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ワーホリ・留学から帰国後の就職におススメしたい「インバウンド関連」のお仕事!

こんにちは!
【日本と世界をつなぐ】ワーホリキャリアプロデューサーの平渡です。

私はワーホリ・留学経験を経て帰国した方々からのキャリア相談を沢山受けているのですが、その中でもとても多いのが
●「英語を使う仕事をしたい」
●「世界とつながる仕事をしたい」
というご相談です。

私はこのような相談を受けた時におススメのお仕事として
①インバウンド関連のお仕事
② IT/オンライン関係のお仕事
③教育関連のお仕事
をご提案させて頂くのですが・・

今回はその中でも特におススメの
「インバウンド関連のお仕事」について皆様にお伝えさせて頂きたいと思います。


1.インバウンドとは


この「インバウンド」という言葉、良く聞くと思いますが改めてこの「インバウンド」を理解するところから始めさせて下さい。

まず「インバウンド」に関する説明はJTB総合研究所さんが非常に分かりやすく説明してくれているので、下記にその内容を共有させて頂きます。

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【インバウンドとは?/観光用語】

インバウンド(Inbound)とは、外国人が訪れてくる旅行のこと。日本へのインバウンドを訪日外国人旅行または訪日旅行という


これに対し、自国から外国へ出かける旅行をアウトバウンド(Outbound)または海外旅行という。

印象派に影響を与えた日本絵画や、戦後の一世を風靡した映画などを通じ、欧米人の日本文化への憧れは強かったものの、20世紀後半、日本は「遠い、高い、分からない」国といわれ、日本へのインバウンドは大きく伸びることはなかった。

変化を見せたのは21世紀になってから。

観光関連の民間企業で作るツーリズム産業団体連合会(後に日本観光振興協会と合併)を始めとした観光業界の様々な活動が功を奏し、観光立国を国の重要な施策の一つに掲げた観光立国推進基本法が施行され、その翌年の2008(平成20)年には観光庁が設置された。

これら一連の動きの中で官民挙げて様々な振興策が取られ、訪日外国人旅行者数は2013(平成25)年以降急増した。

2005(平成17)年に670万人であった訪日外国人旅行者数は、2015(平成27)年には1,973万人を数え、実に1970(昭和45)年以来45年振りに、訪日外国人旅行者数が日本人海外旅行者数を上回ることになった。

訪日外国人旅行者急増の大きな要素は、ビザ要件の緩和、免税措置を始めとしたビジット・ジャパン事業の展開、円安基調、近隣諸国の観光旅行の緩和や解禁などがあげられる。

観光庁の調査によると、2015(平成27)年の訪日外国人1人当たりの旅行支出額は176,168円、旅行消費額は3兆4,771億円と推計されている。

日本経済への影響も大きく、観光業界のみならず百貨店を始め多くの業界から注目されるようになった

中国人観光客の購買現象を表した「爆買い」が流行語大賞にノミネートされ、民泊が国家戦略特区の施策になるなど、インバウンドの隆盛が新たな社会現象を生み出し、連日のようにメディアに取り上げられるようになっている。

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少し長いですが、イメージを掴んで頂けたでしょうか?

要点をまとめるとインバウンドは

●外国人が日本を訪れてくれる旅行(もしくは旅行者)のこと
●今は日本から海外旅行に行く(アウトバウンド)よりもインバウンドの数の方が多い時代に突入した
そして


●日本経済への影響が大きく、これから日本経済を牽引していく一大マーケットである

という特徴があります。

そしてこのインバウンド(訪日旅行)の中身を分解していくと「観光」「飲食」「宿泊」「買い物(物販)」「各種サービス」などに分けることが出来ます。

従ってインバウンドに関するお仕事とは

外国人の方をターゲットにする「観光」「飲食」「宿泊」「物販」「サービス」のお仕事

ということになります。

実はこのインバウンドマーケット、これから本格的な成長を見せる兆しを見せていたのですが実は大きな課題が存在しています。

短期的には新型コロナウィルスの影響で国境が封鎖されてしまっていることなのですが・・それ以上に大きな課題は「インバウンドマーケットを支える人材不足」なんです。


京都


2.インバウンドのマーケット規模について

次にインバウンドマーケットがここ数年でどれくらい成長して、どれくらいの規模になったのか?を見ていきたいと思います。

日本政府観光局(JNTO)によると、新型コロナウィルス発生前の2019年年間の訪日外国人数(推計値)は、前年比2.2%増の3188万2100人で、過去最多を更新しました。

