ユース年代の欧州挑戦〜育成年代(サッカー)
現在、自分の知る限りではJリーグに入らず欧州へ行ったり、Jリーグに所属してもオファーが有れば、渡欧する選手が増えている。年齢的には、17歳から22歳。
以下、その選手をリストアップした。
⑴ ラ・リーガ(スペイン) 5人
1.久保瑛史(R・ソシエダ フベニールB U-18)
(久保建英選手の弟 ピボーテ:ボランチ)
2.バンデラ吉田健太(ベティスU-16) DF
3.中井卓大(R・マドリードカスティージャ
→ CFラージョ・マハダオンダ
(スペイン3部レンタル移籍 U-20)
4.鈴木輪太朗イブラヒム
(バレンシアFC→ジローナB U-20)
5.髙橋仁胡(たかはし・にこ)DF
(FCバルセロナU-18 17歳)
⑵ ブンデスリーガ(ドイツ) 5人
1.福田師王(19歳) FW
(鹿児島城西高
→ボルシア・メンヒェングラートバッハII )
2. ルシアン・リトバルスキー(20歳) MF
ピエール・リトバルスキー選手の息子
(→グロイター・フュルトII)
3. チェイス・アンリ(19歳) DF
(尚志高→シュツットガルトⅡ)
4. 福井太智(19歳) MF
(サガン鳥栖→バイエルン・ミュンヘンⅡ)
5. 松田隼風(19歳) DF
(ハノーファーⅡ)
(3) プレミアムリーグII(イングランド) 1人
1.前田ハドー慈英(19歳) DF
(ブラックバーン・ローヴァーズU-21)
(4) ポルトガルリーグ 1人
1. 小久保玲央ブライアン(22歳) GK
(ベンフィカB)
欧州主要リーグ以外にも、各国のチームの下部組織に所属している
選手は、居ると思われる。
Jリーグを経験すること無く、高校や大学を卒業した段階で渡欧する
ケースが増えているが、その形態もクラブチームと契約を結んで行く
場合とセレクションを受けて、入団する場合に別れる。
(Jリーグを経験せずに、世界へ出る事には、賛否両論がある。)
クラブチームと契約を結んで渡欧する選手は、そのクラブから将来性
を考慮されての事なので、比較的良い環境に居ると思われる。
しかし、一旦入団すると厳しい競争が待っている。下部組織は、年齢
によって別れているが、結果を残せ無ければ退団もしくは、他チーム
へのレンタル移籍等が有り、自分が望むトップチームへの昇格までには、
厳しい道が待っている。
言葉の壁や生活面での環境の変化。サッカースタイルの違い。適応力
も求められる。
ただ、主要4大リーグにおいては、この年代からトップチームで活躍
する選手も多い。加えて、この年代でフィジカルやプレイスピード、
判断力を鍛えておかないと将来的に伸びない。とても大切な年代で
ある。
上記に上げたリストの中で、トップチーム昇格が一番早いのが、福田
師王(ボルシアMG)であり、後半数分であるがブンデスリーガでデビュー
を飾っている。後は、与えられたチャンスで結果を残せるかどうかだ。
一時期、 R・マドリードの中井卓大が、トップチームの練習に参加したりしていたが、選手層が厚く、競争の厳しさから定着出来ず、現在はマドリードに本拠を置く CFラージョ・マハダオンダへレンタル移籍して、腕を磨い
ている。(才能は認められている為、 R・マドリードが保有権を持つ。)
これらの事を考えると、ラ・リーガのレアル・ソシエダでレギュラーで活躍する久保建英選手の凄さがわかる。彼は、FCバルセロナのカンテラ育ち。FIFAの規定で帰国して、FC東京と契約。横浜Fマリノスへのレンタルを経て、FC東京に戻り、18歳で再びスペインに戻ることになる。
R・マドリードと契約するものの、ラリーガの他クラブへレンタルされるが、プレイスタイルとチーム戦術が合わずに厳しい数シーズンを過ごした。 そして、2022年から所属したR・ソシエダでブレイクする事になる。
上記に上げた選手が、1人でも多く成功することを祈って筆を置く事にする。
追記:対アラベス戦でハムストリングスを痛め、途中交代となった
R・ソシエダの久保建英選手の早期回復を祈ります。
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