イギリス 長女の義父(牧師)の逝去
いつもありがとうございます。
⬆の写真は20年前イギリスのピアー(桟橋)で長女の義父と私です。
義両親
6/27(一昨日)長女の嫁ぎ先の義父のお葬式がありました。
長女がイギリスに結婚して行くとき義両親は長女に、
「全てを受け入れます」
と言って下さったそうです。
イギリスへ嫁に行ったのが22年前。
義 父
義父はその昔、銀行の支店長をしておられたそうです。
神さまから突然のご啓示で、
神学校に入り聖職者になられたそうです。
いつも穏やかで和やかで周囲に怒ることは全くなかったそうです。
威張ることもなく物静か。
それなのに、
いつも人を惹きつけるリーダーのオーラがあったと思われます。
俳優さんのようにも見えました。
⬇は2022年義両親の結婚60周年の記念パーティーをしたときです。
写真を送って来ましたので、その時感じたことを書いたものです。
心臓病
長女の義父は巨体で十数年前心臓の手術をされました。
その後はお元気でとてもタフな方で教会の仕事をされていました。
6月の父の日のパーティーも親族ですることになっていたそうです。
亡くなる1週間前に心臓発作で入院しその後退院されてたそうです。
亡くなる当日も教会でスピーチをすることになっていたそうです。
享年85歳です。
亡き後も残された者が困ることのないようにされ、
ぴんぴんコロリと逝かれました。
『立つ鳥跡を濁さず』
人はいつか誰も○んで逝きます。
悲しくはありますが、
生き方も逝き方も清く素晴らしい。
私は理想の旅立ちだったとおもったのでした。
教 会
葬儀は教会の同僚や入り切れない程のお方が参列されたそうです。
カードや手紙やお花が沢山届き皆様から慕われていたのでしょう。
日本ではカードを贈る習慣がありません。
販売されてなかったのでポストカードで送りました。
イギリスの葬儀
長女の義父が亡くなったのは6/5で葬儀は6/27で3週間後でした。
イギリスでは通夜はありません。
教会は土曜は結婚式、日曜は礼拝があるので葬儀の日程は、
平日にすることが多いそうです。
ご遺体は家には帰りません。
土葬か火葬かは本人の遺言書に合わせるそうです。
香典はなく、お花やカードを送るそうです。
日本の初七日、一周忌のような風習もなく葬儀だけで終わりです。
義父の場合の葬儀は、
悲しむのではなく感謝するためのセレモニーだったそうです。
葬儀の後食事会があります。
パブを貸し切ったり様々です。
義父の場合は葬儀後に教会で、
アフタヌーンティー(立食パーティー)のようなのを
参列者と親族でしたそうです。
服装は日本だと喪服を着ますが、イギリスでは拘らないようです。
長女一家は黒い服を全員が揃えたそうですが、
親族も参列者も自由だそうです。
遺言状
イギリスでは遺言書は若い世代や夫婦間で書いておくようです。
自筆書や公正証書を作成しておくのが重要だそうです。
どのように葬儀をして欲しいか、
誰に遺産を遺したいか明確にしておかなければならないそうです。
すべてトラブルを防ぐためだそうです。
長女から遺言書を書いてる?といつも言われます。
内容が変われば書き換えれば良いのだからと、
書いておかないと残された者が困るのだからと言われています。
追 悼
22年前、イギリス人の義父の息子と日本人の長女が結婚しました。
4人の孫たちも誕生しました。
孫たちは義父が大好きでした。
お導き頂いたご恩は一生忘れず心の中に残るだろうとおもいます。
親族の誰もが尊敬しております。
大変お世話さまになりました。
ありがとうございます。
ご義父さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。 アーメン
※わが家はキリスト教徒ではありませんが、祈りを捧げ記事にさせて頂きました。
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