市場別では韓国を除く19市場で過去最高を記録。中国が14.5%増の959万4300万人となり、全市場で初めて900万人を突破しましたが、韓国は25.9%減の558万4600人で前年から約200万人減少しました。

ラグビーワールドカップ日本大会を契機に大幅に増加した欧米豪市場は、年間を通じても好調な伸びで推移。特に3チームが参加した英国は9月と10月に80%増となり、年間でも27.0%増の42万4200人で初めて40万人を上回りました。

このほか、東南アジア市場も新規就航や増便の追い風で、特に後半にかけて伸長。なかでも、フィリピンは21.7%増の61万3100人、ベトナムは27.3%増の49万5100人となり、年間で2割増の推移となりました。

※訪日外国人数の2019年の月次推移と市場別の数値、この10年の年次推移は以下のとおりです。

インバウンド①

インバウンド②

インバウンド③

また、観光庁が発表した2019年の訪日外国人旅行消費額(速報・推計)は、前年比6.5%増の4兆8113億円でした。一人当たりの旅行支出も3.5%増の15万8000円に増加しています。

ただし、一人当たりの旅行支出を市場別で見ると、増加したのはフランス(10.1%増の23万7648円)、英国(9.3%増の24万1530円)、タイ(5.2%増の13万912円)の8市場のみで、中国をはじめ訪日旅行者数の多い市場では、一人当たりの旅行支出は減少傾向となりました。

インバウンド④

※上記日本政府観光局(JINTO)より抜粋


インバウンド⑦


3.インバウンドマーケットの内訳について

次にインバウンドマーケットの内訳をみて行きたいと思います。

これについては地域ブランディング研究所さんの「Attractive Japan ラボ」で詳しく紹介されているので、詳細はこちらを見て頂きたいのですが
※「Attractive Japan ラボ」

ポイントを抜粋してお伝えすると


●訪日外国人数の増大に伴い、旅行消費金額もどんどん上昇している。(2019年実績:約4兆8113億円)
●消費の内訳で大きいのが宿泊(約30%)、買い物(約30%)、飲食(約22%)の3項目で約82%を占め、次に交通費(11%)、娯楽(4%)となっている。
●旅行消費額の合計は中国が圧倒的に1位だが、欧米豪を合計すると中国に匹敵する消費規模になっている。
●1人当たりの消費額が一番多い国はオーストラリア(24.9万円)、次いでイギリス(24.2万円)、フランス(23.8万円)となっている。
●国別の平均宿泊日数圧倒的1位はベトナム(36.6日)で、次いでフィリピン(21日)、ロシア(18.8日)となっている。

この国別での統計は非常に興味深いですよね。

特にワーホリ・留学に行かれた方は自分が関わった国について詳しく見て頂くとその特徴に納得できる部分も多いと思いますが如何でしょうか?


尚大きな傾向としてアジアの方の訪日目的は主に「買い物」(モノ消費)で、欧米豪の方は飲食や宿泊(コト消費)が目的であることが見て取れます。

ここで皆様に是非ご理解頂きたいのは

●インバウンドマーケットは膨大で、これからまだまだ成長の余地がある(アフターコロナに期待!)
●消費の内訳は「宿泊」「飲食」「買い物」で8割以上を占めている
●対象国により訪日の目的が変わる傾向にある

ということです。

ここまでで「インバウンド」についての理解を大分深めて頂けましたでしょうか?

インバウンド⑦ー2


4.ワーホリ・留学経験がフルに活かせるインバウンドビジネス

ここからは今回の本題である「ワーホリ・留学経験者の方々がインバウンドビジネスに適任だと思う理由」についてお伝えさせて頂きたいと思います。

「インバウンドビジネス」についての詳細は前回までにお伝えさせて頂きましたが、「インバウンドビジネス」を3つのステップに分解すると

1.外国人の方を日本にお呼びして(新規集客)
2.日本国内でのおもてなし(「観光」「宿泊」「飲食」「買い物など」)を通じて日本を楽しんで頂き(各種サービスの提供)
3.日本のファン(リピーター)になって頂く(再来日&口コミ紹介)

このようなお仕事だと言えると思います。

これの3つのステップを順を追って解説させて頂きたいと思います。


5.外国人の方を日本にお呼びする(新規集客)

まずはインバウンドビジネスの3つのステップの1つ目、「外国人の方を日本にお呼びする」というミッションのお仕事です。

一言でいえば「集客」のことで、ここでは特に新規のお客様(初めて日本に来るお客様)のことを想定させて頂きます。

すべてのビジネス、特にインバウンドビジネスに関わる「観光」「宿泊」「飲食」「物販」などのお仕事は

どれくらい新規のお客様に来ていただくことが出来るか?

