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若い先生方へ(8)

 読者の皆さん、いつもお読みいただきありがとうございます。私の投稿の文体は、常態は先輩から教えていただき、メモにしていた内容で、敬体は今の私の添え文です。
 それでは今回は、、、
6 花は一本でよい
 廊下の一輪挿しに季節の花一輪で、空間の画竜点睛となる。教室の花瓶で子どもの感性を育てたい。
 野花でもよいから学年で廊下の花を準備し、自分の教室は一輪挿しを準備しました。校長となり学校課題の解決のために地域の力をお借りしたいと、「花の日参観日」を設定し、学校運営協議会や地域の皆さんへ花の持参とともに授業参観をお願いしました。学期に一度のこの企画でたくさんの花が届きました。今度は枯らさないように水替えの係活動が始まりました。こうして「出番を与え、役割を果たさせ、それを評価する」学校運営が一花咲きました。
7 人は環境や人から学ぶ
 環境が人をつくる。1年間学級の教室環境が与える影響は大きい。学  校環境の与える影響も大きい。環境の中でも人的環境が最も影響を与え  る。担任は子どもの前に立って常に影響を与えていることを自覚したい。  整った美しい教室に確かな教師の存在で子どもを育てたい。
 私は特別に黒板の溝をきれいにすることに傾注しました。教室の前面刺激を制限し整えることで学級は落ち着くと確信しています。もちろん後面の掲示、カバン棚もきれいに整えたいものです。
8 人は忙しいときに進歩する
「仕事は忙しい人に頼め」は言い尽くされたことばである。人は忙しい中で、忙しさを計画的に処理して進捗管理のもと仕事をこなすようになる。忙中閑あり。
 忙しいと心が亡くなるのだそうです。こういうときこそ、一服のお茶、ちょっとした趣味の時間で頭の雲を吹き飛ばすことが能率を上げるコツだと思います。
9 服装で判断はできないが、服装は物語る
 身だしなみとおしゃれは違う。学校は教育の場である。人間としての  哲学と理念が自らの服装を決めるようになる。毎日同じ背広やネクタイ  ではセンスがない。また、端正な身だしなみと品のよいおしゃれは地域  の人や保護者の信頼を得る。
 若い頃はラフな格好で勤務をしていましたが、先輩に叱責されました。ネクタイを締めると、腰骨が立つものです。そうすると、子どもも真剣に話を聞き授業に集中するものです。
10 整理整頓はできているか、子どもに負けていないか
 おおらかさと大雑把は違う。整理整頓に無頓着な人は不器用か美的感  覚に課題がある。子どもに整理整頓を求めるのなら、自分の周辺もそう  したい。きっと仕事の能率も上がる。
 まずは教室の教師用机、職員室の机の机上整理。文書や書籍が平積みされていては探す書類も見つからないし、子どもは先生のその様子をよく見ていますよ。子どもに第二の天性を与えたいなら、自身が整理整頓をしましょう。
11 公文書をつくる
「公文書の手引き」を基本として一人で公文書が作成できるようになりたい。基本を学ばなければ、いつまでたっても進歩はない。我流では同じ指摘を何度も受けることになる。
 校長名で発出する諸文書。批正できるぐらいの力をつけましょう。皆さんがご希望なら、別便で資料をお出しできますよ。リクエストがあればですが。
12 用字は何に学ぶか
信頼のおける辞書を一冊持ち、自分のノートに書き出して身につけたい。
 システム手帳を持っています。読めない字、意味不明の熟語を書き出して作っています。今でも加筆するぐらい日本語は奥が深いですね。
13 手書きかプリントアウトか
受け取って温かみを感じるのはどちらか。自分でそう思う方を正式にすればよい。
お礼は一筆箋紙でもいいので手書きにしたいものです。過去に、通知表の評価評定はプリントアウトするけども所見は手書きで書きたいとする先生がいらっしゃいました。すばらしいご実践です。このクラスはよくまとまっており、Pからの苦情もほとんどありませんでした。
 長くなりました。今回はこのあたりで失礼します。73

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