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写真映りに厳しすぎる女子

次女の話が続きます。

すっぴんNG

リフォームできれいになった部屋。
離れているじいじや、ばあばに見てもらおう、と写真を送ろうと思ったのですが、どうせならそこの住人である、次女の浮かれてるところを動画で送ったほうがおもろいな、と思いました。

で、「写真か動画とってばあばに送るから、来て」と次女に声をかけました。すると

「すっぴんNG。ちょいまち」

というお返事。よくあるお返事なので、「はいはい、できたら言うて」と言いました。

すっぴんNG、よくあるのです。

「いっつもすっぴんやないかい」と思うのですが、すっぴんはすっぴんでも、顔を洗わず、髪をとかずという状態は「すっぴん」らしい。それで写真に写るのはいやだそうです。

複雑な理論

「ばあば達にしたら、そんなん絶対わからんわ。ばあば達はどんなときでも絶対かわいいんだよ。そもそも、老眼やからそんなによく見えてないと思うし…」

というのですが、

「あの人たちはわかってない。ばあば達が良くても、わたしが嫌なの。自分の問題」

だそうで。あ、そうなのね。そして続きます。

「なんかてきとうにさ、寝ぐせとかついたままのぼさぼさの髪で撮った写真とかでも、平気でリビングに飾ったりされるやん。だから嫌」

あ、そうかー。リビングに確かに、孫たちの写真、いろいろ飾ってるわ。そんななかに、納得いかない自分がいて、それをしげしげと見られるのが嫌だそうです。

っていうか、寝ぐせとか、ぼさぼさ、とか、そんなにひどいときって、あんまりないと思うけど…美意識が妙に高い。

大人は、こどもの様子をありのままでかわいいと思ってるから、平気で撮るのですが、うちの娘たちはどうも、一筋縄ではいかないです。そこまで深いのか…と感心するような、あきれるような…

気づけば自分もそうだった

長女も以前、高校で友達と撮った写真をばあばに見せたら、ばあばが「ものすごいいい笑顔だね」と言ってたので、それを長女に伝えると

「ふつうに笑ってるだけやし」

と言われました。さすがに、娘もばあばに直にそうとは言わないですが、「笑うとかわいいよ」と言われても、本人的に納得した写りでない限り、絶対に喜んだりしないし、うれしそうではありません。なんでもかんでも、かわいいと言われるのが嫌みたいです。

めんどくさいわー。

「かわいい」と言われたら、あっさり「ありがとう」って言えばいいのに、と思うんですが

そういうすなおで、かわいい返事を返せ、と言われるのもまた押し付けっぽくて嫌なのかも。

わたしも、こどもか、中高生のころ、お母さんに「もうちょっとにこにこしたら」と言われたことがありますが、そのときに

「なんもおもろないのに笑われへん」

と言ったらしく(あまり覚えていない)、お母さんも沈黙したそう。

自分も結構そういうタイプなので、結局、自分もめんどくさいやつだわ、と思い、あきらめている今日この頃です。


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