がビジネスの生命線とも言えます。

私も飲食業の経験が長いので良く分かるのですが、経営者の皆さんは新規のお客様の獲得に必死に取り組んでいるため国内における新規集客ノウハウを持っている方が多いと思います。

しかしながら

インバウンド(海外からの外国人のお客様)に関する集客のノウハウやシステムはあまり持っていない

という方がまだまだ多いと思います。

そこで「ワーホリ・留学経験者」にがぜん注目が集まってきます。

ワーキングホリデーや留学に行かれる皆様は、自分が選んだ国に一定期間渡航し、現地の生活や仕事や勉強を通じて日本の魅力を現地の方々にPRする(できる)毎日を過ごすわけですよね。

インバウンドがここまで盛り上がるまでは、現地で日本の文化や習慣や日本語を紹介したり、現地の食材を使って日本食を振舞うことによる「思い出づくり」で終わるケースがほとんどだったと思います。

しかしインバウンドが発展した現在は日本の魅力を現地で伝えることによって、現地の外国人の方々にを実際に日本へお呼びすることが出来るようになりました。

更にワーホリ・留学経験者の方と沢山お話させて頂いてよく分かるのですが、皆さんの出身地は大都市圏だけでなく日本全国に点在しており、観光資源が豊かな地方出身の方もかなり沢山いらっしゃいます。

その中でも地方出身の方は「自分の出身地を盛り上げる仕事をして地元に貢献したい!」という方がとっても多いのです。

私はそのような地方出身の方に「あなたの地元で自慢できる料理や観光資源を教えて下さい」と質問すると、多くの皆さんが目をキラキラさせながら「地域自慢の食材や観光資源」についての力説を始めます。

そうなんです、ワーホリ・留学経験者の皆さんとお話すると

日本は全国津々浦々その地域ならではの観光資源と独特の食材・お酒・料理の宝庫である

と改めて痛感することになるのです。

インバウンド②ー2


6.地方創生のためにもワーホリ経験者によるインバウンドの活性化を!

「地方創生」という言葉が叫ばれるようになってから、「インバウンドの力で地方を盛り上げよう!」という活動をしている地方自治体や観光業の方も大変多くいらっしゃると思います。

そのような方に強調してお聞きしたいことがあります。

それは「あなたの地元から毎年海外に留学・ワーホリで行かれる方々としっかりつながっていますか?」

ということです。

何故このような質問をさせて頂くかというと・・

あなたの地元から海外に飛び立つ若いワーホリ・留学生の方々は、子供の頃からあなたの地方を愛し、そして地域の魅力を熟知した「その地方のプロ」だからです。

それだけでなく彼らはこれから海外に一定期間滞在して、あなたの地域の魅力を存分に伝えてくれる「地元のPR&インバウンド集客大使」の役割を担ってくれる可能性が高いからです。

これだけの可能性を持っているワーキングホリデーなのですが、実際にはこのように「外国人の方を日本にお呼びする」という役割を果たしている事例はまだまだ少ないのが実情だと思います。

「地方創生」に力を入れていきたいのに、本当に勿体ないと思いませんか?

これまでお伝えしてきた通り、ワーホリ経験者が「インバウンドビジネスに最適」な理由の一つが

地元を知るプロであり、地元の魅力を伝えることにより外国人の方を日本に呼びこむ集客観光大使の役割を担うことが出来る

ということを強調してお伝えさせて頂きたいと思います。

インバウンド⑥


7.日本国内でのおもてなしを通じて日本を楽しんで頂く!

