あなたの弱さは私たちの命を守るために闘っているんだね

『あなたからの恩は受けません。』

そんな強がりをついつい言ってしまう。

だけど、今の私があるのは
あなたのお陰なんだよね。

あなたがいてくれたから、
私は色んな体験をすることができた。

あなたがいてくれたから、
行けた場所がある。

あなたがいてくれたから、
出会えた人がいる。

あなたがいてくれたから、
出会えた新たな自分。

あなたのお陰です。

『ひとりで何でもできる』
という思いあがり。

そうやって強がって、
人を突っぱねるけど、
私はそんなに完璧な人間ではない。

結局、ボロが出て自分ひとりでは
どうしようもできなくなっちゃうんだよね。

それでも、あなたは私を見捨てないんだね。

『ほら見ろ！！』と言わんばかりに
憎まれ口はたたくし、
自分の不遇に不平不満は言うし、
愚痴は言うし、弱音は吐くし、
人を頼るし。

私は自分だって弱いくせに、
人の弱さを受け入れることができない。

あなたの弱い姿を見たくなくて、
見ないようにするために
逃げ出すことばかり考えていた。

だけど、あなたは自分を責めながらも、
愛する人に愛を伝えている。

愛する人に嫌がられても、
煙たがられても、愛を伝え、
愛する人の命を守るための方法を、
不安を抱えながらも、必死で探している。

その不安や、不平不満を
受け入れることができずに
逃げ出そうとしていた私。

あなたの不安や不平不満は、
私たちの命を守るためのものなのにね。

あなたのお陰で、
私は今、ここにいるんだよね。

ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。