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B001 B-TAOフィールドノート

B-TAOシステムでは、フィールドノートは最初にメモを取るノートです。罫線は5mm方眼。用紙はクリームと白。Wリングで50枚綴じです。もちろんどのように使っても構わないのですが、表紙に、ノートの使い始めと使い終わりの日付を記載しておくと、後でデータが探しやすくなります。各ページにも右上に日付(YYMMDD)を記載します。

よく、メモは他人向かって書け、と言われます。これ本当ですね、私もいつも失敗するのですが、その時は状況が分かっているので要点だけをメモすると、あとで何のためにメモしたかがわからなくなります。でもこれ、中々実行出来ませんね。

B-TAOの本当の目的、「知的生産」のためにメモを取ろうと思ったら、その時の「常識」で必要なことだけをメモするのは間違っています。昔、学生だった頃、授業に飽きて「外を歩いたら気持ちいいだろうな」とか、「俺、なんでここに居るんだろう」とか、考えませんでしたか?  それこそが、メモを取るべきことです。

どこが違うかというと、授業の内容は、「外からの情報」で、それを忘れないようにメモしているだけなのに対し、「外を歩いたら気持ちいいだろうな」は、内からの情報です。知的生産は、内からの情報からしか生まれません。内からの情報が先ずあって、それを実現するために、外からの情報を集めるのです。

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これ、六本木のミッドタウンで開催されている「秘」展で見た、著名なデザイナーのメモノートです。B-TAOのフィールドノートとは比べ物にならない立派なものですが、会場にはこれが30冊余り、展示してありました。その中には、他人の言葉、他人の知識は一つも書かれてはいません。中身のすべては自分が考え、生み出した「自分の」情報です。そして、ここから「知的生産物」が生まれています。すごいですね。でも、ここに至る最初の一歩は、フィールドノートで十分実現できます。


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これはフィールドノートを半分にカットした、B-TAOメモ。ユーザーのご要望から作ったものです。

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罫線は4mm方眼、4マスごとに少し太い罫線を入れています。ご提案になったユーザーは、細かい記録をつけるためにお使いのようですね。

フィールドノート、メモは、あなたの意識の邪魔にならないよう、一切の装飾がありません。

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