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嫌いな人への対処法

あなたは嫌いな人はいますか?その嫌いな人と接する時はどうしていますか?

私はね、常にイラストのように鎧で自分の身を守ることに注力していました。自分の領域に踏み入れられないように防御して心にも鍵をかけて。踏み込ませてなるものかと気を張って。そしてその人と別れたあと、「あーやっぱりあの人嫌い」と嫌い理由を反芻してどんより疲れる。そんなことを繰り返してました。

先日、大嫌いな上司と会食をしなければいけないことがありました。

もう憂鬱で憂鬱で。一つも尊敬できないのに気を遣って、よいしょの1つや2つを言わなくてはいけないなんて絶対嫌だ。

そんな風に悶々としていた時に、ふと「鎧をやめて無防備になってみようかな」と思ったのです。鎧をつけるパターンはもう何度も経験しているから、あえて違うことに挑戦してみようという気になったのです。

抵抗や反発をしない。かといって共感も受容も自分に無理強いしない。ただその時と場を享受する。

バリアを下げて、ほわっとし無防備な気持ちで会食をしたら

なんと

全然疲れませんでした!

これは本当に自分でもびっくりしました。

やってみて気づいたのは鎧で身を固めていた時の方が、一言一言に一々反応していたということ。飛んでくる矢は盾で防がなくてはならないから「わ、何なの今の発言」「サイテー」「キモっ」「あー嫌イヤいや、もう嫌い」と忙しくて仕方がない。矢は自分に向かってくる前提だったのですよね。

でも鎧を外して無防備でいると、すーっと自分を素通りしていくのです。かといって自分の心にもないおべんちゃらを言って取り繕うこともなかったから、会食が終わってからの自己嫌悪もない。なんてことはない平和で和やかなお食事時間が過ぎただけ。むしろ楽しくもあったくらい。

鎧を付けることは守っていることだと思い込んでいましたが、戦場にわざわざ自分を駆り出していたことだったんだなんて。目から鱗の体験でした。

それ以来、その上司と接する時は「バリアを下げて無防備に」を実践・実験中。そうすると不思議なことに、バリアを下げると嫌いな理由をわざわざ探しに行くことがないので「嫌い度」も徐々に下がってきています。好きではないですけどね(笑)

嫌いな人が嫌いでなくなると、毎日がとっても楽になりますよ。

鎧を外して無防備に。おススメです。






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