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YouTubeで勉強はアリかナシか

次女が部活がなく、学校から早く帰ってきた日。

おやつを食べながら、

「○○時から葉一さんの勉強動画あるから、勉強する」

といいました。

「葉一さん」とは、話題の教育系ユーチューバー、「とある男が授業をしてみた」で人気の葉一さんです。めちゃ人気らしいです。前に「情熱大陸」に出ておられました。

塾の講師をされていたとき、家庭環境によって塾に行ける行けない、講習を受けられる、受けられないという現状に疑問を持ち、どんな子も平等にわかるようになる授業を、(ちょっとニュアンス違うかも、でもそんな感じだったと思います)とのことで、YouTubeでの授業を始められたそうです。

理念があって始める人ってすごいなあ~と感動でした。

ところで、「勉強動画」というのは、ただただ勉強している様子の動画で、ちょっとおしゃべりもあったりするんだろうけど、基本的にただ勉強している様子が淡々と流れます。

はじめは、「そんなん動画になるの?」とわたしも言いましたが、娘によると「一緒に勉強してる感があって、結構勉強がすすむ」のだそうです。

次女のお友達は塾に行ってる子がほとんどですが、次女は塾にいかず、こういった教育系のYouTubeで主に勉強しています。いまのところは、そういうやり方があっているみたいです。

次女の勉強法

最近のこどもたちの勉強法は、昭和のわたしには想像を超えた勉強のしかたなので、へーっ!と思うことが多々あります。

娘が言うには、「ほんとに学校の授業はわかんない。YouTubeの葉一さんの授業で理解する」といいます。

とはいっても、娘は学校が大好き。先生も大好きです。

「ま、学校は楽しく先生や友達と触れ合ったり部活したりしに行ってるようなもんだね」とわたしが言うと、

「そう、それ」と深くうなづきます。

先生も忙しいなか、一生懸命授業の準備をされているだろうに…と思いつつ、現役生徒のリアルな声にちょっと親として申し訳なさのような、複雑な気持ち。

学校は勉強するところ、であるのと同時に社会を学ぶ場でもあると思うので、娘のように「授業はわからんけど、学校は楽しい」と生徒が思えるのなら、役割は果たしてくれていると思うけど…学校の先生には脅威だろうなあ。

YouTubeで勉強はできない?

で、おやつを食べながらの話の続き。

娘が言うには「でも、○○ちゃんはYouTubeで勉強してたら親に怒られるらしいよ。YouTubeみながら勉強なんてできるはずない、って言われるんだって」。

あー、そういう方もいらっしゃるんだなあ。

わたしも専門家ではないので、すごく理論的にYouTubeで勉強するメリットやデメリットを挙げることはできませんが

子ども自身がYouTubeを見て勉強が理解できたり、「やろう」とおもえているなら全然ありだと思っています。

反対されている方はどういう理由で「YouTube見ながら勉強できるはずがない」というのかなあ、と率直に思いました。「気が散っちゃう」とか「集中できない」といったことなのかなあ。

ま、確かにスマホを立てて勉強するので、つい勉強とは関係ない、楽しいサイトにとんじゃって遊んでしまう、ということもあるかもしれません。もし自分が学生の身なら、ありそうです。

多少はありそうだけど、本当に子ども自身がまじめに取り組めていたら、案外「遊んじゃって勉強進まなかった」ということはないのではないかな、と思います。

そういう子はYouTubeで勉強、というやり方は合わなくて、塾に行ったりしたほうがいいのかもしれません。

勉強のしかた選べる時代

そういうわけでまだ塾には行っていない次女。受験期が近づいて、「やばい」となったら行くかもしれませんが、とりあえずまだ、という気持ちです。

でも、長女のように、専願で推薦入試を狙うのであれば、その時々の定期テストでそれなりの成績を収めるのが大事なので、結局そうやって積み重ねていくならば、最後まで塾に行かない、ということも十分考えられます。

とにもかくにも、その子に合う勉強法が見つかって、それなりに納得できる結果を得られれば、新しい勉強法も大いにいいのではないかしら、と思う今日この頃です。

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