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「くわばたりえさんと語る発達障がい ~チャレンジドLIFE 5周年記念イベント~」に参加しました。

2022年9月11日(日)、グランフロント大阪で行われた一般社団法人チャレンジドLIFE様の5周年記念イベント「くわばたりえさんと語る発達障がい」に参加しました!

主催者様の思いでオフラインでの開催にこだわった今回のイベントでは、
・ご自身が発達障害
・ご家族が発達障害
・発達障害の方と関わる仕事をしている
・発達障害のグレーゾーンである
・身近に発達障害の人がいる
など、様々な立場の方が参加しておられました。

JPTでも、発達障害を抱えながら働く社員がたくさんいます。
参加した皆さんとの対話を通して、新しい気付きがたくさんありました。

(執筆:ミッションパートナー ちひろ)

「発達障害」のことを話すときの気持ち

くわばたりえさんは、定型発達のお子さんが3人いらっしゃいます。
チャレンジドLIFE代表の畠中直美さんも3人のご兄弟のお母さんで、息子さんが発達障害。

そんな立場のお二人から、
「当事者やその家族と発達障害について話すときの気持ち」についてお話がありました。

特に当事者のお子さんがまだ小さい場合、人間関係は当事者、その級友、それぞれの親(特に母親)という複数の関係になります。

当事者の親は「周りに子どもの発達障害のことを話すべきか、話すならどう話したら良いか」ということをすごく悩まれるそうです。
中には夫にその事実を言えないというお母さんも。

一方、当事者やその家族の周りの人たちは「本人たちが教えてくれないとどう関わっていいかわからない」と悩むという声も。

お互いが遠慮し合うからこそ、わかりあえないこともあるんだなと知りました。

確定診断を受けると何が変わる?

発達障害は、人によって特性の出方が様々です。
そして、特性だけではなく、周りの環境(困りごとが顕在化しているかどうか)も確定診断の判断材料になります。

確定診断を受けたとしても、それだけで何か変わるわけではありません。
障害者手帳を取ってはじめて、「福祉サービスが受けられる」「障害者枠で就職できる」などのメリットが生まれます。

「確定診断を受けても、自分のトリセツは手に入らないよ」
そう教えてくれた当事者のお母さん、当事者の女性の声がとても印象的でした。

一緒に参加した成川さん(弊社社長)は、別のテーブルで参加者の方からこんなお話を聞かれたそうです。

大人になってから当事者になった方が、「なぜそのタイミングで?」と聞かれて答えたことが印象に残っています。

『片付けられない女たち』という本を読んで、これは自分のことを書いているんだ、と思い診断を受けたそうで、
ずっと「普通のことができない自分」に悩んでいたが、原因がわかり、自分に居場所ができたような気持ちになりホッとした、と。

これはまさにある社員が言っていたことと同じでした。
全く同じシチュエーション過ぎて、「この本、どんだけ世の中の人救うん?」と、感心しました。
この本、読んでみます。

子どもの将来のこと

発達障害のお子さんを持つと、日常の困りごとがたくさん出てくるそうです。
それは、外から見聞きしているだけでは決してわからないこと。

一方で、多くのお母さんが心配するのは、目の前のことよりも将来のことでした。

「うちの子、普通の学校に行けないんじゃないか」
「将来、仕事の選択肢がすごく限られてしまうんじゃないか」
「この子に明るい未来はあるんだろうか」

大人になった時に我が子が直面する苦しみを想像してしまうお母さんの気持に胸が痛くなりました。

「大丈夫。JPTがありますから」
思わずそう言いたくなってしまったほど。

成川さんも、参加したことで見えてきたことがあったそうです。

「大丈夫。JPTがありますから。」は本当に思ったしそう言える会社であり続けたいです。
みんなが入れる会社には出来ないけど、JPTが足跡を残しながら実績を作ることで、他社に示して真似してもらえれば社会を変えられると思っています。

ワークの時に当事者の方も当事者の親御さんも全然そうじゃない人も混じっていたのですが、簡単に会社のことを紹介したら共感してくれました。
イベント後に、一緒の班になった当事者の方から「応援してます」って言ってもらえたのが一番嬉しかったかも。

改めて「このミッションを実現させるぞ!」ってスイッチが入りました。
感謝です!

くわばたさんと畠中さんのお話は、YouTubeでも公開されています。(全5回)
YouTube出演!くすくす子育てママトーク〜うちの子、発達が遅れてる?〜

JPTにできることはなんだろう

今回のイベントでは、未就学児〜中学生くらいのお子さんを想定したお話が多くありました。

私の頭にあったのは、
「発達障害のお子さん、親御さんに対してJPTにできることがたくさんありそう」ということでした。

これから、何かコラボしてできたらいいですね。

グレーゾーンである私自身にも大きな気付きのある、素晴らしい機会でした。
チャレンジドLIFE様、ありがとうございました。


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