次にインバウンドビジネス3つのステップの2番目「日本国内でのおもてなしを通じて日本を楽しんで頂く!」についてお話させて頂きます。

外国人のお客様が沢山いらしゃることは大変嬉しいことなのですが、日本では「外国人の方へのおもてなしが苦手」という方がまだまだ多いという実情があります。

実際に「日本はおもてなしの国」という大きな期待をもって来日した外国人のお客様が、「日本の対応にがっかりした」という話も沢山聞いています。

何故日本人は外国人の方のおもてなしが苦手なのでしょうか?
それには下記のような理由が挙げられると思います。

●日本は長い間外国人の受け入れに消極的であったため、外国人への対応に慣れていない
●日本語以外の外国語が出来ない方が多く、日本語以外の言葉に対する抵抗感が強い
●海外の方の宗教や習慣を理解している方が少なく、日本人との違いに対応しきれない方が多い
●外国人の方に対する偏見を持っている方が少なからず存在する
etc・・

先進国の中でも特に日本は海外の方との対応が苦手で有名ですよね・・

上記のように原因は色々あると思いますが、私は一言でその理由をまとめてしまうと

「海外で一定期間生活し、現地の外国人と接してきた経験がある日本人がまだまだ少ない!」

ということだと思うのです。

私はオーストラリアのシドニーやカナダのトロントに行く機会が多いのですが、これらの街は「同じエリアに50か国の多国籍なレストランがある」と言われるくらい本当に多国籍な環境です。

従ってシドニーやトロントでワーホリ・留学を経験した方々は、世界中から来た多国籍の方々と触れ合う機会が非常に多くあります。

その結果日本人と外国人の方との文化や習慣の違いについて完全に理解することは難しいとしても、「多国籍な方々に対する理解力と対応力」(ダイバーシティー)が身につくことになります。

例えばオーストラリア・シドニーの和食レストランを経営する場合、「ターゲットをどの国の方にするか?」によってメニューや業態を大きく変える必要が出てきます。

例えば

●お酒(アルコール)を良く飲むのか?そうでないのか?
●宗教的に食べられるもの、食べられないものがあるか?
●ベジタリアンやビーガンの方用のメニューが必要か?
●味付けはどうしたら良いか?盛り付けやボリュームはどうか?

などをターゲットのお客様に合わせて考えることが繁盛店になる(多くのお客様に喜んで頂く)ために必要不可欠になります。

しかし日本の場合は基本的に「日本人仕様」で作られたレストランが多いため、外国人の方にとって使いづらいお店になってしまうことが多々あります。

このようなケースでこの外国人(インバウンド)の方々の特性を理解できるのは一体どこの誰なのでしょうか?

そうです、それは

ワーホリや留学で海外に一定期間生活した経験があり、現地の外国人の方々を理解している方々

だと言えますよね!

特に仕事を通じて、例えばレストランや接客の仕事を通じてこのような経験を積んだとしたら、帰国後のインバウンドビジネスでその経験がダイレクトに活かせることは容易に想像できると思います。

本当に考えれば考えるほどワーホリ経験はインバウンドビジネスに活かされると思いませんか?

東京(かめや)


8.ワーホリ人材が持つおもてなし力

話が変わり質問ですが、外国人の方を「おもてなし」するにあたり必要な能力とはどのようなものでしょうか?

先程お伝えしたのは「多国籍な外国人の方の宗教や文化や習慣をする力」でしたが、それに加えて必要になってくるのが

・ホスピタリティー力

・コミュニケーション能力

・エンターテイメント能力

だと考えています。

インバウンドビジネスは「語学力」があると良い気がしますが、インバウンドビジネスで活躍している方々のTOEICスコアだけをみたらそれほど高得点ではない方が沢山いるんですね。

語学はあくまでもコミュニケーションの手段であり、「インバウンドビジネス」において本当に必要なのは「外国人の方をおもてなしして、外国人の方を喜ばせる能力」になるのです。

私の経験上、ワーホリ・留学経験者の方は滅法この能力が高い方が多いんですね!

自らの意思で海外に飛び出す行動力がある方が多いので元々おもてなし適性が高いのだと思いますが、海外での生活や仕事を通じてこのような資質が目覚める方も多くいるように思います。

具体的には
●明るい挨拶
●満面の笑顔
●ボディーランゲージ
●軽快なジョーク
●積極的なコミュニケーション
etc・・

ワーホリ経験者の方々はこのような「おもてなし力」を備えている方がとても多いと感じています。

この「おもてなし力」は「エンタテイメント力」と言い換えても良いかもしれません。

この能力に加えて、担う仕事によって必要とされる専門性(観光や宿泊・物販などの商品知識など)を身につければインバウンドビジネスでは大きな活躍が期待できます。

ワーホリ経験者の多くは上記のような経験を海外での仕事を通じて経験しており、帰国後のインバウンドの仕事ではこの経験を再現することが可能となります。

これはとっても大きな武器になりますよね!

