みんなで話そう!JPTの GOOD & MOTTO を開催しました!
うちの会社って××だよね。
なんで○○にしないんだろう。
はぁ、、、。
こんな会話、皆さんはしたことありませんか?僕は(恥ずかしながら)数え切れないほどあります。
会社が大きくなればなるほど多数優先や、共通項湯煎といった力学が強く働き、不満がいろんなところに蔓延しますよね。
でも、特に会社が小さくてまだ習慣が固まっていないうちは、不満ではなく提案を、受け身ではなく能動的に仕組みを作りに行ってほしい。
ということで、先日「みんなで話そう!JPTの GOOD & MOTTO」という企画を実施しました。
企画の背景と内容
この企画、簡単に言うと、みんなでGOOD(自社のいいところ)と、MOTTO(自社の改善したいところ)を話して、よりよい仕組みを作っていこう!というものです。
うちの会社では、四半期ごとにフィードバック面談なるものをやっているのですが、そこでは次の四半期に期待する成果と行動を設定しています。
そして、前の四半期には全員に「自分たちでこの会社にどんな仕組みや制度があったらよいか、話し合い、提案して欲しい」と伝えていました。
しかしながらあまりワークしなかった。。
なんでだろう、と経営陣で話したり、社員との面談で深掘りしていくと、↑ は ただの丸投げに過ぎず、こんなやり方では自発的な行動なんて期待できない!成川の怠慢!ということがわかりました。(みんなごめん)
ということで、一旦社員に期待する行動からは外し、経営陣+アンバサダーのあきこさんで巻き取ることに。そして出来上がったのが本企画でした。
企画の概要と工夫:①事前アンケート
JPTは毎年4月に新しく社員が入社してきます。今は2期目なので、在籍1年1ヶ月の社員と、在籍1ヶ月の社員(と例外的に別時期に入社した社員)がいます。1年しかずれていないのですが、創業時と今の状況は何もかもが大きく異なっており、同じ質問に対してでも全く異なる回答・感想を持つはず。
しかも今年度入社した社員は、本社の新入社員研修とJPTの独自研修を受講中で、実際の業務には携わっていません。そんな中でこの会社をどうしていくのか?なんて聞かれても困るのではないか、と考えもしました(結局杞憂でしたが)。
なので、入社のタイミングによって聞くことを微妙に変えました。
<新社員>
JPTに入社して思っていた通りだったこと(予想や期待と同じだったこと)を教えて下さい。
JPTに入社して、思っていた以上だったこと(予想や期待に対して、さらに良かったこと)を教えて下さい。
JPTに入社して、ちょっと違ったこと(予想や期待と違ったこと、あるいは残念だったこと)を教えて下さい。
<既存メンバー>
JPTで働いてみて、予想や期待と同じだったことを教えて下さい。
JPTの「ここが素敵!」だと思うこと、あるいは入社前に想定していた以上に良かったことを教えて下さい。
ここはもっとよくしていきたい!(気になっていること、改善されたらいいな)と思うことを教えて下さい。
企画の概要と工夫:②意見の匿名化
事前アンケートは、入社時期で分けているものの、匿名で実施しました。これは、声の大きな人やよく喋る人の意見に流されないようにする、ということもあるのですが、何より「個人の意見→会社の課題」という意識を持ってもらいたかったからです。
どの意見を、誰が言ったのかがわかってしまうと、「それはXXさんがYYYだからでしょ」という感じで個人の課題にしてしまう可能性があります。
でもそうでなく、一旦みんなから出た意見を名前を外した状態でまとめ、会社の良いところ・課題として見ることでいろんな気付きをしてほしかったのです。
ついでに、心理的安全性も確保出来ますしね。
本番では、「実はこの意見は自分が言ったのですが、」という前置きを禁止し、自分で言った意見であってもあたかも他の人が言ったかのうように振る舞う、人狼ゲーム的要素も盛り込みました。
企画の概要と工夫:③やることにフォーカス
こういう企画をやるときには、盛り上がったけど結局なにもしなかった、というのが一番もったいない。
なので、数ある意見の中から下記のポイントで課題設定を行ってもらいました。
複数の人の重なった意見かどうか
アクションすることで
JPTのミッションの実現や成果につながるか
JPTに関わる人びとの「幸せ」につながるか自分たちで変えられることか
結果どうなったか
当日は、あきこさんにファシリテーションをお願いして(企画~準備~当日~まとめまで全部やってもらってます><)社員らの反応を見ながら参加しましたが、企画の意図をよく理解して課題設定と今後の取組を考えてくれていました。
結果として、今回の企画では社員同士のコミュニケーション活性化のためにDiscordを立ち上げることになったのですが、やはりみんなで話し合って決めただけあって、しっかりと結果が出ています。
事後アンケートにも今後につながることがたくさん書かれてあり、この企画をやって良かったと心から思いました。(あきこさん、ありがとう!!)
みなさんの会社でもやってみてはいかがでしょうか??
あきこさん談
成川さんと話していて、最初にうまくいかなかったのは、
自分の思いが個人的な意見なのか、みんなに共通する意見なのかが分からない
「何を言っても大丈夫」という安心感が醸成されていない
からではないかと感じ、この企画を考えました。
匿名のアンケートで率直に感じていることを書いてもらったことで、意見の重なりの濃淡や「なぜそう思うのか?」という理由や背景について俯瞰的に見ることができ、みんなで共通認識を持てたのではないかと思います。
「こういう状態にしていきたいよね」という合意形成に至ったとたん、「こういうツールが使えるかもしれない」「こんなふうに構築したらどう?」など、実装に向けたやりとりがその場で行われはじめ、本当にびっくりしました。
課題に対して解決策を自分たちで具現化でき、走りながらよりよいものにしていく姿を目の当たりにして「さすがエンジニア…!これがデジタルトランスフォーメーションってことか…!」と私自身もとても刺激をもらいました。
貴重な機会に参加させて頂き、ありがとうございました!
アンケート抜粋
全員で会社についてどう思っているか整理できた。
会社の課題や改善点を社員に丸投げしていないこういう企画はどの職場でもやるべき。
普段ならあまりしれない他社員の意見や考え方を知れた。
横のつながりに関するニーズの多さを再確認した。
グループワークの時間(40分)がもっと欲しかった。
チームに分けずに全体で議論してみても良かったかも知れない。最終的にはみんなで行動に移すためその方が意外とスムーズかもしれない。
入社1年目の社員が仕事に慣れてきた頃合い(半年後等)に同様の企画をやってみたい。
課題として上がった他の課題について話し合う機会もほしい。
(執筆:成川)
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