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フリーランスに役立つ情報

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独立8年目のイラストレーターがお送りする、リアルな現場の話。起業初期にやるべきことや契約書や営業の話など、駆け出しの方に役立つ記事を書いています。
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記事一覧

「差し出された手を取れる」ということ

それは覚悟であり、それが実力なのだと思う。 手を取れる状況じゃないもどかしさ 昨年の12月に母が亡くなった。 膵臓がんだったので、きっと長くはないだろう、という覚悟をしていて いつ何があってもいいように、何ヶ月も先の予定は入れなかったし 新規のお客様に対して大きな仕事を「やります!」とも言えない日々が 2年以上続いていた。 母が緩和ケアに入った頃 誘われて、オンラインのビジネス交流会に出た。 たくさんの方が私の仕事に興味を持ってくれているのに 積極的に「やります!」「ぜひ

自分を肯定できないのは、プライドが高いから。

 先週のnoteは、ワークショップの告知でした。 やりたいことがある。 好きなことを仕事にしたい。 もっと自由やお金がほしい。 そんな夢を持ちながらも、実際に叶えるためには 地道な、そして正しい行動が必要。 だから、何年もモヤモヤしていることがあるなら 一回見直して、今必要な行動に集中しましょう! 私もこれからだから!一緒にやろう! そんなモードになるためのワークショップです。 ありがたいことにたくさんのお申し込みをいただいていて (まだまだ募集中!) 事前宿題も続

【4月15日zoom開催】やりたいことを本当に叶えるための計画ワークショップ

今日は、新年度にぴったりの「夢を叶える計画が立てられるようになるワークショップ」のお知らせです。 「人生で、何も望みが浮かばない」人なんていないのではないでしょうか。 それと同時に 何度も妄想して、ノートに書いても 叶わなかった願いがある方も、たくさんいるのではないでしょうか。 それ、いつまで続けますか? 「◯◯だから仕方ない」 「忙しくって…」 「わかってはいるんだけどね〜」 「本当は欲しくなかったかも」 って、心に蓋をして諦めますか? 「俺はまだ本気出してな

最強の営業って「⚫︎⚫︎」ことだ。

以前、営業はじめの一歩の話を書きました。 「自分が何をしている人か、もっと言っていいんだよ」 という話。 これははじめの一歩。 自分が何をしていて、何を求めているか 知ってもらわないことには 求めているものは入ってきません。 今日はちょっと進んで「仕事ください!」とか「うちの商品どうですか!?」と言わない営業について、書いてみたいと思います。 売り込みってできますか? 私は「売り込み」的な営業は得意じゃありません。 商品の良さをアピールして買ってもらう的な… 多くの人

「選ばない」は人生を溶かすということ

最近、新しいお仕事の打診をいただいた。 初めてご一緒する方と、慣れないジャンルのお仕事… 「見積もりをください」と言われて、つい 「経験の浅い仕事で…○○さんならいくらくらいで出されますか?」 とお聞きして、提示していただいた例に 「では、その金額で!!」 と答えたのだけど いや、ジャンル初心者とはいえ情けないなぁ 「決める」っていつまで経っても苦手だなあ、と。 だからこそ「決められなくて決めてもらう」が 相手に責任を負わせるようで申し訳ないなあ、という気持ちになった

無駄だと思ってたあなたとの時間が、人生を前進させてくれることに気づいたんだ

私は付き合いが悪い。 悪かったと思う。 モノづくりをする人ならわかってくれると思うんだけど 追われていて時間がない感覚。 いつもソワソワ、焦っている。 人と遊んでいる時間って、つい 「創作できない時間」という感覚を持ってしまう。 芸大を舞台にした漫画「ブルー・ピリオド」の中で 主人公の八虎(やとら)が、芸大生ではない旧友たちと 夜中まで飲み歩きながら 「帰って絵描きてぇ…!」 と心の中で叫ぶシーンがある。 あれだ。 友達も、家族も大事。 空いた時間はいくらでも遊びた

