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初心者用の哲学 儒教編

どうも!ハリーです。今回は「儒教」をみていきます。スライドはインスタグラムで活用したものなので、今回は順番はあまり関係ありません。

ちなみに儒教は東洋哲学のひとつなんですが、予定としては「西洋哲学」「東洋哲学の儒教以外」を後に載せるつもりなので、お好きなものだけご覧ください!では参りましょう!

東洋思想(哲学)の基本

そもそも「哲学」とは何でしょう?超簡単に考えると「生き方の教科書」です。どのように生きればよいのか時々不安になることありませんか?この生き方に関する意見が集まったものが哲学といえます。その中でも今回は「東洋哲学(思想)」を見ていきましょう。

マンガ「キングダム」の世界観で有名な春秋戦国時代に東洋哲学者は現れました。彼らは各国の軍師として、トップの右腕として助言をする立場だったわけです。有名な家柄は上記の通りです。この家柄の中に儒家がありますよね?これが儒教の元となります。

儒教の種類3つ

そんな儒教ですが、覚えておくべき人は3人しかいません。「孔子」と「孟子」と「荀子」です。ではそれぞれ違いを見ていきましょう

孔子の儒教は主に彼の死後、弟子によって言葉を本にした「論語」に描かれています。日本でも「論語」は普及し、荻生徂徠が研究しました。

そんな孔子はあまり当時の国のトップにはウケなかったようです。参謀にはなれないが弟子はたくさんいるというような生涯でした。孔子は「仁義」を重要視しました。つまり「礼儀・努力・教育・我慢」が美徳と考えたのです。ちなみにこれ今の日本でも美徳とされてませんか?これについては後で解説します。

一方で「孟子」の儒教とはどんなものなのでしょう。孟子の教えは孔子と異なり、かなり理想的主義です。教育熱心な母や孔子の弟子として、学ぶことが彼の生涯でしたので特に「人道・教育」を強く重視しました。

孟子といえば「性善説」が有名です。名前だけは知っていても中身を知る人は少ないでしょう。性善説とは「人は良い人で生まれてくる」という考え方です。つまり現在、悪人がいる理由は生まれつきでなく、その後の教育や環境によって悪知恵が身につくと考えているわけです。なるほど!だから「教育と人道」が大事なわけですね!

また孟子いわく、「リーダーやトップはなりたくてもなれるものではない!あらかじめ生まれる前から決まっている」だそうです。なのでリーダーは武力よりも思いやりで統治すべきだと考えているのが孟子です。理想主義者たるゆえんですね・・・

では荀子はどうでしょう。荀子はあまり恵まれた生涯ではなく、最終的には二人の弟子をもち、秦の参謀となりました。ちなみにこの二人の参謀は「初心者用の哲学 儒教以外編」で登場します。ぜひ併せてご覧ください!

荀子は孟子と異なって「性悪説」を推しています。つまり「人は生まれつき悪人だ!善人になるのは教育のおかげだ!」と。やっぱり「教育」が大事なのは変わらないのですね。

これで分かることはひとつです。考え方は違えど、儒教は「礼儀・教育・人の道」を重視する哲学だといえます!

儒教誕生後の歴史や日本との関わり

儒教は誕生後、漢の時代には皇帝によって再度注目されます。漢の皇帝によって学問として認められた儒教は隣国 日本にも伝えられるわけです。

日本では儒教は聖徳太子によって学ばれ、十七条の憲法に要素が盛り込まれます。これにより日本には「年功序列」という文化が根強く残ることになります。

江戸期、儒学は南宋にてアップデートされ、日本では「朱子学」と呼ばれるようになりました。さらにこの儒教ですが支配者層にウケたんですね。「年功序列・礼儀・トップに仕える」が武士道と結びつき、幕府が政治的に利用したわけです。

また戦時中は神道と結びつき、「親孝行・年功序列」こそ美徳とされました。これが「教育勅語」の内容です。

そして現在、渋沢栄一の「論語と算盤」によってビジネスと結びつきました。パナソニックの松下幸之助氏も利用したといいます。

最後に儒教に関連する言葉をいくつか載せておきます!

儒教が元ネタのありがたいお言葉

今回は以上です。かなり省略した部分もあるので詳細が気になった人は僕のインスタへ↓↓↓
http://Instagram.com/jiao_qing.hai

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