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ギリシャ神話 2章

このnoteではギリシャ神話の第2章 英雄の話になります。

最初はあるカップルのお話。
武器職人のヘパイストスはプロメテウスに火を与えたことで母であるヘラから嫌われてしまいます。またヘラは自分の息子が足が不自由な不完全さに腹が立ちます。

ある日ヘパイストスはヘラを椅子に座らせ束縛してしまいました。ヘパイストスは彼女に自分を息子として認めること、美の女神 アフロディーテとの結婚を求めました。アフロディーテはヘパイストスと結婚させられてしまいますが、軍神 アレスと浮気をしていたところをヘパイストスに見つかり嘲られるのでした。

まさにギリシャ版 美女と野獣カップルですね。

アフロディーテ↓↓↓

アレス↓↓↓

次のお話はナルシストの生みの親 ナルキッソスの話。
自惚れが傷のナルキッソスはアフロディーテの誘いをあしらってしまう。アフロディーテはそれに怒り、彼に「愛されなくなる」呪いをかけました。ナルキッソスは他人から愛されなくなる代わりに自分が自分をより愛すようになりました。

ある日水面に映った自分の顔に見とれてしまい、彼は餓死してしまいましたとさ。これがナルシストの由来となっています。

さてさて遂に英雄の話になります。
1人目の英雄はペルセウス。星座にもなってますね。ペルセウスは人と神のハーフで、ゼウスの浮気相手から生まれました。彼は幼少期に妻 ダナエの父親によって敬遠され島流しにされてしまいます。

島流しされた後、その島には妻のダナエに一目惚れしたボスがいました。彼にとって邪魔なペルセウスは怪物退治を任せられ、任務に赴くことになりました。

彼が退治した怪物といえばメデューサ。目を見た者を石に帰るその怪物は強敵です。ペルセウスは戦の神 アテナからイージスの盾を、伝令の神 ヘルメスから鎌を借りて、その他の精霊たちからハデスのカブトと翼のサンダルを借りました。これにより盾に反射したメデューサを見ることで石にならずに退治したのです。

ちなみにイージス艦はこのイージスの盾から名前が由来しています。

メデューサを退治したペルセウスはメデューサの血から生まれたペガサスに乗って帰るのでした。

帰る途中にポセイドンへの生贄にされそうなアンドロメダを救出することで2人は結婚するのでした。ペルセウスは島のボスを自分を拾ってくれた漁師に任せ、故郷に帰りました。

故郷に帰り、王となったペルセウスはある日競技場での円盤投げに挑戦しました。投げた円盤はみるみる遠くに飛んでいき、彼を島流しにした張本人の妻の父親に当たりましたとさ。報いを受けるのがギリシャ神話なんですね。

ペルセウス↓↓↓

アテナ↓↓↓

ヘルメス↓↓↓

メデューサ↓↓↓

もう1人の英雄の話の前に1つお話を。
ミノタウロスは半人半牛の有名な怪物ですが彼はギリシャ神話出身です。ポセイドンの呪いによって誕生してしまったミノタウロスは迷宮に閉じ込められ9年おきに7人の子供を食っていました。

これを対象した人こそテセウスです。彼はテセウスの船という哲学の思考実験の題材になったりと有名です。テセウスの父親は彼の無事を祈り、帰還する際の旗の色で生死を判断するといいました。

テセウスは迷宮内で蜘蛛 アリアドネに出会い、糸と短剣をもらうことでミノタウロスを退治した後、迷わずに脱出することができました。この話から「アリアドネの糸」というフレーズが「解決の糸口」という意味で使われるようになったのです。

しかし彼は帰還する際の父親との約束を忘れてしまい、父親は彼が生きているのにも関わらず自殺してしまいました。救われないですね。

ミノタウロス↓↓↓

次回は2人目の英雄 ヘラクレスについて解説します。ではまた!

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