「今はやらない」と決めること。でも…

母が亡くなって1ヶ月。 亡くなる前の約2ヶ月は緩和ケアで、母との時間があと少ししかないことがわかっていました。 その間…緩和ケアから亡くなってしばらくの間は 「noteが書けなくてもいい」とお休みしました。 (記録として、母との話を2週間に1回くらいは書いていましたが) noteの大魔神「猫山課長」をご存知ですか? 地方の銀行員でありながらnoteを書き続け フォロワー4000 人、週2の定期更新、Xのフォロワー1万人超えを達成し 最近ついにnoteをメンバーシップ(有

人と一緒に仕事をするということ

SUNABACOというプログラミングスクールの同期で 一緒に卒業制作にも取り組んだ仲間 なかじまさんと、新しい仕事を立ち上げた。 2人の得意と「人を応援したい、サポートしたい!」の気持ちを合わせて お仕事を頑張りたい人をぐっと押し上げる企画。 この企画ができることも、今申し込んでくださっている方たちと お話しして、楽しくお仕事=人生を前進させていくことも 本当にうれししくて、楽しみ。 こんなにワクワクしている中でも、ふと考える。 「また関係が終わるかもしれない」一時期

できない自分を認めたら、色々できるようになった

お世話になった人たちが急に許せなくなったことがある 2年ほど前に、自分の心に激震が走った時期がある。 今まで、なんとも思わなかったこと… いや、正確には 「この人には一時期ものすごくお世話になったから 違和感があること、嫌なことを言われても 我慢して付き合わなければならない」 と我慢していた色々なことが、急に我慢できなくなった。 怒りで震えて眠れない日もあった。 その人たちは、私のことを 「あなたは特別だ」とすごく褒めてくれた。 応援もしてくれた。 それと同時

書類が読めない、甲乙ぐちゃぐちゃ。赤ちゃんイラストレーターが苦肉の策で作った「最強契約書」

先週書いたnote、イラストレーターの起業話、多くの方に読んでいただいてびっくりしました。 なんだか新しい出会いが広がったような気持ち。 ありがたいことです。 さて、イラストレーターとして起業して7年 前回の続きとしてかっこいい話をかけたらいいのだけど… 仕事こそ途切れることなく、ずっとイラストでごはんを食べてこれた私だけど(夫の公務員としての収入ありきだけどね) 穏やかで変化のない時間、というものがほとんどなかった。 トライ&エラー。エラー&エラー…エラー、トライ、

有料
1,500

個人事業主のサービスってどう作る?

イラストレーターとして起業して 今では ・自費出版で本を出す ・お絵描き教室の先生 ・文具のネットショップ ・グラレコ屋さん ・WEB制作 ・数秘鑑定(!) など、いろんなことをやっている。 最近は、絵や漫画を描いている時間より、その他の時間の方がずっと多いかもしれない。 自分で事業をしている、またはこれからしようとしている皆さん。 サービスって、どうやって作りますか? お金どうやって稼いでますか? 例えば、デザインや文章など、できることをそのままサービス化したり ク

営業苦手なあなたに最初に伝えたいこと。

「また、退会しちゃう子がいるんだけど…似顔絵と色紙作り、頼める?」 小学生の娘が通う体操教室。 保護者リーダーのお母さんから、寄せ書きの色紙作りをお願いしたいとメッセージが来て 「もちろんでーす!」即OKしました。 イラストやデザインの仕事をしていることが周りに知られると、職場とか子どもの集まりで、頼りにされることが多くなります。 でもまあ、当然、ボランティア。 そして、本業の合間塗ってやるの、結構大変。 だから 「PTAに入っても、職業はバラすな!」 というツイート

「絵で食っていきたい」と思って、十数年。起業するまでにやったこと

私は、会社員1年、地方公務員6年を経て 娘がまだ1歳のころ… 29歳でイラストレーターとして独立しました。 現在36歳。 ありがたいことに、開業してから仕事が途切れたことがなく 共働き並みに家計に貢献できるほどには、仕事をしてきました。 今は、コミュニケーションや、人の中で生きていくことを学び そこで出会った人たちと共に、もう少し色々な仕事に挑戦できるのでは? もっと楽しいことができるのでは? と企む日々です。 ここまで書くと、ほんと、順風満帆に見えますよね でも、いろ