隙間時間で、ちょっと自分をアップデート!「学び→行動」につなげる仕組みの作り方
こんにちは、自分軸手帳部員&ライターの美穂です。
突然ですが、最近あなたは何かを学びましたか?
――「育児に、家事に、仕事に忙しくて、学びに割く時間なんてない!」という方も少なくないかもしれません。
では、そんなあなたは「学び」と聞いてどんなものを想像しているでしょう?
などが頭に思い浮かんだかもしれませんね。
ところで、こんなものも実は学びの一つになり得るとお気づきですか?
――「学び=お堅いもの、仕事や収入に直結するもの、お金をかけて機会を創出するもの」とは限らず、「あなたの人生や暮らしを豊かにしたり、興味や心を満たしてくれるもの」。そんな風に、柔らかく、広くとらえてみると、学びへのハードルがグンと低くなるはず。「それなら毎日学んでる!」という方もいるかもしれませんね!
学びのアウトプット、してますか?
ところで。そんな様々な学びはいわゆる「インプット」。
では、その学びをどれだけ「アウトプット=実践」できていますか?
ある実験によると、インプットとアウトプットの理想の比率は――
「3:7」と言われています(※)。
つまり、インプットの倍以上の時間をアウトプットにかけることで、ようやく自らの糧になる、ということです。
私たちが何かを「学ぼう!」と思う時、そこには多かれ少なかれちょっと新しい自分になることを期待している気持ちがあるはず。そしていざ学ぶと、それだけで何か生まれ変わったような気分になりますが……残念ながらそれは錯覚です。インプットしたその内容を「”いつか”使おう」と考えるということは、頭の引き出しの奥底に新たな学びをギュギュっとただ押し込んでいるようなもの。
「いつか」を待つのではなく、日常的にコツコツと学びを生かす=アウトプットをしてこそ、学ぶ時に思い描いた「ちょっと新しい自分」に出会えるのです。
学びを確実に行動に移すための2つのポイント
そういわれても、「具体的にどうやって学びを実践(アウトプット)していくの?」という疑問を抱く方も多いかもしれません。
そこで私たち自分軸手帳が考えるポイントは大きく2つ。
もちろんお手持ちのノートなどでもこのポイントを押さえることはできますが、ぜひご紹介したいのが、自分軸手帳の「行動を生む!学びリスト」(以下「学びリスト」)。
わざわざ「行動を生む!」というサブタイトルが付いている通り、このリストを活用すれば学びの管理・実践がラクになるだけでなく、何より学び生かして楽しく確実に行動できるようになります!
自分だけのハイライトを作ろう
自分軸手帳ユーザー限定コミュニティ「自分軸手帳部」では、手帳をより活用しながら自分軸を育てるヒントをお伝えするイベント「手帳レッスン」を定期的に開催。先日のテーマは、プレゼンター・えみかさんによる、「行動を生む!学びリスト活用法」でした。
ここからは、イベントの内容をダイジェストでご紹介しながら、先ほどの「学びを行動に移すための2つのポイント」である「どんな風に行動に落とし込むかというイメージを描く/いつでも見返せる状態にする」を実現する具体的な方法などをご紹介しましょう。
◎「何を学んだか」を書き出すところからアウトプットは始まっている
先ほど登場した学びリストを拡大したものがこちら。
日付や学びのタイトルなどの他に、メインとなる「学び・気づき」の枠と「今後どのように行動するか」の2つの枠が設けられています。
このリストを前にした多くの方は、おそらく「学び・気づき=インプット」、「今後どのように行動するか=アウトプット」というすみわけで捉えるかと思うのですが……
実は「学び・気づき」の欄を埋めることも立派なアウトプットの一つなんです!
一体どういうことか?詳しくお話していきますね。
先ほどもチラリと触れた通り、私たちが学ぼうとするときは「ちょっと新しい自分に出会いたいとき」。つまり、今とはちょっと違う視界や行動を手にするために、学び(インプット)に臨みます。
言い換えると、みんなで集まって同じ話を聞いても、「その人が学んだこと」は十人十色。「学び・気づき」の欄に何を書き込むか、そこには必ずあなたのフィルターがかかっています。つまり、学びを抽出し、リストに書き出すという時点で一つの立派なアウトプットが始まっているのです。
◎「どんな風に行動に落とし込むかというイメージを描く」ために
では、いざ学びをメモしようとすると「大事なことが漏れないようにポイントを全て押さえなくちゃ!」と考えがちですが……先ほどお伝えした通り、何に心を動かされるか・何に気づきを見出すかは、全てあなたらしいフィルターがかかっていて当たり前!全てを書き写そうとしたり、正解を探そうとする必要は全くありません!
もし本来メインとなるはずのテーマ以外の部分で発見があれば、それをメモしてもOK。
学びの場の中であなたが「ハッ!」と気づいたことがあれば、筆者や講師が口にしていないことを書いてもOK。
新しく知ったことでも、あまり自分にとって生かす場がイメージできなかったりするなら書き留めなくてもOK。
あなたにとって心から「なるほど!」「忘れたくない!」と思える価値ある学びを抽出してみましょう。
― 「リスト」に書き込む3つのヒント
もちろん自由に書いてOKな「学びリスト」ですが、予め書く項目を決めておくとよりラクに、見返しやすくなりますよ。
例えば、「学び・気づき」の欄には
をそれぞれ抽出・凝縮してメモ。
ダラダラ書くより、グッと頭に残るはず。
「今後どのように行動するか」の欄には、
という風に、学びを確実に実行するためのマイルストーンを描くという方法も。これなら「今すぐできること」をまず軽やかに取り入れて弾みをつけつつ、少し準備が必要なことは実行のタイミングを自分と約束できるため、よし大きな変化・挑戦へとつなげていくことができますね!
◎「いつでも見返せる状態にする」ために
こういったリストは、1冊の専用ノートにまとめたり、メモ用紙に書いたりすることもできますね。でも、あえて私たちがおすすめしたいのは「手帳にまとめる」こと。
情報は一元化すると管理・活用しやすいとよく言われていますが、「学び」に関しても同じ。日常的に触れるツール(=手帳)にまとめてハイライト化しておくことで、見返す頻度が高められますね。さらにあなただけのハイライトとして学びが凝縮されるので、「今、自分にとって興味があること」「学び同士のつながりや連鎖」といったことが発見しやすくなるという効果も……!
さらに手帳なら、学びやアクションプランを、すぐにカレンダーページやワークページと連動させたりすることもできます。
イベント参加者の中には「学びリスト」を見返すこと自体を習慣化するために、毎日必ず開くウィークリーページの一画に「学びリストを開く」というメモを付箋で貼っておく、というアイデアを出してくれた方も……!
忙しい毎日でも、「学んだつもり」で終わりにすることなく、実践できる仕掛けが簡単に作れますよ。
おしまいに
たくさんの役割を抱えて、自分ばかりを優先しにくい毎日。だからこそ、せっかく時間を捻出して学んだことを、その場限りで眠らせてしまうのはもったいないですよね。
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文責:美穂
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