見出し画像

ボクシング世界戦リターンマッチ(2)

  今日取り上げる選手は、最近はタレント活動でも有名な具志堅用高さん。現役時代には、現在のライトフライ級(旧:ジュニアフライ級)で、13回の防衛記録打ち立て、5年半の間WBAの王者として君臨していました。
(この防衛記録は日本記録で、未だに破られていません。)
 具志堅さんは、サウスポーのハードパンチャー。通算成績24戦23勝
(15KO)1敗で数々の名勝負を繰り広げました。
断然不利と言われた初挑戦の試合で、リトルフォアマンの異名を取るファン・グスマン相手に7R32秒KO勝ちでタイトル奪取。以降の防衛戦で、
苦戦した選手を見事に返り討ちにしました。初防衛戦、V2戦のハイメ・リオス選手、リゴベルト・マルカーノ選手がその相手です。初戦は、いずれも
2対1の判定勝利でしたが、リターン・マッチでは、それぞれ13R2分
59秒KO、7R36秒KOと寄せ付けませんでした。
 中南米選手との対戦が多く、メイナード・ファーガソンの楽曲「コンキスタドール」のテーマで入場する具志堅さんは、カッコ良かったですね。
ちょうど、小学高学年から中学生の頃なので、特に影響されました。
 しかし、13度目の防衛戦で苦戦したペドロ・フローレス(無名のメキシカン)との再戦では、12R1分45秒でKO負け。王座陥落となりました。原因は、軽量後にアイスクリームを食べれなかったからだという逸話が残ってます。年間3試合のペースで世界戦をやっていた具志堅さんも、相当なダメージが溜まっていたと思います。
 今になっても色褪せない戦いぶりは、Youtube等で観る事ができます。

「カンムリワシ」の異名を持っていた現役時代の具志堅用高選手


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?