ニューヨーク市がもし100人の街だったら

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ニューヨーク市がもし100人の街だったら、

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14人は、65歳以上の高齢者である。

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11人は、障がい者である。

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68人は、有色人種である。

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37人は、移民である。

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19人は、貧困状態で暮らしている。

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10人は、年収が$105k(およそ1100万円)以上である。

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ニューヨーク市がもし100人の街だったら。

イラストレーター、またデータジャーナリストである モナ・チャラビー さんが、コロナウイルスが人が持っているステータス、住んでいる場所によってどのような違った影響を及ぼすかという理解を深めるために、国際調査の統計を元に100人のリアルなニューヨーカーを描きました。

ニューヨークではコロナウイルスが大流行する以前から貧富の差が明白でしたが、この感染爆発によりそのような格差がより顕著になりました。

ニューヨークの決して無くならない不平等さがもたらす影響は、住宅環境、医療保険、そして健康状態にも深く及びました。

例えば医療保険の例をあげますと、白人に比べてヒスパニックは数でおよそ3倍もの人が、そして黒人はおよそ2倍もの人が医療保険を持っていません。また、全ての年齢層において黒人は白人に比べて病院に行くことができません。なぜなら、保険無しではかかる治療費が莫大になるからです。

次に労働環境の例をあげますと、高い割合で黒人やヒスパニックは必要不可欠な仕事ー(スーパーのレジや、工事現場、薬局の店員などの人々の生活に不可欠な仕事)で働いているのが事実であり、コロナウイルスが街中に蔓延している中でも公共交通機関を使って仕事に行かなければならず、黒人間での感染率は他の人種の感染率よりも大幅に上がりました。

最後に住宅環境の例をあげます。有色人種は昔アメリカで行われた人種の分離運動によって人口密度がより高いエリアに住んでいる割合が高く、よって白人に比べてより多くの有色人種がソーシャルディスタンスを守ることが非常に難しい環境で暮らしています。

10人は、年収が$105k(およそ1100万円)以上である。のイラストに果たして白人が何人いて黒人が何人描かれているのか。

19人は、貧困状態で暮らしている。のイラストに果たして白人は描かれているのか。


以上のことを踏まえて、もう一度この記事にあげたイラストにもう一度目を通してみてください。華やかなニューヨークの裏にある本当の姿です。





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