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[LAA] マイナーも開幕!AAA選手名鑑

 こんにちは!今週はメジャーのオープニングウィークですが、AAAも同時に開幕を迎えています。さて、そんな今回は、AAAの選手名鑑を作成したいと思います。あまり日本語での情報がないマイナーですが、ぜひここで注目していただきたいです。


Pitchers


RHMRP クリス・デベンスキー Chris Devenski 39  

ベテランリリーフで元HOUのセットアッパー。遅咲きながらデビューシーズンから大車輪の活躍を見せリーグ屈指のリリーバーに成長したが年齢がかさむにつれパフォーマンスも落ち、今シーズンはマイナー契約からSTで開幕メジャーを目指すも叶わず、シーズン中の昇格を目指す。

LHSP ジョナサン・ディアス Jhonathan Diaz  31

メジャーでも2シーズン投げた若きベネズエラ人サウスポー。リーグでもトップクラスのスライダーを多投しチェンジアップなども織り交ぜる技巧派だが、直球のスピードと球威が無く打ち込まれる場面が目立つのが課題。40-man外からの昇格を目指す。

RHLRP ジャスティン・ガーザ Justin Garza  26

2021年にメジャーデビューを果たしたロングリリーフ。この冬に金銭トレードでCLEから加入した。長いイニングを投げ、三振を取ることができるため便利屋として評価されているが制球の不安定さがネック。40-man入りしていて、昇格からのブレイクに期待したい。

RHMRP アーロン・ヘルナンデス Aaron Hernandez  5

2018年のドラフト3巡目指名。球速が出て三振の取れるピッチャーであるが、与四死球率6点台の不安定な制球が大きなネックとなり昨シーズンに先発からリリーフへ転向した。転向後の昨シーズンも防御率5.48と大きく荒れてしまい、今シーズンは正念場だ。

RHMRP ジョナサン・ホルダー Jonathan Holder  24

NYYで5シーズン157登板をこなしたリリーバー。速球のキレがありそこにチェンジアップやカッターで変化を作る。しかしここ2年では怪我と制球難で安定したピッチングができておらず、メジャーも2020年以降遠ざかっている。3年ぶりのメジャーへ。

LHSP ジェイク・カリシュ Jake Kalish  37

昨シーズンのPCL最優秀ピッチャー。スリークウォーター気味なフォームから繰り出される速球は球速も出て効果的。しかし31歳の現在もメジャー昇格は果たしておらず、今シーズンはさすがに正念場であるだろう。シーズン初登板は5イニング投げられず降板。

RHMRP ルイス・レド Luis Ledo  43

https://note.com/jhonadiaz/n/na6a1109a2b65

上記の記事で今シーズンのブレイク候補してあげた剛腕リリーフ。制球難が最大の課題だが、よく動くシンカーに加えて直球は97mphに達する。被打率が低く、特に左打者相手には素晴らしいピッチングを見せるので首脳陣に評価される可能性は十分。

RHSP ジェイク・リー Jake Lee  30

2018年のドラフト以降伸び悩んでいる先発ピッチャー。キャリア通算で44登板にとどまっており防御率も4点台。93-95mphの速球に加え武器であるカーブを持ち、安定した制球で三振も取れるが如何せん甘く入りだすと固め打ちを食らう。今シーズンはリリーフ転向も。

RHMRP エバン・マーシャル Evan Marshall

上記の記事でも触れた新戦力。CWSでセットアッパーで活躍した過去を持ち、4SFB・CHの2球種で多くのゴロを打たせる。しかし昨シーズンはTJ手術を受けた影響でメジャー登板はなく、今シーズンも開幕はILで迎え、背番号も未定だ。

RHMRP ジェラルド・レイエス Gerardo Reyes  3

WBCの日本戦で満塁のピンチをしのいだサイドアーム。2019年シーズンの直球球速平均は97mphととても速く、スピンも多いため可能性を見出されたが、けがの影響で2年間登板の機会がなかった。昨シーズンは復活し、今シーズンはさらなる飛躍を。

