恋愛関係にどうしても必要なもの
最近、恋愛の「好き」や「恋愛関係」ってどういう状態のことを言うんだっけ?と考えている。そんななか、MJに借りていた「N/A」(年森瑛 著)を読んで、自分なりの恋愛としての「好き」「恋愛関係」について今思うことを残してみる。
要約
この本は、セクシャリティが、多様で流動的だということとその一例として、自身のセクシャリティーの自認が曖昧である高校生「まどか」を主人公に描いたお話だと感じた。
生理が嫌で、食べることを極端に減らし生理をとめる、異性との恋愛に違和感があり、レズビアンの女性に告白されたのでお試しで付き合ってみるなど、高校生の日常の他人との関係の中で、ジェンダーやセクシャリティーについて、その人それぞれの感じ方や行動を客観的にみている気分だった。
生理の気持ち悪さや面倒さはわかるし、特に高校生のときは今よりももっと生理が重たくて辛いもので、当時生理不順で3ヶ月に一度しか来ないこともザラだったがそれを心底ラッキーだと思っていた。
今30後半になって妊娠は望んでいないけど、ここ1〜2年で生理が毎月正常な周期でくるようになって、自分の体調がわかるようになったのもあり、生理も悪くないと受け入れられるようになった(ただしPMDDはほんと勘弁)
恋人とは?
主人公のまどかにとって「恋人」は、
かけがえのない他人
代替不可能な人
何者にも変えがたいすごくやさしくしたい人
ちなみに(その相手には)嫉妬も独占心も湧かない だそうだ。
上の3つは同意だけども、嫉妬と独占心は湧いちゃうんだよな〜。
これ以外にもあるよな〜なんて思い、私にとって、恋人ってなんだろうか。
言語化してみる。
かけがいのない人
いつも幸せでいてほしい人
尊敬できる人
その人の何かをいつも感じていたいと思う人
だと思う。
一方で、1つめの「かけがえのない他人」と2つめの「いつも幸せでいてほしい人」、3つめ「尊敬できる人」は恋人に限らず、友達や家族にも当てはまるが、4つめの「その人の何かをいつも感じていたいと思う人」というのが、恋人のみに必要なものだと思う。
恋愛関係に必要なもの
引き続きあくまで私にとっての話だけど、4つめの「その人の何かをいつも感じていたいと思う人」の感じたい相手の何かは、
声、体温、感触、目線、表情とか、本人の身体から発されるものだ。
なので、基本的にはテキストではない。
もちろん、テキストから感じるものはある。
その場合は、SNSや他の人に向けられた言葉ではなくて、自分に対してのやりとりで、その文章にその人の考えや気分、人間性が表れているもの。
同じ思いを伝えるでも、その人の声を目の前で直接聞きたい。
テキスト < 音声(電話等) < 対面
で、とにかくリアルが望ましい。
テキストや音声だけのコミュニケーションだと、私は恋愛にはならない。
あと、その上で必要なのは、
相手もある程度、自分のことを思ってくれている
お互いが無理なくコミュニケーションを取れる
だと思う。
あまりお互いの気持ちやコミュニケーションの頻度等の習慣に差がない、差があったとしても無理しすぎない譲歩でうまく調整ができる状態だろう。
3つめの「その人の何かをいつも感じていたいと思う人」の何かが、「声、体温、感触、目線、表情とか、本人の身体から発されるもの」という先ほどの話に戻ると、そう考えると、私にとっての恋愛関係は、相手の身体が必要不可欠だ。
そして、その中にセックスが含まれている。
セックスが不要な人も世の中にはたくさんいると思うけれど、私にとって恋愛関係ではセックスは必須だ。セックスがお互いの関係になくなったら、それはもうすごく仲のよい・信頼できる友人という関係に変化すると思う。
友達は会わなくても関係に影響が出ないけど、恋愛相手に長期的に会わないのが無理だと思う理由は、ここにあるんだと思った。
それ以外にもこの関係は付き合っているのか、付き合っていないのか?というのを曖昧な関係性において考えたり話にあがる機会があり、それについても最近ぼんやり考えているところなので、自分なりの考えがまとまったときに、そのことについてもかきたいと思う。
今週のPodcast
今週のPodcastでは、ピーコとのんこで、睡眠と〇〇をテーマにお話してます。セックスによって睡眠時間が減る問題をどうしている?とか、生理の前や生理中の眠気と睡眠時間の変化についてなどなど、わちゃわちゃおしゃべりしているので、もしよければ聴いてください。
ちなみに、1/4はPodcastはお休みで、1/11が次回になります。
ではみなさん、よいお年を〜!
のんこ