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入塾は、もう遅い?|小6からはじめる中学受験

こんにちは、らさと申します。
今日は、小6からはじめる中学受験の塾選び、のお話です。

小6から受験勉強なんてもう遅い、ふふん。
と、先輩大手塾の方々には鼻で笑われそうですが、
それなりに選択肢はあります!


◆どうする!?合格までの道のり

受験すると決めたけど、合格までの道はどう作るか。
どう勉強するか。最初の大きな壁です。

共働きでもサポートできるかしら。失敗している時間はあまりないな。
悩みは尽きません。

小6からの中学受験を目指す方は、志望校がすでにある場合が多いと思います。塾選びは、その志望校の受験科目にあう塾になります。
中堅校の場合、いろいろな受験方法を打ち出す学校が出てきますので、それに合わせることができるのも小6からの中学受験のメリットです。

娘も受験を決意した時点で、志望校がありました。

志望校は、偏差値(ここでいう偏差値は、首都圏模試の偏差値です)は
2017年は45、2022年で51、と5年で+6伸びた学校です。

当時の受験科目は、4科・2科 それと、自己表現(作文)でした。
娘は、作文やいいたいことの言語化が、得意なほうではなかったですし、
4科は時間がないので、2科しかない・・・。という状況。

さらに、6年になって受けた5月の日能研の模試の結果が、思ったよりも悪く、(5年の時に受けていた、日能研入塾テストや全国統一小学生テストでは、塾無しでも行けそうな結果だったのでした。)
さすがに塾無しは無理だろうと判断し、塾探しを始めたのが小6の5月。

※志望校が決まっていない場合
①2科または4科 ②適性検査型 
大きく分けてどちらかの受験型になりますが、今回は①で受験する場合の塾探しになります。

◆塾探し、スタート

ようやくスタート地点、
時間のない小6スタート、2科目受験をめざし
我が家の塾選びの基準点は、以下4つ。

①志望校に合わせた勉強をしてくれる塾
②オンラインではずっと家にいてしまうので、自習室もあるオフラインの塾
③予算は、他の習い事も併せて月平均8万円くらいまで
④徒歩で10分程度で通える塾

それを踏まえた候補と私の評価です。

1. 大手集団塾
①× ②〇 ③△ ④〇 
4年生から通っている子の集団の中に入る?
子供が、自走できたり、ライバルがいると燃えるタイプだったらいいのかもですが、娘は、人と比べて躍起になって頑張るタイプではないのでやめました。そもそも、小6の5月では門前払いでしたけど。

2.大手個別指導塾
①△ ②〇 ③× ④△ 
個別とは言え、志望校を告げたのに、カリキュラムをすべてやる、といい週4のプランを組み、先生のグレードも3種類中一番上のプロレベルでないと厳しいといわれ、お値段月12万。足元見られました。いろいろ無理でした。

3.フランチャイズ個別指導塾
①〇 ②〇 ③〇 ④〇

すべての基準点が〇。自宅から信号渡ってすぐの立地。2:1の授業スタイルで、先生は学生が多い印象。中学受験のノウハウはほとんどなさそうでしたが、風通しのよさそうな塾の雰囲気が気に入り、入会を決めました。

4.親塾
①× ②× ③〇 ④〇
 
意識の高いご家庭は、ご家庭で塾がわりをされるようですが、
私は、考えもしませんでした。

5.家庭教師・オンライン家庭教師
①× ②〇 ③△ ④〇
 
家でずっと勉強できるタイプではないので、あきらめました。

◆塾選び比較表(らさ調べ)

メリット・デメリットなどまとめてみました。
時間がない小6からの中学受験ですが、
極力多く見学をして、お子さんや家庭の方針や予算に合った塾を選んでほしいです。
娘は、基本集団だとサボるタイプのため、対面個別しかなかったです。

どうする塾選び 比較表(らさ調べ)

もうちょっと集団塾の情報もほしい、というかたにおススメの本です。

↓中学受験の大御所・おおたとしまささんの2015年の本。
大手集団塾の概要がまとまっています。

↓昨年発行の本。小5まででお悩みの方には特におススメ

◆結局選んだ塾 成功?失敗?

我が家は、近くのフランチャイズ個別指導塾に決めました。
頻度:週3回(国語1 算数2)基本2:1。
   算数は、後半はほとんど1:1だったようです。
月費用:55000円くらいでした。
娘も、受験日まで楽しく通っていましたので、成功でした。

良かった点:

1.立地・・・通塾時間3分。いつでも子供一人で行けて、安心でした。
       もちろん、入退室の記録のメール連絡もありました。

2.算数の先生・・・最初に担当した先生が、私よりもっといい人がいるので変えたほうがいい、とのことで次の先生が、大当たりでした。受験日までの学習プログラムスケジュール・他受験校の選定・模試の振り返り、また、最後までたるむことなく娘に期待をし、やる気を継続させてくれました。

3.塾長先生・・・がつがつしていなく、ゆるーくそこにいてくれている、銭湯にいる番頭さん感が私にはよかったです。自習が重要、といって夏休みに追加の授業は設定せず、自習に来てください、というスタンスでしたので予算内でおさまりました。受験校選定も合格実績を気にしないのか、あれもこれも受けろということはなく、希望の受験校で進めることができます。このゆるさが耐えられない親御さんもいるかもしれないです・・。

4.レッスンルームの透明性・・・今話題なので、、、最大2:1であり、個室ではありません。簡単に仕切られていますが、誰でも容易にレッスンを覗くことができますし、塾長先生の席から、すべてのレッスンルームが見渡せるようになっていて、さらに自習室からもレッスンルームが見えますので、密室で二人になることはなく安心です。

悪かった点:

1.中学受験のノウハウがない・・これが一番痛かったです。その塾は、高校受験メインで、中学受験の場合集団塾での補完で1科目だけ受講という子が多い印象で、集団塾では普通に提供される学校情報や過去問、模試情報等は皆無でした。このあたりは、親側で情報を集める必要がありました。
1月受験校の過去問は、四谷大塚の会員サイトからダウンロードして、メールで塾に送っていました。回答もあったりなかったりで、解説はないため、先生に解説していただいていました。
共働きで、あまりサポートできない、とお考えの方でも、小6から中学受験を始める方は、塾との相談は頻繁に、それ以外の情報収集はする必要があると、心得ていただければと思います。

2.国語の先生・・・早稲田の教育学部の学生さんで、受験テクニックは教えてくださいましたが、お休みも多く、受験に向かって娘の課題を洗い出して伴走してくれる、という感じではありませんでした。娘は国語はできるほうだったので、このくらいのゆるさでよかったのですが、国語を伸ばしたいお子様には厳しいと思いました。ただ、先生変更も申し出は可能だったと思います。先生変更の申し出は、集団塾ではできないのでメリットでもあります。

◆まとめ

我が家は、フランチャイズ個別指導塾を選びました。
勉強(解き方)に関しては、家でサポートすることはなく、塾にお任せできました。
ただ、受験のノウハウがないため、情報収集・必要であれば塾と共有して、予定をたてる、といったことは親側で能動的に対応する必要があります。

共働き・単身赴任・小さいお子様や介護する方がいる等の家庭環境の場合は
大変かもしれませんが、大きな壁の向こうにあるお子様の目標に向かって、家族というチームで挑む、人生で最初で最後かもしれない経験、その最初の一歩になります。

お子様に良い結果をもたらすよい塾に出会えますよう、応援しております!!









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