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ドアを叩く音を

不意にボディーブローをくらったような

何をどう考えていったらいいか

整理をする間もなく飛んでくる

そんな状態で出てきた唯一のことは

”ドアの叩く音を俺は聞き逃してきたのかもしれない”

だった。


今日、絶妙なタイミングで、思いもしなかった人から連絡が来た
どこかで気になっていて、ずっと連絡を取ろうとしていたけど、
結局せずにいて

突然すぎる電話に驚く

聞こえてきた声は、いつもの調子で
変わらないその人がいた

どこか懐かしい、一瞬でタイムスリップしたような
そんな感覚

なぜ電話がかかってきたのか
何かあったのか
話を聞いていたら、

「なんだかな、ふと思い出してん笑」

とのこと。

自然と笑いが出てきて、

「なんなんすか!笑」って返した


でもきっと電話をとった時からなにかを感じていたのだろうと思う

何とはなしに今の近況やら、昔のことやら、これからのことやら

たくさん話していた

でも確実なのは
ただの思い出話でもなく
近況報告でもなく
理想の中の夢の話でもなく

胸に響いてくる”言葉”の数と、常に揺さぶられているそんな感覚

ずっとずっと視界に”もや”がかかっていた
いや、見ないようにしていた
泣き叫びたくても出せなかった自分の中の声に

気がついた

そして少しだけ聞こえたような気がする

その瞬間心を絞られる、そんな感覚になっていた

その人は確実に俺のドアを叩いてくれていた
わざわざ開けなくていいくらい声を大きくして
ドアを叩きながら話しかけてくれていた

正直、どうその声を聞いたらいいか
どう自分の中にいれていったらいいか
むしろ軽いパニックで

どうしたらいいかまだ分からないけれど

この人の出会い、そして今日の電話は確実に必然であったと感じる

目の前に突きつけられたものは、間違いなく俺に必要なものだった

今ここで書きながら整理しようにもできなくて
見返すのが怖いけど

ドアを叩く音

おれは聞き逃したくない

今までも誰かが叩いてくれていたんだろう

でも俺は

時には居留守を使ったり
気がつかなかったり
誰がいるか確認してわざと出なかったり

大事な音を見逃してきた気がする

自分と向き合うことは簡単じゃない

怖いし、そんなことしなくてもいいじゃないか
現状維持、なるべく目を閉じていよう

きっとこんな俺がいたのかな

けど今日の1時間の電話で、完全に打ち砕かれた。

ちゃんと向き合いたい

そう思った

そう漠然と思い、倒れる寸前の俺を見透かしたかのように

言われた

「自分で開けていると思っていた扉は、絶対誰かが叩いてくれてる
きっとそうなんだよ」

って



今日の自分に言いたい

その音を聞き逃さないようにしよう

俺も頑張るからさ

そりゃ悩むし、怖いよ、辛いと思う

でも必ず手を握っててくれる存在がいる

そんな気がした


また近いうちにその人と話したいと思う
この事をちゃんと伝えたい

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今日の一言。

頭ギンギンで寝れない





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