色でTENET考察 赤と青ともう一つの色!
映画TENETにハマって、ずっとYouTubeで解説動画を見ています。
この映画、色が効果的に使われていて、カラーセラピストの私としては色の視点からも楽しむことができました。
ネタバレしないように少し説明すると、この映画は時間を行ったり来たりするのですが、その状況を視覚的に説明しているのがこの赤と青なんです。
赤は順行世界、青は逆行世界を表しています。
赤い色って、どんな印象がありますか?
また、青い色って、どんな印象がありますか?
カラーセラピーで赤は、前に進む、外へ向かう色で、攻撃、能動を表します。
逆に青は、静止する、内に入る色で、冷静、受け入れるを表します。
映画の中でも、順行で進む世界の赤に対し、その順行世界を冷静に受け入れていく逆行世界という映像表現をされていて、なるほどなぁ〜!と思いました。
また、家族のつながりを血縁と呼びますが、物質的な血に対して、誰かを受け入れる青で心の絆=友情をも表していると感じます。物質と精神、それが揃ってのこの世界・・・と感じます。
そして、赤と青のはざまに、もう一つ注目すべき色が使われていました。
それは、黄色です。
2つの世界をつなぐシーン(オスロ空港)は、黄色(オレンジっぽいかな)のイメージではありませんか?
黄色には、注目する、集中、情報、希望、不安、などのキーワードがあります。
このシーンにピッタリの色彩表現だと感じ、感心してしまいました。
TENET、複雑ですがすごく面白い映画なので、ぜひ見て見てください。
ぜひ、色という視点からも着目してみてくださいね〜!
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