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【ジコウするおとなたち #1-①】合同会社よかごつ代表社員CEO/ 大堂良太さん

こんにちは!株式会社ジコウで記事ライターをしている遠藤はなです!

連載「ジコウするおとなたち」が、いよいよスタートしました!

”ジコウ”とは、「自ら考え、行動し工夫しながら幸せになること」を意味しています。本連載「ジコウするおとなたち」では、自ら”ジコウ”を実現しているおとなたちのインタビュー記事を発信していきます!

〈こんな人におすすめ!!〉
営業職で今働いているけどモヤモヤしている人
・今の仕事が、将来どう役に立つか不安な人
イキイキとはたらくおとなのリアルを覗き見したい人

※この記事は、10分で読めます。

記念すべき一人目にインタビューさせていただいたのは、東京で営業職を務めた後、糸島を舞台にさまざまな事業を展開している、合同会社よかごつCEO大堂良太さんです。

”学生”と”地域の人”とのハブの役目を果たし続ける大堂さんに、

じぶんらしくはたらく」とは、どういうことなのか
じぶん色の豊かな人生を、どのように実現しているのか

そんな疑問をぶつけてみました。

【大堂良太(おおどうりょうた)さんのプロフィール】

九州大学理学部、同総合理工学府大学院修了
グロービス経営大学院経営学修士(MBA)修了
新卒で丸紅㈱に入社。約10年間の勤務を経て、教育系NPO法人NEWVERYに転身、同社が運営する教育寮チェルシーハウスのマネージャーを務める。2017年4月、福岡県糸島市にて「地域にひらかれた」地域交流型学生寮の運営を開始するために移住。現在自社運営の学生寮を4棟運営中。その他、古民家をリノベーションした宿泊施設「古民家ゲストハウス糸結」(糸島市)、九大の近くに「地域と学生の憩いの場 マルベリーハウス(カフェ&バー)」、コワーキングスペース&シェアオフィス「糸島よかとこラボ」(糸島市前原)、棚オーナー制古書店「糸島の顔がみえる本屋さん」などを運営している。

https://yoka-gotsu.co.jp/

寮には、人のポテンシャルを引き出す力がある

――今されている活動の拠点に、糸島を選んだ理由はなんですか。

まずは、九州が好きだということがあります。

出身が熊本で元々愛着があったというのはあるんですけど、九州が好きだと改めて感じたのはやっぱり、東京に10年ぐらいいた経験がきっかけですね。東京に出てみて初めて、九州がどれだけ豊かで人としても寛容な人が多いのかということに気づいて。

もちろん自然が豊かで食べ物が美味しいということもあるんですけど、それ以上に糸島の人も含めて、すごくオープンマインドな方が多いので、そういう人たちと関わりながら生きたり仕事をする方が僕も自分らしくいられるかなと思って。

それに加えて「イキイキと活躍する若者を日本中で育成する」ような活動をしたいと思っていたので、九大が糸島にあることは、拠点としての決め手になりました。

――東京でされていたお仕事から、転身、起業されたきっかけを教えて下さい。

きっかけは、起業前に通っていたビジネススクールでした。そこで自分が本当にやりたいことについて考えていく中出てきたのが、教育×学生寮というキーワードでした。

元々学生時代に寮に住んでた体験から、寮ってすごく面白くてユニークなコミュニティだと思っていて。加えて教育にも関心があったので、教育×寮という分野で何かしたいなと考えていて。教育系NPO法人NEWVERYに関わっていく中で、ここで経験を積んで、独立したいと思うようになりました。

コーヒーを淹れる大堂さん

――熱風寮(大堂さんの経営されている寮)のHPでも「寮と人の可能性を信じている」という言葉が印象的でした。

寮ってもちろん、住まいとしての機能がメインだと思うんですけど、僕はその住まいとしての価値以上に、そこに集まる人と人の化学反応に注目しています。ハード面の、”住まいという価値以外の機能にまだまだ余白がある”という意味で可能性を信じています。具体的に言うと、そこに住んだからこの人と出会えて人生が変わったとか、そういう、人生を変える何か一つのターニングポイントになり得る場所が寮なんじゃないかなと思っています。

人の可能性に関しては、「可能性を信じ続ける」という言葉が好きで、大抵の人は本来の良さや強みを発揮できていないことが多いです。特に若い人たちはもっともっとポテンシャルを秘めていると思っていて、そこを押し広げる支援や背中を押すようなことを寮でやりたいと思っています。

――私自身、熱風寮を見に行ったときに、いわゆる”可能性”をすごく感じました。住まいの選択って価値観がすごく出るからこそ、同じ場所を選んだ寮生同士は、刺激しあって、化学反応がたくさん起こるんだろうな、と。

そうですね。僕自身幼少期に、共同生活をした経験があって、そこでの経験が今持っている価値観に影響している気がします。

僕は小さいころから喘息持ちだったんですけど、熊本・天草で全国から重度の喘息持ちの子どもが集まって生活するっていうプログラムに参加したんです。その時に受けた刺激は、今でもいい意味で引きずっていますね。

家庭環境は正直選べない。学校も制約が意外と大きい。そういうときに、寮みたいな、第3のコミュニティを自分で選んで、そこで満たされていく過程のお手伝いをもっとたくさんの人にできたらいいなと思っています。

コミュニティカフェmulberry coffee & mulberry houseでのインタビュー中の様子
大堂さんが淹れてくださったコーヒーを飲みながらお話を伺いました。

地域に愛される場所を創る

――今大堂さんは、熱風寮以外にも色々なコミュニティスペースやカフェの運営をされています。寮以外の場所を運営する中で見つけた寮には無い力や、反対に浮き彫りになった寮の可能性とかってありましたか。

キーワードで言うと、”コミュニティ”ですね。僕が作りたいコミュニティは、関わってる人たちが生き生きと自分らしくいられるコミュニティです。それが寮なら寮ですし、カフェに来てくれるお客さんだったらお客さんや働いている人にとってそういった場所になってほしいと思っています。

寮以外の場所ができた経緯のひとつは、「寮だけだと関われる人数が限定される」というところですね。寮だけやってても、寮に住めない人もいるし、寮というコミュニティ自身に馴染めない学生がいると思うので。

それがカフェであったりとか、ちょっとしたシェアオフィスとか、色々なタッチポイント(接点)を用意できたら、より多くの学生の応援ができるじゃないですか。

多様なタッチポイントを用意して、もう少し裾野を広く学生との接点が持てるかなと思っています。

――寮以外の場所の持つ力は、様々なタッチポイントが用意できるというところですね。

そうですね。カフェだったらちょっと、入る敷居も下がりますし、また美味しいカフェラテ飲みたいときなんかは、それがきっかけでその後、スタッフと仲良くなるとかね。新しい出会いもあると思います。

反対に、寮にしかできないことは本当にたくさんあって。一つは、コミュニティの濃さです。この寮に住んだから、この寮生と出会えたとか、それで人生が変わったとか、ですね。もう一つは住んでいることで地域と、より深く関われるというところですかね。

例えば僕が経営している寮の内のひとつでは、寺子屋を地域で始めていて。地域の子供に勉強を教えていたりとか、課外活動を行っていたりしてるんです。それを見ていると、すごく地域に愛されているなと感じますね。

・・・とは言いつつ、色々なコミュニティに関わっているのには、自分が、いろんなことをやりたい性格だっていうところも影響してますね(笑)
新しいことにすごく興味があるんです。

―――――――――――――――②に続く―――――――――――――――

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