに何か意味を抽出していったほうがいいのではないか」
と思うようになりました。
デイリーログは「日々思うままに書く」が目的ですが、それを見返して、自分の思考のクセだったり、次に向き合いたいものの芽のようなものがうっすら出てきていたり、もう一段階深く掘ったところを見つめるべき何かが何度も出てきてたりするのをちゃんと捕まえるべきなのではないかと思い始めたのです。
定期的にログを見返していったほうがよさそうだな、どんなふうにやっていこうかと考え始めた時に出会ったのが、「ミーニング・ノート」でした。

「新版ミーニング・ノート」 山田智恵著

SNSで実践している方がつぶやいているので知り、「これは私がやりたいと思っていたことが実行できそう!」と思い、本を購入しました。

ミーニング・ノートとは、「毎日3つチャンスをノートに書いて、毎週・毎月ノートを見返すノート術」です。
「チャンス」とは?
「チャンス」とは出来事のこと。でもただの出来事を書くのではなく、それによって心がワクワク・ドキドキ・チクチク(マイナス方向でOK)動いたことを「チャンス+意味付け」として書いていくのです。

流れとしては
・1日に3つのチャンスを書く
・1週間を見返し、戦略ページを書く(自分への気づき、縁、チャンスのつながりを考える)
・1ヶ月で見返し、1ヶ月の大きな流れをつかむ
・1年を振り返る
という流れです。

私のミーニングノートはこれ。

スペインのミケルリウス社のノート。モレスキンのようなハードな素材感。
クセが強いところがお気に入り、笑。
中はこんな感じ。

ちなみに、出版社サイトで掲載されている説明はこちら↓

自作している方が多いですが、公式のノートも販売されています。
私はそもそも続くかどうかわからなかったし、「さあ始めるぞ!」みたいなじゃなく気軽に始めようと思ったので、方眼タイプのノートでせっせと自作しました。
(ちなみに、曜日は無印のマステ素材の曜日シールを使ってます)

ミーニングノートが良いかもと思ったのは、
・デイリーに書きなぐっている中から3つ取り出す作業を毎日行う(毎日抽象度を上げる作業をする)こと
・1週間を右側1ページで書き、その振り返りを左側1ページに書くというスタイルが、振り返りの感覚としてしっくりきたこと
です。

本の中で、ミーニングノートのメリットは以下のように整理されています。
・第一に、自分に起こる出来事に価値を見い出す=「意味づけ力」がアップする。
・第二に、無理に目標を立てなくても、目の前で起きていることを捉えて、変化できる。
・第三に、「ないもの」ではなく「あるもの」に豊かさを感じ、幸福感が高まる。

ここにあるように、目標設定型ではないところも惹かれた理由でした。
「日々の出来事を、自分がどうとらえているか、何かとらえきれていない別の意味や価値があるかも」を発見していきたかったので、そんな私にぴったりのノート術だったわけです。

そもそも、デイリーログも「to do (やるべき)リスト」じゃなくて、「やったことリスト」的に置いて行っているわけで。
(「これをしなきゃ!」「これに向かっていくぞ!」みたいな、実態が伴ってなくてもそういう目線を持っている、言っている、だけでやってる気になるとか気合い的なものが苦手です)

書く=整う。自分の内側を見つめ、発見できる。

今書いていてさらに強く思ったのですが、ミーニングノートの「ないものではなく、あるものに豊かさを感じる」という発想もすごく共感できるなと。
私は自分の内側を掘っていくことに鉱脈があると考えるタイプで、まだ自分の知らない自分に出会いたいんです。
それなりに長く生きているので、外の新しい武器やおもちゃを狩りに行かなくとも、持ってるのに忘れているもの、これはどこにも使うところがないと眠らせてるものなんかを発掘して磨いていってあげたいと思っているわけです。
もちろん、人生の拡大基調にある人たちがメインターゲットとなっているとは思うのですが、私のような大人にもピタッとはまるものがあるんだということがとても嬉しいのでした。

ミーニング・ノートの方は、日中思いついた時に書き込むスタイルです。
でもたいてい忘れているので、朝、デイリーログタイムに書き込むことが多いかな。

日々のチャンスを書き、1週間を見返し、マンスリーで見返し、という流れなので、ひとまずは1ヶ月やってみてから振り返ってみようと思っていました。

1ヶ月経って気づいたことは以下:
・「チャンスのつながり」を意識するのがおもしろい。
  個別に起きていると思っていたことが、実は根っこのところでつながって呼び寄せていた、と考えるものが少なくないことに気づいた。
・デイリーログだと何ページにもまたがって俯瞰で見るのが大変なのが、コンパクトに見返せる。その時の記憶・感情が呼び起こしやすい
・実際の出来事はそんなにドラマチックじゃないのに、考えていることの広がりは大きいということを再認識

そして、まだ不慣れなであることも含めてマイナスというか、ここはどうなんだろうと思うこともあり、それも置いておきます:
・「書きたいから書いている」までの境地にはなっていない(意味づけをしていくので、衝動的に書けない)
・1日分の面積が小さい(大きくすればよいということでもないけど)
・戦略ページがうまく書けているのか、今ひとつしっくりきているようなきてないような
・1週間ごとに見返し、戦略ページを書くのだが、マンスリーの振り返りでは、また日々のチャンスを見返すことになっている。ウィークリーの戦略ページとして抽出した内容をうまく活かす方法はないかな

ミーニング・ノートというフォーマットを使いこなしたいというよりは、「俯瞰で見る、気づきを見つける、それを活かす」をやっていきたいのだと改めて感じています。

長々と書きましたが、こんなところでしょうか。

日記を書く習慣がなかったので、毎朝、デスクに座って一番にデイリーログとミーニングノートをつけるのが日課にできたことに、自分が一番驚いています。
手書きという行為自体も含めて「書くこと」は、自分を整えてくれるんだなとはっきりと自覚できました。
デイリーログは今後しばらく(数年スパンで長くやれそう)、ミーニング・ノートは少なくとも1年は続けていくだろうなと思っています。

追記:
他にも並行してかなり多くノートを使っていました。
それを後日まとめて記事したものがあります。
よかったら😊


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