そしてもう1点とても重要なポイントがあります。

日本は急速に進む「少子高齢化」により年々就労人口が減っており、今後外国人の方をより積極採用し日本人と外国人がチームを組んで仕事をするのが当たり前になってきています。

ことインバウンドビジネスに関しては「多国籍&多言語対応」が求められるケースが多く、この傾向はより強くなる一方です。

その際に多くの日本企業でネックになるのが「外国人をまとめることが出来る日本人マネージャーの不足」なんです。

勿論マネージャーは外国人の方でもOKなのですが、インバウンドビジネスは「日本の魅力を海外の方に伝える」または「日本のおもてなしの心を海外の方に届ける」お仕事です。

従ってマネージャーや外国人の方よりも、日本の心をネイティブに理解している生粋の日本人マネージャーの方がベターなケースがまだまだ多いのが実情です。

外国人のマネジメントに慣れていない日本人マネージャーが多い中、多国籍な外国人チームのメンバーとしっかりコミュニケーションが取れてまとめ役になれるワーホリ経験者は本当に貴重な存在になる訳ですね!

このようにワーホリ人材は
●「外国人の方をおもてなしして喜んで頂く」能力が非常に高く、
●「外国人をチームとしてまとめる力」がある
ことによりインバウンドビジネスに最適であることをご理解頂けると思います!

インバウンド②ー1


9.訪日外国人観光客の方々に日本のファンになって頂く!

次はインバウンドビジネス3つのステップの3番目、「訪日外国人観光客の方々に日本のファンになって頂き、日本へのリピーター化や口コミ紹介につなげていく!」というテーマついてお伝えさせて頂きたいと思います。

どんな商売・ビジネスにも言えることですが、初めてご来店頂いた新規のお客様と一度きりでご縁が切れてしまうのではなく、そのお客様にその後もリピートして頂くことがとても重要になりますよね。

「繁盛店」と言われるお店は新規のお客様もさることながら、そのお店を気に入った常連のお客様が沢山いるから「繁盛店」になれる訳です。


そして常連様がさらにそのお店を気に入ると「応援団」になってくれて、「口コミで他のお客様を呼んできてくれる」という好循環に入ることが出来ます。

従って

インバウンドビジネスを本当に成功させるためには新規のお客様を呼ぶだけでなく、リピーターやファンづくりに力を入れる必要がある!

というとても大切なテーマがインバウンドビジネスの3つのステップの最後に出てくることになります。

しかし日本の観光ビジネスは「新規のお客様」を集めることには力を入れていても、お客様に再度来ていただく「リピーター(ファン)づくり」に力を入れているところはまだまだ少ないと思います。

それどころか折角来て頂いたお客様に質の低い商品やサービスを提供して割高の料金を頂く「一元様ビジネス」で成り立っていた観光地も多かったと思います。

しかしこれでは日本のインバウンドビジネスの今後の大きな発展は見込めないですし、「日本のファン」も増えず、「観光立国日本の樹立」による日本の成長は到底実現出来ないことになっていまいます。

空港


10.日本のインバウンドビジネスの成功のカギは「日本のファンづくり」!

私は日本のインバウンドビジネス、即ち日本の観光・宿泊・飲食・物販ビジネスの本当の強さはの本当の強さは

「リピートしたくなる魅力で溢れていること!」

にあると考えています。

その理由は沢山ありますが

●日本の文化や歴史が持つ独自性
●日本の食のレベルの高さ(高級店からコンビニ商品まですべて!)
●日本人が持つ丁寧さや誠実な独特の国民性
●クオリティーの高い商品やサービスにもかかわらず、その価格が非常にリーズナブル(コスパが良い!)
●魅力のある観光資源が日本全国に点在している(一度では回り切れない多彩な魅力!)
●治安の良さや清潔さ(コロナで改めて注目?)
などなど・・

その魅力を挙げて行ったら本当に無数にあると感じてしまう程です。

このようなに外国人の方からみてリピートする魅力にあふれている日本なのですが、まだまだ足りないのが
●「リピートしてもらうための仕組」
●「口コミを起こしてもらうための仕組」
だと思うんですね。

そのため一度日本に来て日本を気に入ってもらった方には「アフターフォロー」をする仕組づくりが必要になってきます。

例えば
●訪日外国人観光客が帰国した後も繋がりを持ち、日本の魅力を継続的にオファーし続ける
●日本の素晴らしい四季イベント情報などをタイムリーに提供する
●継続的にリピートのお誘いをする(ラブコール)
etc・・
という施策などが考えられます。

