ヒノキ量産工場に賭ける!(株)佐藤製材所
ここ数年、大手国産材製材の規模拡大が進んでいるが、そこに共通しているのはスギを原料としていることだ。では、国内針葉樹丸太生産量の15%を占めるヒノキはどうなのか。これまでヒノキ製材業は、小規模ながらも“役物”の製材で利益をあげてきたが、年々縮小を余儀なくされている。その一方で、戦後造林ヒノキは徐々に主伐期に入ってきた。では、ヒノキの量産製材は可能なのか。可能だとすれば、時代に見合ったヒノキ製品とは一体何なのか。そこで、遠藤日雄・鹿児島大学教授が(株)佐藤製材所(佐藤佑一会長、