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いつか夜空で JI1OFOの無線局日誌

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昭和の子供が熱中した“アマチュア無線”。  「少年」は「おじさん」となり、令和の時代を迎えた今も変わる事なく夢中です。
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2021年7月の記事一覧

TELEXのヘッドセットを活用しましょう!

eBeyで購入して以来、使う事もなく死蔵していたヘッドセットを活用すべく、フォーンとマイクの2つのプラグを付け替えました。 くだんのヘッドセットとは、TELEX社製の"D-950"という少々古めのモデル。 航空機用ですので耳への密着度が高く、周りの騒音に気を取られずに済むのが利点で、これなら無線による交信にも集中出来るというものです。 但し、実用するにあたって問題となるのが元々付けられていたプラグで、マイク用が"M642/4-1"、フォーン用が"M642/5-1"というミ

クランプメーターの優れモノ

だいぶ以前に購入した測定器ではありますが、Mastechというメーカーの"MS2108A"なるクランプメーターが優秀なので、ここで改めて紹介させて頂きたいと思います。 「クランプメーター」とは、大きなクリップの様な構造を持ち、回路中の配線を切断せずとも、そのクランプにてケーブルを挟むようにすれば測定が出来ちゃう優れモノなわけです。 中でもこの"MS2108A"が秀逸なのは、直流の電流値まで測れるところ。 これが、在りそうでいてなかなか無い機能なんですね。 しかも、お値段も極

クラシカルなスタンドマイクに、今風のユニットを組み込む

"Lafayette"は、嘗てアメリカでアマチュア無線機器などを売り捌いていた輸入販売会社で、日本の"TRIO"の製品を自社名で流通させていた事で有名でした。 そのLafayetteの古風なスタイルのデスクトップマイクに、収音方式としては今一番ポピュラーな「エレクトレット・コンデンサーマイク」のユニットを組み込んでみました。 外部電源が必要なのはちょっと面倒ですが、増幅器も付いてパンチの利いた(古い!)音が出せるので、やはり現代の通信には最適なマイクと言えるでしょう。 く

モールス符号の永久保存に賛同す

モールス符号による通信が、プロの世界から消え失せて久しいわけですが、それを未だ残すアマチュア無線界に於いて、今後も守り続けようというムーブメントには大いに賛成です。 音声によるやり取りとは異なり、微弱でノイズぎりぎりに聞こえて来る信号でも、相手の意思を汲み取れるのがモールス通信の最大の魅力ですが、「人間が直接理解出来る唯一の二進法シグナル」と考えると、あながち時代遅れの旧式とは言い切れないと思うのです。 したがって、この実にプリミティブな通信方式を守る運動には、心より賛同し

超小型短波ラジオのファーストインプレッションを書いてみる

先日の仙台行には間に合いませんでしたが、Amazonから超小型の短波帯付きラジオを1個(「台」ではない!)購入しました。 それを早速使用してみたので、その第一印象を記しておきたいと思います。 まず、手に取ってあらためて驚いたのは、本機の小ささ。 縦90mm×横45mm×厚み18mmという「超」の付くコンパクトさ! 昔、電車通勤時に株式市況や野球中継を聴いていたポケットラジオより更に小型な筐体ですから、ポロリと落として無くさないように注意する必要がありそうな程です。 この小さ