住宅着工80万戸割れ、住友林業の新戦略を探る・下
(前回からつづく)新設住宅着工戸数の増加が見込めない中、大手住宅メーカーは、自社商品の魅力度アップに懸命に取り組んでいる。その際の有力な選択肢の1つとして、国産材の利用がクローズアップされてきた。大手メーカー=外材使用という、これまでの図式は過去のものになりつつある。この変化を、国産材利用で業界の先頭を走ってきた住友林業(株)(東京都千代田区、矢野龍社長)の坂直・住宅事業本部資材物流部長はどう捉えているのか。遠藤日雄・鹿児島大学が、現場第一線の声を聞く。
構造材の国産材率は