『読み手に伝わる文章 - テクニカルライティング』を読んだ
技術書典で購入した本。
読む目的、目標
今すぐ使えるドキュメント作成に生きる部分を知りたい
久々に技術記事を書いたが、自分でもいまいち納得のできない出来だったので、改めて分かりやすいドキュメントとは?を理解したい
書くだけではなく、ドキュメントの整理方法もあれば知りたい
同僚のスライドに影響を受けて、試しにこの本から「目的、目標」を掲げてみた。
https://speakerdeck.com/mrtry/ji-shu-shu-falsedu-mifang-ru-men
読書をするときにあれもこれも重要に思えてメモを取ってしまい、読み終えるのに時間がかかったり、社内ので読書会でも「読むこと」に重点を置きすぎて内容に疑問を抱いたりといった一歩進んだ理解ができないという悩みがあった。
その困った部分の解消になりそうなので、今回から始めてみた。
テクニカルライティングとは
引用という形を取っているが、この記事全体的に記述そのままではなく要約したり省略したり、自分の理解度に合わせて書き下している。
本来の内容を読みたい場合は、ぜひ本を読んでほしい。
分かりやすいドキュメントとは?を理解したい
最近は冒頭にこのような「想定する読者層」や「ゴール」を掲げている記事を読むことも多くなり納得しやすかったが、普段記事をあまり書いてこなかったこともあり、著者自身へのメリットは目から鱗だった。
この考え方はあまりなかったけど、改めて考えてみると記事や本の目次で何について書いてあるかをさっと目を通すことは普段からしていることに気付かされた。
その他にも良いなと思ったものを抜粋。
今すぐ使えそうなドキュメント作成に生きる部分
技術書典会場で試し読みしたとき、目次でこれを見て購入を決意した。
AIの具体的な使い方について書いてあるわけではないが、確かに記事を書くときに1番のハードルは書き出しの遅さ。それをカバーするためにAIを使うのはとても有用そう。
つい最近、 Gatsby の記事を何回かに渡って書こうとして失敗したなと思っていたのがまさにこれ。小さくやり直そうと思う。
それ以外にも、すぐにでも取り入れたいなと感じたものたち。
一番大事なこと。
ドキュメントの整理方法もあれば知りたい
社内のドキュメントの多くが Confluence で書かれているが、作業ディレクトリ内に雑然とまとまっていて探しづらいという状態に陥っている。この辺りの具体的な整理方法のアイディアが欲しかったが、あまり書かれてはいなかった。
書き方にはなるが、一つのページにいくつもの手順が並列に並んでいたり、ページタイトルに悩むことが多々あったので解決方法の手段として取り入れていきたい。
良いレビューの仕方とされ方
読書の目標にはなかったが、レビューのコツが普段のプログラミングの仕事にも活用できそうで良かった。
レビューを受ける時に、相手のレビューコメントが分かりづらいと感じることがあった。相手に「こうして欲しい」というのをどこまで伝えていいのか悩むことがあったので、その時の判断軸にしてみようと思った。