LHSP ケニー・ローゼンバーグ Kenny Rosenberg  22

昨シーズンオフにルール5ドラフトマイナー枠指名を受け、シーズン途中にメジャーデビューした27歳。無駄のないフォームから繰り出されるチェンジアップは80mph前半と速くはないがとても効果的。一方で直球の球威不足は深刻か。

RHSP チェイス・シルセス Chase Silseth  29

2000年生まれの若き先発で球団上位のプロスペクト。昨シーズンはAAでシーズンをスタートし、シーズン途中に飛び級でメジャー昇格。結果的にいい数字は残せなかったが、初勝利も手にし堂々としたピッチングは見せた。直球は平均95mphでスピン数も高いのが特徴。マイナーでは圧倒的な成績を残し、AAAでもエース級と目される。

LHSP ライアン・スミス Ryan Smith  9

名門プリンストン大学出身のサウスポー。2021年シーズンには97mphまで達した速球を持つが、球速低下がやや懸念される。プロ3年目の昨シーズンにはAAAでシーズンをフルで戦ったものの、防御率は6.75。被打率もさることながら、コマンド難に苦しんでいる。

RHMR シーザー・バルデス César Valdez  35

Angels Orgので最年長の選手で38歳。2006年にプロ入りして17年目だが、メキシコリーグなどにもわたり苦労を重ねてきて、ベテランとして若手への指南役としても期待される。チェンジアップを中心とするスローボールタイプでとらえられやすいが、チェイスレートはメジャー屈指の高さ。

LHMRP カム・ビースー Cam Vieaux  18

昨シーズン序盤にリリーフ転向し、メジャーデビューを果たしたサウスポー。メジャーでは奪三振率15超えと奪三振マシーン化するも防御率は10.38と振るわず、マイナーでの好成績もBABIP.234と運の要素が多くあり今シーズンはまだ未知だ。

RHMRP オースティン・ウォーレン Austin Warren  1

前監督ジョー・マドンからの評価が高かったリリーフ。AAとAAAで結果を残せていなかった2021年シーズンに突如コールアップされ結果16登板で防御率1.77の大活躍。昨シーズンは振るわず40人からも外されてしまい、今シーズンは再起をかけ、シーズンスタートからいいピッチングを見せている。

RHMRP ジェイコブ・ウェブ Jacob Webb  17

今シーズンのマイナー契約の目玉かつ最後まで開幕ロースター入りの可能性がささやかれていた実力派。2019年には36登板で防御率1.39の大活躍を見せた。以降はけがや不振でなかなか登板機会に恵まれなかったが、今シーズンはSTで無失点を維持し続け、復活をアピールした。

RHMRP ザック・ワイス Zack Weiss  23

昨シーズン、2018年以来のメジャー登板を果たしてから12登板で防御率3.38の活躍を見せたスリークウォーター。スライダー主体のピッチングながら速球も平均95mphと速くスピンも多く効果的。奪三振率12.15で被打率.179と内容は特によく、今シーズンもシーズン中の昇格は十分考えられる。

Catchers


クリスティアン・モルフェッタ Christian Molfetta

ミシガン大学出身の26歳でプロ2年目のユーティリティ。キャッチャーとサードをメインでこなす器用さと盗塁阻止率20%台半ばというまずまずの方の強さは売りだが、出塁率は2シーズンで.295と低くパワーのわりに三振がやたらと多い打撃はさすがに厳しい。Development Listからシーズンスタート。

アンソニー・マーリン Anthony Mulrine  36

昨シーズンはAAとAAAで65試合に出場したキャッチャー。打率は低いが出塁率は3割越えと合格ラインではある。盗塁阻止率20%中盤でシーズンエラー5とバランス感があり安定した守備が売りで、今シーズンはプラトーンでチームを支える。

チャド・ウォラック Chad Wallach  19 

メジャーで6年間プレーしているベテランキャッチャー。メジャー通算90試合の出場、打率.194ながら安定して守備を武器に6年連続のメジャー出場を果たしている。大柄な体格でブロッキングに長けており、的確な指示でピッチャー人からの信頼も厚い。

