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教員研修を創る!(1)

主体性評価 教員研修 「理論編」


おはようございます!
「教員の働き方改革と一体にした授業改善をめざすカリキュラムマネジメントについて」(1)~(7)、「総合的な探究の時間を創る」(1)~(6)、「「パレスティナ問題の起源」について学んできたことを書き綴る」を、毎週ご高覧いただきありがとうございました!

今週から、私が大阪府立東百舌鳥高等学校・大阪府立箕面高等学校の校長職六年間で、先生方と協働して創ってきた教員研修にについて毎日曜日更新で紹介します

前週までに紹介した国研教育課程研究指定校事業「学びに向かう探究学習」では、形成的評価法の研究・開発をテーマの1として掲げ、1年次より探究学習の前後の変容を明らかにするために「東百舌鳥 Style マインドセットに関するアンケート」を実施し「生徒の変容」の分析を試みました

生徒一人ひとりの「主体性を育む」ことについて深く考えられるように、生徒一人ひとりの多様な学びを形成的に評価できるように、研修計画・内容を、アドバイザーとして国研研究指定校事業に指導助言いただいている 関西学院大学高等教育推進センター 専任講師(当時;現 教授) 時任 隼平 先生、所轄機関である学習指導室・トータルプラン推進室の先生方と練り上げていきました

平成30年11月30日(金)の放課後、関西学院大学 時任先生を講師にお迎えして、主体性評価 教員研修(理論編)を行いました

本日は主体性評価研修の理論編。12月26日には実践編を行います
「主体性評価」とは、生徒の主体的な学び(主体性を発揮して行った行動)をポートフォリオで評価することで、生徒の学びを促し、成長させるための評価です

研修では、主体性評価が求められるようになってきた背景と、学習への影響について、先生方のグループワークを織り交ぜながら、時任先生に解説していただきました

「担当教科では何を評価して評定をつけているか」「現在の評定のつけ方では評価できていない(評価するのが困難)『生徒の学び』にはどのようなものがあるか」「自身は教師としてどのように成長してきたか」「教科学習において生徒のどのような行動をみたときに『主体的に学んでいる』と感じるか」をグループで意見を出し合い、ホワイトボードに書き出しながら整理し、発表します
これこそ、授業における協調学習の「建設的相互作用」(output⇔inputの往還で知識の再構築がなされ知識が深まる)。先生方がファシリテーターとして実際に行てっている授業です!

「主体性」の学術的定義も確認して、「主体性評価」について考えていきます

研修の最後に、「振り返り」と教員のフィードバックの重要性、良いポートフォリオと主体性評価について確認しました

次回は「理論編」の一か月後に実施した「主体性評価 教員研修(実践編)」を紹介します

何かのきっかけで、現場の生徒たちや先生方が幸せになっていくような議論が拡がればと願います

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします

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