マガジンのカバー画像

「遠藤日雄のルポ&対論」大全集

101
『林政ニュース』の人気コーナー「遠藤日雄のルポ&対論」。2006年3月にスタートしてから一度も休むことなく、今も続いている名物連載のバックナンバーをいつでも読めるようにしていきま… もっと読む
運営しているクリエイター

#木材

大手住宅企業の国産材シフトに対応・ウッディーコイケ

埼玉県を代表する木材企業・(株)ウッディーコイケ(秩父市、小池文喜・代表取締役社長)の業…

「中目を制する」最新拠点・外山木材志和池工場

新生産システムの実施が4年目に入り、その成果のほどが取り沙汰されるようになった。各圏域の…

大径丸太の有効活用に光明 持永木材の新工場

日本の人工林が、年々成熟度合いを増している。『平成19年度版森林・林業白書』では、現在、人…

人工乾燥技術の先端を走る新柴設備+道立林産試

現在、国産材製材品に占める人工乾燥材の割合は、わずか20%といわれる。国産材関連業界は挙げ…

ロシアンショックに揺れる北洋材産地・柴木材

第51回で述べたように、ロシアは来年1月から針葉樹丸太の輸出税率を25%から80%に引き上げる…

ロシアンショックに揺れる北洋材産地・(株)石甚

世界の木材貿易が相当のマグニチュードを伴って激震を起こしそうだ。震源地はロシア。来年(2…

商社が考える国産材ビジネス・日本製紙木材

国産材流通に商社が介在するケースが目立ち始めた。商社といえば、かつて海外森林資源開発と外材輸入を一手に引き受け、国内木材市場で圧倒的存在感を発揮してきた。その商社がなぜ今、国産材にシフトしているのか? 遠藤日雄・鹿児島大学教授が東京のJR王子駅前にある日本製紙木材(株)本社を訪ね、岩渕正廣・代表取締役社長と同社関東支店の成田勝夫・物流センター長(取締役)に、商社が国産材ビジネスに参入する狙いを聞いた。 外材輸入に3つのリスク、今年はさらに厳しい 日本製紙木材の前身は、昭和

超高速無人製材システムを開発・菊川鉄工所

国産材の大量安定供給体制づくりを目指す林野庁の大型プロジェクト「新生産システム」が2年目…

天皇杯受賞・好調維持する気仙木加連工場

岩手県気仙川流域。1990年代初頭、量産製材工場開設を契機にスギ新興産地として大いに注目…

グローバル競争の条件を中国木材にみる さらなる規模拡大に迷いなし(上)

昨年3月、全国の注目を浴びて華々しくデビューした中国木材(株)伊万里事業所(佐賀県伊万里…

国産材製材の“実力”を豆原会長と考える・さらなる飛躍への課題(上)

国産材の供給量が確実に増え始めている。平成17年の木材自給率は7年ぶりに20%台に回復する見…

単品量産と決別した大型工場・ウッドエナジー協組・下

(前回から続く)スギ小・中断面構造用集成材の生産・販売で九州をリードするウッドエナジー協…

プレカットの新潮流・熊本ランベックス・下

(前回から続く)前回はプレカットの視点から平角市場に焦点を当て、協同組合熊本ランベックス…

プレカットの新潮流・熊本ランベックス・上

国産材の需要拡大に弾みがつき始めた。昨年の国産材供給量は90万㎥増の1,746万㎥(第290号参照)。この増加ペースは今後も続くと予想されている。中心になるのは、在来軸組構法住宅の部材である。そこで、住宅構造材流通の中核ともいうべきプレカットの最新状況をレポートする。焦点をあてるのは、平角市場である。 平角とは、在来軸組構法住宅構造材のうち梁、桁、胴差しなどの横架造部位に使われる木材のことだ。もともと国産のアカマツやクロマツが多用されていたが、長尺大径木不足や伐採後のカビ