プレカットの新潮流・熊本ランベックス・上
国産材の需要拡大に弾みがつき始めた。昨年の国産材供給量は90万㎥増の1,746万㎥(第290号参照)。この増加ペースは今後も続くと予想されている。中心になるのは、在来軸組構法住宅の部材である。そこで、住宅構造材流通の中核ともいうべきプレカットの最新状況をレポートする。焦点をあてるのは、平角市場である。
平角とは、在来軸組構法住宅構造材のうち梁、桁、胴差しなどの横架造部位に使われる木材のことだ。もともと国産のアカマツやクロマツが多用されていたが、長尺大径木不足や伐採後のカビ