卒業研究は大変だったけどやって良かった
またまた久しぶりの投稿になりました。
先月の2月末に卒業論文を完成させました。
卒業研究に本格的に取り組み始めたのは昨年11月半ばからで約3ヶ月間ほぼ毎日大学へ行き、大学以外の生活も筋トレ、食事、睡眠以外は卒業研究に費やす日々でした。
ストイックな生活を続けた3ヶ月でしたが、気持ちは前向きで居続けられ、辛いと思ったのは卒論発表前の数日間、発表のパワポと卒業論文を教授に添削してもらうたびに大量の訂正をしなくてはならないときぐらいでした。発表前2日間はジム行けなかった…
3ヶ月という数字をいま見るとそんなに長くなかったなと思いますが、体感はかなり長かったです。
多くのことを学びました。学術的なことはもちろんですが、それ以上に、論文中に用いる60近くの図表をイラストレーターおよびExcelで作るなかでの学び、9分の制限時間が設けられている卒論発表会において150枚近くの論文を専門的知識のない聴衆が理解できる発表スライドと原稿に仕上げるなかでの学び、論文内の細かな表現やビジュアルを妥協することなく正確なものになるまで訂正しなければならない厳しさなどを学びました。
今まではパソコンに苦手意識がありました。スキルアップ用の本を買っても日常で使う機会がないとなかなか上達しないし継続してスキルアップのために勉強するモチベーションも保てませんでした。しかし、論文を書くとなると毎日長い時間パソコンで作業しなくてはならないので上達しようという気がなくても日々上達しました。これは結構大事なことだったなと思って、やらねばならない環境に入ると気づいたら成長する状態を作り出すことができるのですね。振り返ると、初めの方の5倍以上のスピードで図表の作成ができるようになりました。特に、イラレなんかは初めは分からないことだらけで嫌になるなと思っていましたが、慣れてくるとどんどん楽しくなってきました。たぶん使わなくてもいい環境だったら途中で挫折していた気がします。やらねばならない環境にいたから上達できました。継続は力なりですね。あと、イラレに詳しい先輩が研究室にいて教えてもらえたことも続けられた大きな要因です。良い環境でした。
図表をつくること、論文の本文を書くとき、発表スライドを作ることを通して正確さとビジュアルをかなり意識できるようになりました。これは、今後教員になってから日々の授業の板書やスライド、ワークシート作りにおいて活かしていきたいと思います。
そして、初めは学術的な知識がなく卒論を進めるモチベーションがなかったですが、徐々に知識がつくと面白くなるフェーズがありました。このフェーズのときはいろいろと見えてきたぞ!と愉快な気分でした。しかし、このフェーズを過ぎると自分の知識は表面をかじったものにすぎず考察が甘いことが分かり始めます。ここからようやく根拠に基づいた考察ができるようになりました。色々なことが分かってきた!と思っているときには大体自分の理解度を過信しているときですね。
今回は卒業研究についてまとめたかったのでこのテーマで書きました。
今後は、この3月の教員になる直前の日々や「理科の知識がどのように自分の身を守ってくれるのか」といったことを綴るシリーズ、その他書きたいことを投稿したいと思います。
4月以降は教員生活で感じたこと、挑戦していることなど発信する予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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