これらは日本国内で常連様を作るためには当たり前のようにやっていることだと思います。

しかし先に述べた通りこと観光業においてはまだまだ「一元様ビジネス」のままになっている現状があるように思います。


そして観光客が外国人の方の場合、なおさらこの傾向が強くなってしまっているのが現実だと思うんですね。

しかし今後日本のインバウンドビジネスを強く成功させていくためには
アフターフォローによる「日本のファンづくり」、即ち

一度来日してくれた外国人の方のリピーター化と口コミによる新規の訪日観光客づくり

が本当のカギになると思うのです。

令和の時代に突入した現代は、地方のホテルや旅館や飲食店からでもオンラインで国境を越えて「アフターフォローとファンづくり」が容易に出来る時代になりました。

しかもインバウンドが壊滅的なコロナ禍の現在であってもこのアプローチは実現可能です。

しかしこのブログで何度もお伝えしている通り日本は「外国人に対するおもてなしやアプローチが出来る人材不足」という大きな課題を抱えています。

それでは困るので・・私は今後ワーホリ・留学経験者が「インバウンドビジネス」の舞台で大活躍してこの課題を解決すると共に、「日本を盛り上げる中心的存在になっていって欲しい!」と心の底から願っているのです。

インバウンド③


11.まとめ(結論)

長文になってしまいましたので・・
そろそろ【ワーホリ経験者が大活躍する「インバウンド」のお仕事!】というテーマの「まとめ」とさせて頂きます。

改めて今回のポイントを整理させて頂くと

●インバウンドは令和の時代の日本の一大成長産業になることが期待されている
●インバウンドビジネスは主に「観光」「宿泊」「飲食」「物販」などの仕事で構成されている。
●インバウンドビジネスの大きな課題は「対応できる人材不足」である。
●インバウンドビジネスは3つのステップ(「新規集客」「外国人のお客様のおもてなし」「リピート化」)をおさえることが成功のカギである。

ということになりますが、特に今回強調したい結論が

「インバウンドビジネスを盛り上げるのにピッタリなのがワーホリ・留学経験者である!」

ということになります。

東京

12.ワーホリ経験者たちがインバウンドビジネスを盛り上げる人財になるために

ここまでお伝えしてきた通り「インバウンドビジネスの拡大=ワーホリ経験者の活躍!」という方程式が成り立つと思いますが、最後に一つ大きな問題提起をしておく必要があります。

その問題提起とは
●インバウンドビジネスの経営者たちは海外での就労経験があるワーホリ・留学人材を必要としている
●ワーホリ・留学経験者にとってインバウンドビジネスは自身の経験や適性を活かして大きく活躍できる舞台である
という相思相愛の関係でありながら

両者をつなぐ仕組みが存在しない

ということなのです。

相思相愛の両者が出会えればとてもハッピーになるはずなのに、その機会がまだまだ少ないという現状があります。

失われた20年を経験した日本がこれからインバウンドで大きく羽ばたこうといこうとしているのに・・これは大変勿体ない話ですよね!

私はこの問題は「日本にとっての大きな損失である」と考えています。

だから私はこの「大きなギャップ=日本の損失をなくす」ために現在の仕事である「ワーホリ・留学経験者のキャリアサポート」をしています。

そしてこの考え方を沢山の方に知って頂きたいのでこのブログをせっせっと書いている訳なのです。

何故このように本来は相思相愛である両者が思うようにマッチングできないのでしょうか?

その理由を上げていくと

●インバウンド事業者が、ワーホリ経験者に対する理解が不足している
●ワーホリ経験者が、インバウンド事業者に対しての理解が不足している
●ワーホリ経験を通じて得た自分の強みをしっかりインバウンド事業者にPRする術を知らない
●ワーホリ経験者がインバウンドビジネスで成功している事例がまだ少ない
●インバウンド事業者がワーホリ経験者に対する偏見(海外で遊んで来たんでしょう?)を少なからず持っている現状がある      etc・・

大体このような理由なのですが、私は上記のすべてを解決して

「ワーホリ人材から日本のインバウンドを盛り上げる世界」を創り上げたい!

と本気で考えています。

今回のお話はこれで終わりにさせて頂きますが、今後も「インバウンドビジネス×ワーホリ・留学経験者が大活躍する!」テーマについて情報発信させて頂きますので、引き続き宜しくお願い致します!

追伸)短期的にはコロナの影響でインバウンド需要が壊滅的なので、ここは回復を待つしかないところですが・・


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【参考】更なる情報提供について


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