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通信機用スピーカーについて考えてみる
モービル(車載による移動運用)用の無線機で使用している外部スピーカーを入れ替えました。
今までは、第一電波工業(ダイヤモンド)の「P810」という平板形状のスピーカーを繋いでいたのですが、それを音質に定評のあるIcom製「SP35」に替えたわけです。
無線機の電源を入れ実際に聞いてみると、二者の音質は顕著に異なります。 中音域が強調されて硬めな印象を受ける「P810」と比べ、「SP35」は低音域も有り耳に優しい聞き心地。 個人的には、後者に軍配を上げたいかな?
但し、この通信機用スピーカーの音質には注意が必要で、音楽鑑賞用のそれとは違い、単に「聞き心地が良い」だけで良し悪しは語れないものです。 そもそもの目的は、通信相手の音声なりモールス符号なりを聞き取る事が主ですから、ノイズに埋もれるギリギリの微弱な信号を拾い出せるか否か?が大命題なわけですね。 そう考えると、中音域重視の「P810」のコンセプトも理解出来ます。
今回のケースの様に、「シビアな状況での交信」ではなく、「のんびりしたお喋り」が目的であれば、少し低音域を含んだ丸みのある音質の方が、「聞き疲れ」し難い様な気がします。
by JI1OFO
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