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傑出と調和

今までZ世代のことを書いてきましたが、ちょっと脱線して”傑出と調和”について。

コトバンクによると、
傑出っていう言葉は卓出という言葉と同義語ですが、”多くの物のなかで優れていること”を意味する単語です。
対して、調和とは”偏りや矛盾や衝突などがなく、互いがほどよく和合すること。また、そうさせること”だそうです。英語ではharmony(ハーモニー)といいますね。

そしてその、harmonyという単語は
人々が平和で互いに同意している状態、または異なる物事が共に正しい、または適していると思われる状態を意味します(ケンブリッジ辞書より)。

聖書にはこのharmonyという言葉が使われている箇所にローマ書 12:16があります。

Live in harmony with one another. Do not be haughty, but associate with the lowly. Never be wise in your own sight. (ESV)

互いに一つ心となり、高ぶった思いを持たず、かえって身分の低い者に順応しなさい。自分こそ知者だなどと思ってはいけません。

Bible Gateway

調和を生きると直訳できる文を、日本語の聖書では互いに一つ心となると表現しています。心が一つである状態こそ調和であることがわかりますね。
そしてその後に傲慢であってはならないと聖書は続けます。

社会では自信を持て、プライドを持て、という声が大きく語られる一方で、他人に認めてもらえるように努力しないといけない、というプレッシャーが特にSNSによってあるように思えます。何かに秀でていなければ、でも自分の周囲の人(フォロワー)の思いに沿っていなければ認めてもらえない。
プライドを持つための承認欲求は止まるところを知りません。

これは自分が傑出していないといけない、というプレッシャーです。

でも聖書は調和をもって生きよ、と語ります。
それはまるで体がどの器官もそれぞれの役割を果たして機能しているようなものです。実際、教会はキリストの体だと聖書は表現しています。
口が目や鼻よりもすごい機能を果たしたい!と思うことが愚かなように、自分は傑出しなきゃいけない!と思うのは苦しいことです。

傑出と調和の関係は
傑出=孤立
調和=団結
ではないかと思うのです。

聖書の神様は”つながり”の神様です。

平和なつながりがあって、お互いに助け合い、高ぶらず、心を一つにする道があるんだ!と神様は言います。

弱くていい、秀でていなくていい。わたしが共にいる!と言ってくださっている方と歩む人生は幸せです!!!

こんな朝日を見るのも幸せモーメント🌞


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