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「遠藤日雄のルポ&対論」大全集

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『林政ニュース』の人気コーナー「遠藤日雄のルポ&対論」。2006年3月にスタートしてから一度も休むことなく、今も続いている名物連載のバックナンバーをいつでも読めるようにしていきま… もっと読む
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2021年6月の記事一覧

住宅着工80万戸割れ、住友林業の新戦略を探る・下

(前回からつづく)新設住宅着工戸数の増加が見込めない中、大手住宅メーカーは、自社商品の魅…

住宅着工80万戸割れ、住友林業の新戦略を探る・上

家が建たない! 昨年の新設住宅着工戸数が80万戸を割り込み、新築市場が縮小過程に入ったこと…

救世主トーセン、林地残材ゼロ「群馬モデル」確立へ・下

国産ムクKD(人工乾燥)製材で日本を代表する企業に成長したトーセン(本社=栃木県矢板市、…

中小の救世主トーセン、集成材・2×4部材に進出・上

新年を迎えた国産材業界は、波乱の真っ直中にある。新設住宅着工戸数の減少や建築様式の変化に…

秋田の再生へ③ 新たなビジネスモデルを求めて

(前回からつづく)秋田県米代川流域――豊富な森林資源を有し、全国有数の製材加工産地を形成…

秋田の再生へ②「造スギ」は集成材に使えるか?

(前回からつづく)かつてスギ製材日本一だった秋田は、すっかり様変わりした。現在では、合板…

秋田の再生へ①大手集成材メーカーが国産材シフト

日本を代表する林業県・秋田。だが、その秋田が今、苦境に喘いでいる。名門・老舗企業の倒産が相次ぎ、新生産システム(林野庁補助事業)を利用した大型製材工場の整備も思うように進まない。何とか衰退傾向に歯止めをかけることはできないか。関係者の悩みは深い。そこで、遠藤日雄・鹿児島大学教授が秋田県に入った。欧州からラミナを輸入している大手集成材メーカーが、国産材利用に転換し始めたという情報がもたらされたからだ。外材工場の国産材シフトが現実のものならば、沈滞する業界に新たな刺激を与えること