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古事記を読んでみよう 2

今回は「スサノオの冒険」と「オオクニヌシの統治」を中心に解説します。

高天原から追い出されたスサノオは地上へと降り立ち、地上の神様となりました。

出雲で出会った村の親子に遭遇し、ヤマタノオロチというヘビが村の少女を順番に食べることに困っていることを知ります。そして出会った親子のうち娘 クシナダヒメが最後の少女ということでした。スサノオはクシナダヒメとの結婚を約束に日本酒(やしおりの酒)を使ってヤマタノオロチを退治しました。

クシナダヒメ↓↓↓

ヤマタノオロチ↓↓↓

退治したあと、ヤマタノオロチの尻尾から剣を発見しました。この剣は「草薙の剣」と呼ばれ「三種の神器」のひとつとして今も丁寧に保管されているらしいです。ちなみにこの剣は後にヤマトタケルの手に渡り、「天叢雲(あまのむらくも)」と呼ばれるが同一のものかは不明。

罪滅ぼしで草薙の剣をアマテラスに献上し、スサノオはクシナダヒメと共に地上で暮らすことになりました。これにより古事記はクシナダヒメとスサノオの子孫の話に変わっていきます。

スサノオの子孫として誕生したオオクニヌシは旅の途中でウサギに会います。ちなみにこのウサギは女神の使いでした。この話は「因幡の白兎」と呼ばれています。詳しくは調べてみてください。あらかたの内容は上記を参考にしてみてください👆

オオクニヌシは兄弟が沢山います。
彼らはオオクニヌシを妬み、オオクニヌシは2度彼らによって殺されてしまいます。母によって1度は復活しますが木に挟まれたり、燃える岩に巻き込まれたりして死にました。

黄泉の国にやってきたオオクニヌシは先祖のスサノオに出会い、修行を施されます。

オオクニヌシ↓↓↓

因幡の白兎↓↓↓

特訓にうんざりしたオオクニヌシはスサノオの隙を狙って黄泉の国から逃げ出します。

オオクニヌシは中国地方を統一し、子供たちと共に農耕を発展させ日本を作りました。

その頃、高天原ではアマテラスがオオクニヌシから国を乗っ取ろうとしていました。彼女は3人の使者をオオクニヌシのもとへ派遣。

1人目 アメノホヒはオオクニヌシに媚びを売り、二度と高天原に帰ってきませんでした。

2人目 アメワカヒコはオオクニヌシの娘と結婚しアマテラスに連絡しなかったので、アマテラスは彼に向かって矢を放ち殺してしまいました。

3人目 タケミカヅチ。彼はカグツチの血しぶきから誕生した剣にあぐらをかく力の神様でした。オオクニヌシとは力比べをすることで圧勝。オオクニヌシのための社(後の出雲大社)を建てて国を譲り受けました。

タケミカヅチ↓↓↓

日本を譲り受けたアマテラスは孫 ニニギノミコトを派遣し支配させました。

そんな中、ニニギノミコトに三種の神器を届けるためにサルタヒコとアメノウズメが地上へ降りました。ちなみに三種の神器とはヤサカニの勾玉、天叢雲の剣、ヤタの鏡であり、現在は勾玉は御所、剣は愛知の熱田神宮、鏡は伊勢神宮に保管されているようです。

サルタヒコ↓↓↓

アメノウズメ↓↓↓

今回の最後は不思議な話。
皆さんは人に寿命がある理由は知っていますか?これには理由があるんです。
ニニギノミコトは結婚相手に山神の娘 コノハナサクヤヒメを選びました。彼女は美女であり、繁栄の女神でした。しかし山神はコノハナサクヤヒメともう1人の娘 イワナガヒメももらって欲しいと願います。しかしイワナガヒメはブスですが不死の女神です。

ニニギノミコトは結局イワナガヒメを断り、コノハナサクヤヒメを嫁にしました。これにより子孫の人間には繁栄の代わりに不死の力がないとされました。

コノハナサクヤ↓↓↓

イワナガヒメ↓↓↓



今回は以上です。
次回もお楽しみに!

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