サンダージャンクションの無法者にむけてポリシーの変更

Toby Elliot氏のblogでアナウンスされた、IPGとMTRの変更についての記事の和訳です。各文書の発効日は下記「新しい文書」内の日付をご参照下さい。

原文はこちら
https://blogs.magicjudges.org/telliott/2024/04/15/policy-update-for-outlaws-of-thunder-junction/


新しい文書
IPG(原文)/(和訳) | MTR(原文)/(和訳)


今回はそれほど野生サイズな更新ではない。明確化のための技術的な調整と、いくつかの極端な場合の修正と、少数のトーナメントにしか関わらないポリシーの新たなピースのみだ。

オープンなままにする

デッキリストを公開する大会がいくつかあり、場合によってはマッチの開始時に物理的なデッキリストを交換することもある。しかし、もし私が誤ったリストを渡したらどうなるだろうか?ゲームをしている間に、リストに存在しないカードをプレイして、ジャッジを呼ぶことになった。どうしたらいいだろう?これまでにおいて、この様な状況に対するポリシーの指針は存在していなかった。

理念としてこれは〔デッキリストの誤り〕であり、これを緩和するために何ができるか様々なものを模索した結果、最終的な結論としては、ペナルティも〔デッキリストの誤り〕に準ずるものでなければならないということになった。決断が行われた可能性がある箇所が多すぎるため、その影響を軽減する努力どころか、その影響を評価するための指針を提供することもできない。幸い、このペナルティが適用されることになるのは一部のハイレベルなトーナメントに限られるため、あまり話題に上ることはないだろう。

クイックヒット

  • 前回の更新の後、〔デッキの誤り〕において対戦相手の選択を判断する際の具体的な適用方法についていくつかの質問があった。対戦相手が即座に決定するのではなく、適切なタイミングが来たときにどの様な決定をするのかを明確にするため、文言が更新された。

  • その間に、相棒に基づいた誤りの処理を整理し、通常の〔デッキの誤り〕における処理の方法と並行するようにした。これにより、別の処理を覚えておく必要がなくなった。

  • 極端な事例として、開始時の手札で多すぎる枚数のカードをプレイしていることに気づく場合があった。格上げには「ゲーム開始後に」と指定されており、厳密にはその時点は該当していなかった。これは意図したものではなかったので、ゲーム開始の要件が削除された。これによる、この特殊なケースを超えた影響はないはずである。

  • 変異の格上げについて、さらにいくつかの文章の明確化がされた。変異は戦場にある必要があり、手札に戻っている場合、格上げは適用されない(ただし、その時点で手札は1枚であった方がいいだろう!)。また、誤りが発見されそうな(それを公開する効果がプレイされている)場合、その時点は自己申告するには遅すぎるということになる。

いくつかのリフレッシュ

これらは新しい方針ではないという意味で、クイックヒットではないが、最近関連する様になったので強調する価値があるだろう。

  • 魂の洞窟》がスタンダードに帰ってきたので、ポリシーの理念が上書きされた数少ない例の一つを強調しておこうと思う。カウンターされないマナを選べる時は、選んだと仮定する。悲しいことに、ウィザーズのWebサイトに掲載された元の記事は閲覧できない様だが、ウェイバックマシンで救済できた。読んでおいてくれ!(訳註:日本語の記事はmtg-jpにあります!)

  • アマリア・べナヴィデス・アギーレ》のループがプロツアーで話題に上った!《野茂み歩き》との相互作用は、彼女のパワーが20より大きい場合、止まらないループを構成するのかという質問がいくつかあった。答えはイエスであるが、「直ち」に、ということではない。というのも、当該プレイヤーがそのカードを上に置いたまますることを選択し続けることはできず、異なる決定をしてループを終わらせようとする必要がある。つまり、最終的にはライブラリーのカードを全て消費して、その時点でループを終わらせるための選択肢が無くなってしまったという結果になる可能性が高い。しかし通常の結果は同じ様になるはずだが、対戦相手がループを終わらせる選択肢を持っている場合、全く異なる結果になるかもしれない。彼らはループを終わらせる前に、自身の対戦相手のデッキが墓地に送られるのを待つことができる。

  • 厳密には、プレイヤーは両面カードを表面が見えるようにスリーブに入れておくべきだが、そうしなかったからといってペナルティはない。プレイヤーへは単に注意を促し、問題がなければ次に進もう。

まとめ

サンダージャンクションは以上。Steven Zwanger、Joe SteetそしてJoe Klopchicらからの提案と今回のポリシーの更新への協力に感謝を。それでは皆さん、また、ブルームバロウでお会いましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?