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NPO自治経営FM(ファシリティマネジメント)事業部

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#公民連携

#7 公共施設マネジメントの実態

皆さん、こんにちは。NPO自治経営FMアライアンスの三宅です。 先日、岡山理科大学様の主催で、公民連携によるスポーツ環境の整備に関する勉強会が開催されました。その際に、私からは公共施設、特にスポーツ施設の現状について話をしてほしいというオーダーをいただきました。 「スポーツ施設を整備するのは行政ですか?民間企業ですか?」冒頭、60人ほどの参加者の皆さんに、このように問いかけて、挙手をお願いしました。私は、毎日のように「公共施設マネジメントやらないと!!」と喋っているのですけ

【セット販売!】どうする?これからの公共施設経営2024

NPO法人自治経営FMアライアンスの桜井です。 我々FMアライアンスは、公共施設のデータ整備による現状分析、再編計画検討・作成から維持管理費削減、断熱改修や脱炭素の推進、公共施設マネジメントに関するセミナーや研修会の開催など、自治体のファシリティマネジメントに関する様々な取り組みで支援を行っています。 2024年1月から2024年2月まで、財政にコミットした公共施設経営にチャレンジしている倉敷市、焼津市、津山市、北九州市、仙台市の事例などを踏まえて、これからの公共施設経営を

¥15,000

【セット販売!】どうする?これからの公共施設経営2023

NPO法人自治経営FMアライアンスの桜井です。 我々FMアライアンスは、公共施設のデータ整備による現状分析、再編計画検討・作成から維持管理費削減、断熱改修や脱炭素の推進、公共施設マネジメントに関するセミナーや研修会の開催など、自治体のファシリティマネジメントに関する様々な取り組みで支援を行っています。 2022年12月から2023年2月まで、財政にコミットした公共施設経営にチャレンジしている倉敷市、焼津市、津山市、仙台市の事例に加えて、集合住宅や公共施設などで断熱化によりエ

¥10,000

公共施設の断熱改修とファシリティマネジメント ~学校断熱ワークショップ後の展開を考える

NPO自治経営の三宅香織です。1月29日 米子市 「オンライン講演会 学校を断熱しよう!」が開催されました。今年の夏休みに小学校の断熱改修を実施するのを踏まえて、関係者含め全国の多くの視聴者が参加し、津山市での学校断熱ワークショップの内容について断熱二郎こと川口義洋(NPO自治経営FMアライアンスメンバー)が紹介し、エネまち社の断熱男こと竹内昌義氏からは日本における断熱の現状について説明がありました。地元の方々が主催し、米子市長やPTA連合会長からも前向きな取り組み宣言も出て

地方自治とFM(ファシリティマネジメント) 後編

NPO法人自治経営のFM担当理事をしている三宅香織と申します。前編では、公共施設におけるFM(ファシリティマネジメント)について、現状と課題を整理しましたが、後編ではこれからのFMについて考えてみたいと思います。 1 なぜ、今FM的思考が求められるのか(1)維持管理費の実態   ライフサイクルコスト(LCC)と言われる建物の生涯費用は、「建設」から「維持管理」「解体」に至る総費用を指していますが、その内訳をみると、維持管理費は建設の4~5倍もかかると言われています。公共施設

地方自治とFM(ファシリティマネジメント) 前編

NPO法人自治経営の理事をしている三宅香織と申します。現在は、倉敷市教育委員会におりまして、給食施設の集約更新などが担当ですが、実はFM(ファシリティマネジメント)に関わる仕事をずっとやってきていて、今回は公共施設マネジメントについて、2回に分けていろいろとお伝えしたいと思います。写真は、アメリカミネアポリスで2007年に起こった橋梁崩落事故です。これをきっかけに、高度成長時代に集中的に整備されたインフラが一斉に老朽化していることが指摘され、日本でもファシリティマネジメントの