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新しいタスクは、50点で良いことにする

今回は、「新しいタスクを始める時は、まず50点を目指す」という方法についてのお話です。

この考え方は、私自身が仕事をしている上で感じている課題から生まれました。この課題、具体的には2つあります。

タスクは積み上がり、意志力は消耗する

一つ目は、毎日さまざまなアイデアが湧き出てきて、それらが新たなタスクとして積み上がっていくことです。

そして、これらのタスクは結構な速さでとっ散らかります。そうなると、重要なことや緊急のことを優先して順番にこなすべきなのが、どうしても優先順位づけが上手くいかず、重要なものを後回しにしてしまったり、やらなければならないのにやらないという問題が生じてしまいます。

そしてもう一つは、タスクに追われる中で、自分が疲労してしまい、やる気やモチベーションが適切に配分できず、目指している目標や成果にエネルギーを向けることができず、消耗しきってしまうという状況です。

そんな状況ですが、コーチングを受けて、少し自分の考えを整理することができました。

それは、新しいタスクを始めるときに、最初から完璧を求めず、まずは50点を目指すというアプローチです。

新しいタスクを始める際、そのサブセットとなる細かいタスクにまた追われ、途中でエネルギーを消耗し尽くしてしまっているのが、一番の問題ではないかと思いました。つまり、タスクが完了した後に次のタスクに移るエネルギー、意志力が残っていないことが問題なのです。

そのため、意志力のマネージメント、つまり意志力をどう残すかということが重要です。

50点で良いと唱える

現状を考えると、一つのタスクを始めたらある程度の結果を出すまでやり続けなければならないという考えが、エネルギーを消耗させているように感じます。

タスクの規模やプロジェクトの規模に関わらず、完璧な結果を出すまで終わらせなければならないという思考は、エネルギーを浪費し、次のタスクを始めるのを躊躇させる原因となります。

実際、前のタスクを70、80点の完成度まで持っていくので相当なエネルギーを要します。結果、次のタスクを始める前に消耗してしまうのです。

加えて、優先順位にかかわらずにあるタスクを始めてしまうと、80点までやり遂げなければならないと思ってしまい、その日全体とかその期間全体で、優先すべきタスクに取り組むための意志力を消耗してしまっています。

これらの問題、つまりタスクを始められない、終わらせられないという課題に対して、私が考えた解決策は「50点取れば良いや」と自分に言い聞かせることです。これはよくあるアドバイスかもしれませんが、完璧さを求めるのではなく、ましてや合格点さえも目指さないというアプローチは、自分にはあっているかもと感じています。

面倒なタスクや優先したくないタスクが出てきたときでも、とりあえず50点で良いと自分に言い聞かせて、とにかくタスクに取り組む、スタートを切ることを目指します。また、「50点で良い」と思うことで、意志力が完全に尽きる前に、必要に応じてタスクを中断することができるのではないかと思います。

中途半端な完成度のタスクは、自ずと完了するか

この方法を取ると、結果として、完全に終えられなかった中途半端なタスクが積み上がるかもしれません。しかし、今の私の仮説は、中途半端な完成度のタスクを積み上げていくなかで、それでも自然と完了するタスクが出てくるのでは?というものです。

あとは、1週間や1ヶ月といった期間で自分が望んでいる方向に進んでいるのか、それとも停滞しているのかを評価すれば良いかなと思っています。

今の見込みでは、気合を入れて1個1個打ち返していくみたいな処理よりも、50点完成度タスクの積み上げ方式のほうが、まとまった期間の後に、より自分が進みたい方向に進めているんじゃないかなと思っています。

このアプローチがうまく機能するかどうかは、また後日報告させて頂きます。

ポッドキャスト

このnoteは、日々思い浮かぶアレコレを整理するためにはじめたポッドキャストを書き起こして再構成したものです。

まったく誰得?な内容のポッドキャストですが、よければ寝る前にでも聴いてみてください。