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「ともに考え、ともにつくる。」〜共感の輪を広げよう〜

”カエル党員”として、日々「働かない改革」を推進している石本玲子と申します。普段は高砂市職員として働いています。

ずいぶん前に自治経営noteのコラム執筆依頼を受けていたのですが、お尻に火がつかないと全く動けないタイプで、ずるずると先延ばしにしておりました。基本的に自己管理のできない人間なのですが、似たようなことを、個人的に垂れ流しているnoteにも書いていました。

自らのこともマネジメントできんで公民連携事業なんぞ進められる訳があれへんやろ!

あれだけ大変な思いをしてスクールと仕事、家庭を両立して頑張っていたのに、全く活かされていないこの有様。”三つ子の魂は百まで”とはよく言ったもので、生まれ持った性格はなかなか変えることができないものです。
こんな自己管理のできないルーズな人間でも、とにかく「小さくてもやる、やるからにはやりきる」を意識して一歩踏み出すことで「共感の輪」が広がっていくんだというようなことを書き留めることにしました。

前置きが長くなりましたが、お付き合いください。

ともに考え、ともにつくる。Code for Harimaでの活動

いきなりですが、”Code for Japan”ってご存知ですか。市民・企業・自治体(行政)の三者が、それぞれの立場を超えて、様々な人たちと「ともに考え、ともにつくる」社会を実現するために活動している一般社団法人です。私は、地元兵庫県播磨地域の仲間が立ち上げたCode for Harimaに所属しています。Code for Harima は、Code for Japanとパートナーシップを結んだブリゲード(消防団)として登録されています。

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見たい未来は、自分でつくる
社会を変える力は我々ひとりひとりの中にある。
世の中づくりを面白く。
ともに考え、ともにつくろう。
(前略)「Code」という言葉は、プログラミングの命令文を示します。Code for Japan という名称には、「ITを使って創造的に社会をアップデートする」という意味が含まれていますが、ITは道具にすぎません。良いことにも使えるし、悪いことにも使えます。「何のために使うか」が何より大切です。つまり「つくる」ことと同じくらい「考える」ことが重要になります。「どういう社会にしたいのか?」を考えること。それは、ITエンジニアだけではできません。行政、市民、NPO、企業、学生など様々な人の参加が必要になってきます。(後略)

ITのことは全くわからない人間なのですが、Code for Japanの理念に共感し、Code for Harimaのメンバーとして、仲間とともにさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。

フリーライダーではない、自らやる人たちが、私がやりたいと思ったことに共感してくれて、ともに汗をかいて、ともに取り組んでくれたということに、なんとも言えぬ幸せを噛み締めています。ともに汗をかく仲間の存在は、何事にも変え難い、宝物だなあと感じています。

私にとって、Code for Harimaでともに活動する仲間の存在は大切です。
一方で、自治経営のアライアンス会員にもなっているので、これからは、自治経営の活動にも少しずつ関わりを増やしていけたらと思います。

やってみるならむこうじま

2019年に受講した公園専門課程において題材としていた高砂市向島公園エリアの一体活用に向けた取り組みの進捗状況をお知らせします。
2020年10月31日から12月27日までの約2ヶ月間に渡り、向島公園エリアに関するトライアル・サウンディングとして、”海を渡らない島暮らし”をテーマとした様々な”お試し”事業を実施することになりました。

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向島公園エリアの特徴として、近くに住宅がなく、公園に行く以外そこには行かないということで、なんだか無人島ぽいというのがあります。海を渡らなくてよいということでお手軽に無人島を擬似体験するのにはいいのではないか?(提案事業者の発想)

提案をくださった方が紡ぎ出す素敵なワードとその発想に、担当者としてとても感激したので、そっくりそのままテーマとさせていただきました。

このコラムには書けないぐらいの紆余曲折があったのですが、結果として、地元で頑張っている素敵な事業者のみなさんが、”お試し事業”に手をあげてくださいました。小さな事業ですが、民間主導・行政支援の姿とは何かを確かめながら、一つ一つ実現していきます。

「ともに考え、ともにつくる」

これからも、それぞれの立場を超えて「共感」できる「ストーリー」を語り、仲間、チームとして一丸となって「面白く」「楽しく」取り組むことで、「共感の輪」を広げていきたいです。