Infielders


テイラー・ジョーンズ Taylor Jones  25 

2019年にAAAで22本のホームランを放ったパワーヒッター。出塁率が高くマイナーレベルではラインナップの中軸を打つが、メジャーの壁に当たっている感が否めない。オフスピードピッチに対しての打率は1割台半ばで、ここのアプローチ改善がカギになりそう。

ケビン・パドロ Kevin Padlo  10

選球眼が売りの中長距離打者。メジャーでの出場経験もあり、1Bと3Bの両方を守れるという利便性も売りの一つ。今シーズンはSTから好調を維持し、開幕から9試合で3本のホームランを放ち、OPSは1.000を超える大活躍を見せている。シーズン中の昇格が目標だろう。

プレストン・パルメイロ Preston Palmeiro  92

1Bと外野両コーナーをプレー可能な中距離左打者。インコースの変化球に弱くバッティングのセンスは平凡だが、時折まずまずのパワーを見せる。そして一番の特徴が安定した守備力で、特に1Bの守備がうまく、めったにエラーは犯さない堅守。

リバン・ソト Livan Soto  13

昨シーズン突如として覚醒した元インターナショナル・トッププロスペクト。広角に打ち分ける正確なバッティングは天性の才能で、昨シーズンはメジャー初ヒットを含む18試合出場で.400の打率を記録した。しかし守備は不安定で今シーズンもSTからエラーが続く。

マイケル・ステファニック Michael Stefanic 6

マイナーでは圧倒的な打率を残すコンタクトヒッター。2021年はAAAで16本、打率.334の記録を残し、昨シーズンもその好成績を維持していたためメジャーに昇格。しかしその後は選球眼の問題も含めメジャーの壁に当たった。守備範囲は狭めで打撃一本の選手。

アンドリュー・ベラスケス Andrew Velazquez  4

Squid(イカ)の愛称で親しまれる守備の名手。昨シーズンはブレイクのシーズンになり、自己最多のHR9本、17盗塁、DRS11を記録した。その一方で打撃の内容は悲惨で、打率.196で四死球率は驚愕の4.5%。一方の三振率は34.2%と高く、内野の層が厚くなったチームで多くの打席は期待できない。


Outfielders


ジョーディン・アダムス Jordyn Adams  2 

ついに覚醒かと期待されるマイナーNO.1アスリート兼元ドラ1プロスペクト。走塁を中心とするアスリート能力に疑いの余地はないが、粗すぎるミートが成長を妨げてる。しかし今シーズンのSTでは打率.359、9打点の大暴れで覚醒の予感を感じさせた。

ジョー・アデル Jo Adell  7

なかなかメジャーで成績を残せない怪物。非凡なパワーでマイナーでは他者を寄せ付けない大活躍を見せた。今シーズンもAAAで開幕からの7試合で6本(6試合連続)のHRという驚異的な記録も打ち立てている。さて、今メジャーではいかに。

トレイ・キャベッジ Trey Cabbage  20

昨シーズンAAでシーズン32試合で10本32打点、打率.327と覚醒した左のスラッガー。2021年にHRを27本放ったところから片鱗を見せていたがここにきて本格覚醒の予感。今シーズンもAAAで開幕を迎え、ここまで9試合で3本12打点、打率.471と文句なしの成績を残している。

ミッキー・モニアック Mickey Moniak  16

2016年のドラフト全体1位の元超トッププロスペクト。昨シーズンまではバッティングで苦しみマイナーで苦しい時期を過ごしていたが、昨シーズンエンゼルスへのトレードを機にやや開眼した。怪我に苦しみシーズンを終えるも今シーズンはAAAで好スタートを切っている。


ジャレッド・オリーバ Jared Oliva  12

守備走塁のツールが優れた新戦力。PIT時代には2シーズンで26試合に出場して経験を持つ外野手で、マイナー通算打率.268とまずまずは良いバッティングを見せる。長打力不足ではあるが、守備の安定剤や代走要因としてメジャーレベルでも需要はありそう。


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