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新しいベランダ天文台の構想|ベラ天製作・#0

はじめに

ベランダ天文台を作ろうと思い至った。
以前から狭いベランダに望遠鏡を組み立てて撮影を行ってきたが、毎回高価な鏡筒とカメラを「うんとこしょ!」と載せるのが怖くて、どうにか楽に安全に運用したいと考えていた。もう全部据え付けにしてしまいたいと。

これまでの「ベラ天」

うちのベランダには洗濯機が設置してある。この洗濯機(特に蓋の開け締め)と望遠鏡との干渉が一番の問題であった。
三脚を大きく開いて跨がらせたり、逆に三脚を閉じて柵に縛り付け省スペース化したりと、これまでのベラ天戦略は主に洗濯機との戦いだったと言っても過言ではない。

ベランダ天文台・第1号(2020)
ベランダ天文台・第2号(2021)

次の「ベラ天」構想

今回はアパートの管理会社にも確認のうえ、次の制約条件のもと据え付けを前提とした小さな天文台を作ってみることにした。

  • ベランダの柵や床は傷つけない(何かあったら退去時に原状回復)

  • 盗難や破損は自己責任

  • 簡単に分解可能な仕組みに

  • 周辺の住宅に迷惑をかけない

特にこれまでのベラ天とは次の点で大きく改善をしたい。

  • 望遠鏡とカメラは常時据え付ける

  • 屋根付きの密閉された防塵・防湿の小屋を作る(鍵付き)

  • 温度・湿度はスマホで管理する

  • 除湿機能をつける(コンプレッサー/デシカント方式の連続排水可能な除湿機を付けたいが、まずは大容量の除湿剤で何とかしてみる)

  • 雲監視、防犯用のカメラを取り付ける

  • 室内の制御PCへはアクティブリピーターでUSB3.xケーブルを引き回す

「観測」目的ではなく、さらにメイン鏡筒も5cm屈折望遠鏡と小さいので、この設備や取り組みをなんと呼ぼうか悩んだ。「ベランダ」「おうち」「自宅」「撮影システム」「望遠鏡」「観測所」―。

まあ、ちょっとだけ風呂敷を広げてしまったが「ベランダ天文台」が一番わかりやすくてぴったりなのかも。どうぞ広い心で見守ってほしい。



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