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ゲームの元ネタ神話シリーズ5

エジプト神話に続き今回はインド神話です!

インド神話とはインダス文明の神話です。
アーリア人によって侵略されたインドでしたがその後ヒンドゥー教の元となったバラモン教の支配によってインドは統一されました。
ちなみにバラモン教は初めて身分制を取り入れた宗教でした。

インド神話では宇宙の中心 ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの3神を中心とした考えを基本としています。この考えは三位一体といい、キリスト教でも採用されています。
またインド神話は寛容な神話で、他の宗教の神様もインドの神様にしてしまいます。日本の神様もインドの神様になることも多く、数多くの神様がいる宗教がインド神話なんです!

では数多い神様の中でも有名な神様をいくつか紹介します。まずはシヴァ。

彼は筋肉ムキムキかつ目が3つの神様で、破壊と創造の両方の神様です。日本では大黒天と同じとされています。

面白い話があります。女神 パールヴァティーとシヴァの恋を応援したいインドラはキューピット カーマを派遣しますが、シヴァはこれを拒否し、殺してしまいますが、後に復活させます。

シヴァ↓↓↓

カーマ↓↓↓

次に紹介する神様はヴィシュヌとブラフマーです。ヴィシュヌは4本腕の好青年で、救済及び生命維持の神様です。

彼には「ノアの方舟」のようなストーリーあることでも有名です。

一方ブラフマーは4面4腕の神様で、創造の神様で宇宙の中心とされています。元々は5つの顔がありましたがシヴァによって切られてしまいました。

ヴィシュヌ↓↓↓

ブラフマー↓↓↓

ガネーシャは日本でも有名な神様です。
小説「夢をかなえるゾウ」の主人公から分かるように腹の出た象のような神様で、シヴァの息子です。ガネーシャは知恵や学問、富を司ります。

ガネーシャが象の姿になった理由としてシヴァが息子の顔を誤って切り落としてしまい、代わりにゾウの頭をつけたのがきっかけです。

ヴィシュヌの化身として有名なクリシュナですが、怪力で浮気性だが左のかかとが弱点です。

ガネーシャ↓↓↓

クリシュナ↓↓↓

神様はまだまだいます!
猿のような神様 ハヌマーンはヴィシュヌを守る守護神です。ちなみにハヌマーンは西遊記の孫悟空のモチーフとなりました。

シヴァの妻であるパールヴァティーは女神です。子宝に恵まれたが、まとめてしまったために6首の怪物が生まれてしまったという失敗談がある。

ハヌマーン↓↓↓

パールヴァティー↓↓↓

最後に紹介する神様はインドラとサラスヴァティーです。

インドラは雷を司る神様です。彼は干ばつを引き起こす邪神 ヴリトラを倒し、雨を呼びました。

サラスヴァティーは水、音色の女神です。
父であるブラフマーは娘 サラスヴァティーを溺愛し、結婚します。もう何でもありですね。ブラフマーの顔が4つあるのは娘の顔をよく見るためという説もあります。

インドラ↓↓↓

ヴリトラ↓↓↓


サラスヴァティー↓↓↓

日本の興福寺にある阿修羅像ですが、インド神話では阿修羅は悪者です。

ブラフマーは阿修羅と共に海をかき混ぜることで薬を創り出したり、薬をめぐって阿修羅と戦ったりします。ちなみにこの薬を創る途中に太陽や月、生物などが生まれました。

阿修羅↓↓↓

海をかき混ぜて世界を創造することは古事記で日本列島を創ったことに似てるなと思いました。

今日はここまで。ではまた!

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