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新入社員だけど会社を辞めたい…辞めてもいいか決めるたった一つの基準

今の時期はゴールデンウィークも終わって、新入社員として働き始めた人が、そろそろ辞めたくなってくる時期だと思います。

正直、新入社員が会社を辞めたくなるのは当たり前なんですね。

学生と社会人の違い

やはり社会人というのは、学生の頃と比べて考え方やルールは異質なんですよ。

学生の頃は自分がしたいこと、自分の選択が優先された世界のわけですよ。

もちろん、学力で行ける行けないはあったとしても、志望校そのものも自分で選んでるわけじゃないですか。

誰と付き合うか、誰と仲良くするかも自分で決められる、科目とか専門教科を自分で選べる、なんだかんだ言って自由だったんですよね。

ところが社会人というのは、ベクトルが完全に会社がうまくいく方向に向いてるので、一個人の考えというのは潰されてしまうんですよね。

その時に全く違う概念の世界に来たことが分かっていないと、なんかすごく自分の個を犠牲にされている感があって、疲れてくると思うんですよ。

しかも新しいことばかり、新しく学ぶこと、新しい生活習慣、新しい人間関係、新しいことは1個でもしんどいのに、ありとあらゆるものが新しくなるから大変なんですよね。

それをそろそろしんどいなーっていうのが、まさにゴールデンウィークとかちょっと休みが入って、冷静に客観的に考える暇ができてしまったりして悩み始める時期でもあるわけです。

正直、そういうお悩みとか相談もすでに受けるんですけど、こういうときに忘れないで欲しい基準があるんです。

それは何か将来の自分に対してリターンがあるかどうかを考えて欲しいんですね。

会社を辞めたい理由

例えば、人間関係が辛いとか、新しい仕事を覚えるのが大変で辞めたいと。

だけど残業手当もある程度はしっかり出るとか、自分の学んでることを実践した延長線上に上司がいるとか、そういうホワイトとまでは言わなくても、会社としては普通レベルであるなら辞めない方がいいんですね。

そういう会社であれば、やはり今は辛くてもしっかり頑張って色々な知識を手に入れて、スキルを身につけていけば、自分のポジションは上がっていくわけじゃないですか。

社内でも出世できるだろうし、転職するにしてもそういうスキルを求めてくれるもっといい条件の会社に行ける可能性がありますよね。

結局、今の状態で嫌だなと思ってるのが、人間関係だったり新しいことをするストレスだったりするんですね。

やはり新しいことをするというのは、人間はストレスがあるんですよ。

そういうことに対するストレスとか、なんか友達とこれまでのように学生の頃のように会えない、遊べないっていうことに対する寂しさとかなんですね。

つまり「学生の頃は良かった」みたいな甘えにも似た感情で辞めたいって思ってる人は、辞めるべきではないんですね。

将来の自分のキャリアアップとかに繋がるのであれば、単純に学生から社会人としての価値観に変わっていないだけなんですよ。

基準が自分中心になってるから辛い思いをしてるだけで、そこは頑張ればいいんですよね。そこで頑張ったのは全部自分に返ってくるわけです。

でもそうじゃなくてブラック企業が、バイトだと逃げられちゃうので、正社員という囲い込みをしてるだけ、将来性も発展性もスキルアップもないような使い捨てアイテムとして働かされてるようであれば、それはもうすぐに辞めた方がいいんです。

そこでなんか「すぐ辞めても次の仕事はないし」とか頑張る必要はないんですよね。

人間には色々なタイプがありますけど、生真面目な人は自分の中に責任とか原因を求めすぎて頑張らなくていい場所で頑張ってしまうんですよ。

もっと自分が頑張ればいつかうまくいくかもみたいな変な偏見で、無理に潰れるまで頑張る必要がないよっていうことです。

上司とは価値観が違う

これは良い悪いではないと思うんですけれど、やはり昭和時代の人間と今の人間というのでは、今の人の方が精神的に弱いんですよね。

弱いというのは、単に劣っているって事ではなく、いろんな価値観とかいろんな知識とかが与えられている世界で生まれ育っているために繊細であったり、

本来もっと選択肢があるのに悪い選択肢を選んでしまうと当然人間って辛く感じてしまうので、精神的に辛く感じやすい環境だと思うんですよ。

昭和の人間ってそもそも選択肢がなかったんですよね。だから思考停止したら楽じゃないですか。

そういう意味で言うと、昭和の人間は強いというか、鈍感なんですよ。

でもやっぱり平成時代の人は、もっと細いもっとセンシティブな世界に生まれ育っているので、色々考えたり敏感になってしまって当然なんですよね。

だからこそ変な努力とか間違った無理をしちゃいけないと思うんですよね。

でも正直、会社の上司は、大体まだ昭和生まれなんですよ。

だから根性論とか気合とか、お前それで辞めて次どうすんのとか言い出すんですよね。

でももう辞めた後には関係ない話じゃないですか。本来、その会社の人に聞かれる筋合いはないんですよね。

生真面目な人はそれに答えようとしちゃうんですよ。結果、辛い思いをするんですね。

だから辞めるときに「私なりに考えがあります」とか言って答えなきゃいいんですよ。

向こうも良かれと思ってって言うか、悪気があって言ってるわけじゃないと思うんですけど、昔の人は仕事と自分の公私混同感が半端ないんですよね。

そういったプライベートまで踏み込んで聞くのが当たり前とか、その方が善意とか親身になってるぐらいに気持ちなんですよ。

そういう価値観の人間なんですよね。

自分もそういう価値観に近い考え方を持っていて、「こんなに心配してくれてありがたいな」って思うならいいんですけど、そうじゃなかったら別に答える必要はないんですよね。

聞かれたことに答える必要はない

だからこれも大事な考え方なんですけど、別に聞かれたことに全部答えなきゃいけないっていう発想は持たなくていいんですよ。

聞かれたことに全部答えたら、全部向こうの都合というか、向こうが考える会話の流れに乗せられるに決まってるんですよね。

だから例えば向こうが辞めさせたくないと思ってる時に、じゃあ君はこれからどうするのって聞かれて「決まってないです」と真面目に答えてしまうと、「じゃあ次を探しながらでもいいから、もうしばらくうちで頑張ってみない」っていう風になりやすいわけです。

それも確かに一理あるわけで、結局何となく気が付いたら説得されてたみたいな話になりやすいんですよ。

だから向こうの言葉に答えた瞬間に、向こうの流れに乗せられるっていう営業マンとか心理学とか高等テクニックとして、上司らはみんな知ってるんですよね。

だけど若い子はそれ知らないから、気が付いたら向こうの言いなりになってるわけですよ。

だから最初からそんなもの答えなくていいんですよ。

そういうのも大事なんですよね。

だから悩んだときは、将来自分に何かいいことがあるかを考えて欲しいんですよね。

今の瞬間ちょっと嬉しいとか 、ちょっと幸せとか、今の瞬間の価値観で考えるとズルズルいってしまうんですよね。

でも年というのは取り戻せないから、辛い思いしかしないんですよ。

だから悩んだ時は、将来の自分にいいところか、そうじゃないかっていう基準で考えてもらえたらなと思います。

それでは今回は以上となります。ありがとうございました。

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