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「国内大学院(MBA)のはなし 3」

大学院の修士課程に必要なものはまずは研究計画書、大学により推薦人の推薦書(W大は不要だった)、TOEICのスコア提出だった

順番は
・第1次選考 書類提出
・第2次選考 W大での実地テスト(ペーパーテスト、ビジネスに関するもの、語句に対する記述と小論文)
・第3次選考 指導教授と他2名の教官による面接口頭諮問、現状のビジネスに関するものと、ゼミへの貢献、研究計画書に関しての質問

という三段階だった

まずは書類作成だが、結構大変で、フォーマットは資料請求するともらえるし、HPからもダウンロードできる。

当時は管理会計の分野でバランスとスコアカードという手法が研究されていて、脚光を浴びていた。自分自身も携わっているビジネスでその手法を使っていたし、四段階ある管理手法の網羅性、そして管理会計の実態に業務で触れられるところからそれを題材に研究計画を書いた。

もちろん、計画書記載にあたり、キャプランとノートンの書籍、それから先行研究に関するものをCiNiiやgoogle scholarなどで調べて読んだ。

研究は基本、on the giant big shoulders という考え方で、先人が築いた研究の大きな肩に乗る、つまり、新しい知見を少し乗せていくという考え方で進めていく。なので、先行研究は欠かせない。

働きながらだったので、大変だったが、幸いに勤務先に図書館があったので資料などはそこで入手しながら進めていった。

必要な書類を揃えて、無事提出。

選考まで確か3ヶ月ほどかかったが、無事1次選考通過の連絡がある。

正直初めてのことで不安だったので、非常に嬉しかった。
そして次は講堂で実地試験。

その頃社会人大学院が非常に人気の時期で、かなりの人数が受けに来ていた状況だった。後で聞いたが、私の専攻には5倍の受験者がいたそうで、改めて通過して良かったと思った。今はおそらくそれほど受験者が多いということはないと思われるので、修士にトライして通過しないということはあまりないと思う。

実地試験は、ファイナンスに関する質問が多かった。敵対的買収についてや、M&Aに関するものがあった。まあ自分が望んだゼミが企業価値の創造と評価であったため、当然と言えば当然だが、事前にバリエーションなどの書籍をかじっていたため、なんとかなったが、専門用語が多く、正直大変であった。
無事小論文も書き上げて提出。確か、正確ではないが90分くらいの試験時間だったと思われる。


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